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「【特典ドラマCD付】官能美術館 -千匹皮-/茶介」 へのレビュー

オススメ! 脚本が素晴らしい出来。このGWにぜひ。

2023年05月08日   かまっち さん

このレビューは参考になった x 4人

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サンプルを聞いて気になっていたのが、タイミングよく割引になっていたので購入。

これ、すごいですわ…思わず脚本家さんの名前を確認してフォローするレベル。レストランなら「シェフにご挨拶させてください」って感じです。以下ネタバレ。


千匹皮の物語(夢の中)と、現実のギャラリーでの恋愛との二層構造。すごいのが、どっちの男性も、ヒロインちゃんが二つの世界を行き来していてどちらを選ぶか決めかねていることをすんなり受け入れてくれる。気にしていた「近親○○」的な要素はなし。そこもシナリオが上手でした。

もっとすごいのが、「王様」が自分が物語の登場人物「でしかない」って自覚しちゃうところ。だからトラック5「名前のない王様」からトラック7までが「悲恋にしかならない運命の恋」っていう切ない流れになります。とてつもなく官能的なラブシーンなのに泣けるという不思議な体験をしました。

よくまあこれを、1人のキャストさんに委ねましたね!サークルの他作品のように、お二人で演じ分けてもいい作品になると思います。でも、茶介さん一人に任せた。大正解だと思います!ヒロインちゃんへの気持ちの方向性は一緒だけど生きている世界の違う二人を、聞き手を全く混乱させることなく演じ分けてます。拍手です。

現実の火馬さんは現代的で軽みのある、王様は威厳があって重厚な人物造形。色気の方向性がそれぞれ違って満足。ちなみに抱き方もキャラごとに変えてます。性癖が違う二人、って感じなのも聞きどころ。だから特典トラックがとんでもないことになってますw

ヘビロテ決定、大満足な作品でした。脚本ご担当の天王洲藍さんを追いかける旅に出ることになりそうです。

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