レビューを報告する

  • 1.情報入力
  • 2.報告完了

このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。
この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。

「なおちゃんNTR~好きになった人は、幼なじみのお父さんでした。~」 へのレビュー

オススメ! なおちゃんは何も悪くないっ!!! ここは大事なポイント☆

2023年12月25日   TUKUNE さん

このレビューは参考になった x 137人

レビュアーが選んだジャンル :

山本ともみつ先生2023冬の新作は、親子ほどの年の差のある二人の間に、時と出来事を経て生まれる愛と欲望の絆のドラマです。

父子家庭の息子弘樹と、世話焼きの幼馴染の少女なお。父も含めて家族同然、周囲も公認の二人は、これからも一緒の人生を歩む筈だったのですが…ここで驚愕の急転☆
泥棒猫の、色仕掛けも辞さない懇願に、少年は文字通り押し倒されて、その女と一緒に他の街へ出て行ってしまうのでした。

居て当り前になっていた存在が、本当はどれだけ貴重なものだったのか、弘樹は数年後に思い知ることになるのですが。

残された、父雅樹と女の子。傷ついた彼女を優しく思い遣る大人の男と、これ以上今までの親密な人間関係を失いたくない少女。
父と娘のような二人の関係性は、時とともに、徐々に男女の愛と欲望の熱を孕んだものに変容していきます。
風呂場で鉢合わせの場面の、男の、雄の筋肉に充ちた肉体と雄渾な○○。成長した女子の眼で見たそれは、彼女に、消えない本能の疼きを植え付けて…

初体験を労わる配慮と、激しい行為への衝動が鬩ぎ合う、男の一挙一動に籠った思いを全身で感じ取る女。モノローグと描写が絡み合って描かれる、恋人達を包む濃密な共感覚は、山本作品ならでは☆

雄の烈しい欲望を受け止めて、自分から絡みつき煽りたててくる女に、更に昂り応える男。雌雄と言うと支配/服従の含意が付き纏いますが、ここでは互いに求め満たし合う愛の交歓に昇華しているかのような… 愛欲の果てに展ける美しい世界。眼福です☆☆

程なくして、弘樹が独り(★)で、のこのこ帰省して来ます。
彼が目の当たりにする現実は…

もう父しか見ていない幼馴染。居場所の無い実家。壁越しの熱い行為の音と声。
容赦の無いお仕置パートですw まあ同情はしません。



恋人達の間を通う熱く濃密な交情が印象的な一篇。お薦め☆

最後、弘樹がネトラレの性癖に目覚める場面の身も蓋も無さは衝撃的ですよ。これは必見(笑)

* は必須項目です)

理由*