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今回のTHE猥談は、会社の先輩女子と後輩男子、気になってた同士が、きっかけを得て一線を越える夜です。
作画は、商業BLで活発に執筆されている、手練の作家様。

入社時の教育係と指導を受ける後輩の間柄だった二人。どちらも意地っ張り、素直に言う事を聞かない生意気な後輩君ですが、価値観の相性は良い感じです。二人の間のやりとりには、くだけた近しい空気感が漂います。
ちなみに後輩君は彼女持ち～

～の、はずだったのが見事に破局。先輩、飲み屋でヤケ酒呷ってる後輩君を見つけて慰め会と相成るわけですが…

後輩君、ぼろぼろです。いつもの生意気男子が、失恋と酒で弱々に弱って、涙目で彼女を見上げて来ます。
画面から匂い立つ男子の可愛げ… 作家、本領発揮の場面☆

千鳥足の後輩君を肩で支えて帰る夜の道。
「うちで飲みましょ」と誘って来る後輩。
図らずも耳にかかる男の吐息。
間違いが起りそうなシチュと、男のいつもと違う一面。女の動悸もいつしか高鳴って… 部屋までの道行きの間の、女の揺れる心情を丁寧に追った一連は、読んで盛り上がりますね☆

「帰らないで」「お願い」「さみしい…」

全力で縋って来る後輩君。彼女は絆されたのか、酔いで身体が動かないのか、表に出るきっかけが無かった恋情なのか…

今までの良い関係が壊れちゃうじゃないかお前どーすんだよと今更な事を言い争いながら、酒で後先考えられない二人の欲情は止まりません。

肉厚の女性器を男の指が掻き回す刻明な手マン。猫っぽいしなやかな女体が描く美しい曲線。酔いと欲情で女豹と化したお姉さんに馬乗りで攻められる後輩君の、切羽詰まった表情。
意地の張り合いも、これからの事も、膨れ上がる交合の昂りと快楽の中で、いつしか曖昧になって…、感情を素直に開放した、名前呼びのガン突きの場面の幸福感☆ とてもえっちで良いものでした☆

素直じゃない二人を酒が取り持つ、楽しい読後感のラブコメです☆