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「【がるまに限定作品】さよなら、サニーデイズ【7/13特典追加】」 へのレビュー

当たり前だと思ってた日常は脆く儚い

2023年05月01日   荅(アズキ) さん

このレビューは参考になった x 1人

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目が覚めると恋人の遥翔が泣いている。
私(ヒロイン)は交通事故にあい、脳死と判断されずっと眠っていたようで研究中の人工脳の献体として蘇生させられたらしい...

私が目を覚まして本当に嬉しそうな彼。
どんより曇っていた彼の心は晴れた。
これからは幸せな毎日をふたりで過ごしていけると思っていたのに...

ヒロインが寝たきりになり、ずっと後悔していた。
共に過ごす日々が当たり前だと思ってた。
でもそれは大きな間違いで日常は脆く儚いということ思い知った遥翔。

そんな彼はヒロインが再び自分の前からいなくなることを極端に恐れるようになります。

退院後、ヒロインが眠っている間に引っ越した二人の新居で過ごすことになりますが遥翔はヒロインが外出することを嫌がります。外出させてくれません。

「俺の前からいなくならないで」
「君を失いたくない」

そのように言われ、ヒロインも最初は我慢していましたが次第に我慢できなくなり反抗的な態度を取るようになり...

愛する人をもう二度と失わないために閉じ込めようとする遥翔。

遥翔はヒロインのことを愛してると言いつつ、自身が悲しみたくないから彼女のことを縛り付け、このような行動を取ってしまったのでは?と私は考えていました。

ですが、この考えは最終トラックで見事に覆されました。

遥翔、ヒロイン、誰も何も悪くない。
運命の歯車が狂ってしまったせいで全てが変わってしまった。

人間の脳とは心とは一体何なのか。
そういったことまで考えさせられる物語でした。

真相はぜひネタバレなしで聞いて頂きたいです。


佐和さんの演技とても素晴らしかったです!
喜び、怒り、悲しみ...様々な感情の演技を聞くことができ、とても楽しかったです!

素敵な作品ありがとうございました。

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