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「理緒ちゃんとおまじないの悪魔」 へのレビュー

オススメ！オンナノコにしちゃイケナイこと☆

2024年08月19日 TUKUNE さん

このレビューは参考になった x 24人

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めちゃくちゃにされたい欲望を裡に秘めた女子の元に訪れる、おまじないの淫魔。
思春期の蒼い性の欲望と心情の葛藤を繊細な筆致で描く匠、関谷あさみ先生の人気同人シリーズの新作です。
今回はシリーズ一作目『マヨナカ侵略者』後半のヒロイン、理緒ちゃんのお話。

理緒ちゃんは、ちょい意地っ張りで強気な女の子。学校の友達にも、あんまり弱い所は見せません。けれど、進学先が違ったせいで自然消滅した元カレの事は、今でも引きずっているようで…
根はしっかり乙女です☆

最初のボタンの掛け違いは、第一話のファーストコンタクト。
「すごい下手クソだったらウケるね」
「(元カレ)と比べて?」
なんて友達との会話が、淫魔のプライドを刺激しちゃいました。

そんなわけで今回のB君は、譲ちゃんの時とはS度4割増しです☆☆
自分の欲求と快楽を認めたくない理緒ちゃんを、いじわるに、容赦無く責め上げてきます☆

「元彼よりよかったでしょ?」
部屋に、バイト先に、自由に現われてはヒロインをもてあそぶ淫魔。
口塞ぎプレイの紅潮した顔、反抗的だった眼の表情の移ろい。
焦らし責めの場面の、尻から太腿のラインの硬質ですべらかな造形(P21)
信頼の眼福です☆☆☆

意地も思い出も、抗えない快楽で塗り潰されてゆく屈辱のあぶな絵。
意志を裏切って全然我慢出来ない身体。初めてのポルチオの狼狽。今まで知らなかった巨き過ぎる感覚に、恥ずかしい、激しい反応を返して、女の子はもうなすがままに性の欲望に呑まれてゆくかのようですが、しかし…

最後にB君が踏んじゃったのは、女の子の虎の尾か、竜の逆鱗か。さてさて?
裏表紙のシーン(ちょっと笑えます)に至るまでの急転は、読んでのお楽しみです☆

青春を生きる女の子vsやり過ぎた淫魔の、間違えちゃった関係の顛末。
ちょいビターだけれど爽々しい印象を残す物語。お薦め☆☆☆