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「篠突く雨の日には」 へのレビュー
2024年07月14日 かまっち さん
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Facet Actのサブキャラとしても登場していたぶんちゃん。 良い味出してたので、メインとしても聴いてみたくて購入。 「私が大事に思っているあなたのことを悪くいうのは、たとえあなたであっても許さない」っていう全肯定の台詞を、どこかで読んだことがあります。 この作品のテーマ、これじゃないかなあ。 ぶんちゃんって、とっても流動的だと思うんですよ。 一人称も、職業も、恋愛対象も。流動的な分、幅が広い。 そんな自分を全面的に受け入れて肯定してる、穏やかな光属性の人です。 そういう人にかわいいって褒められて、ゲームとはいえ私の中から出てきた言葉を拒否しないで、って言われ続けたら。 これ、自分に自信がつきますよねえ。口説かれ方としてとっても良かったです。 でも、最後の一押し、一線を越えるときの手練手管は舌を巻くほど巧み。 「雨で濡れたから自宅に連れ込む」ってあるあるだけど、そこからの駆け引きがちょっとクスッとくる感じで、でも有無を言わせない勢いがありました。とはいえちゃんと合意と避妊はバッチリなんで、安心して聴いていられます。 艶事も、優しさにあふれてます。かわいい、好きって繰り返し繰り返し言われて。でもちょっとSっぽい面も見せたりなど、いろんな方法で愛されて。間違いなく満たされます。この尺でこれにここまでの時間使う?ってちょっとびっくりした場面もあったし、かっぱガリさんの舌技と絶技がさえてました。 最後には、してもらうばっかりじゃなくて、自分もぶんちゃんにしてあげたい!って思うようになってました。前向きな気持ちをありがとう! いろいろ不安定なときに、ゆらいだままでいいんだよってまるごと愛されたい人にお勧めです。
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