レビューを報告する

優しくて甘さと愛情たっぷりの昼のルーチェ王子(太陽王子)と、強引で卑屈で乱暴だけどどエロい夜ルーチェ王子、両方のルーチェ王子が、同一人物なのに別人の様で二面性を楽しめる、刺激的な作品でした。
最初の太陽王子の方で、とても優しく甘くキスされて焦らされた後にくる夜王子の方は、やっと触れてくれた…!という感じで、怖いし強引なのに期待でドキドキしてるこちらに応えてくれて、これはこれで良い!!
太陽王子がしてくれなかった事をしてくれる夜王子に、体から快楽堕ちさせられる。
更に、その後明るいうちに抱いてくれる太陽王子に甘く抱かれて、夜のうちの夜王子の方では挿入までいかなかったので、やっと挿入して、心と体も両方繋がれた感動で胸がじんわり幸せな気分に。
まるで両方がお互いを引き立てて、お互いのセックスの気分を盛り上げている前戯をしている様で、本当にどちらにも愛着が湧くし、どちらが良いかなんて選べない…!
2回目の夜王子は、ついに太陽王子の方と結ばれた事を嫉妬し、初夜の時以上に強引なのに、太陽王子に対するコンプレックスが剥き出しになってしまっていて、漏らす言葉全てが悲壮な助けを求める叫びのようで、とても切ない
太陽王子に対するコンプレックスを拗らせて剥き出しにして、そちらにばかり意識がいって、愛情はないのかと思いきや、意識を手放す前に言った「愛してる」の言葉で、コンプレックスだけでは無く、ヒロインの愛情と関心を自分に向けたい子供のような駄々をこねてる様なものだと知った時には、これまでとはまた別の愛おしさが夜王子に対して湧きました
太陽王子の、夜王子に対する警戒と恐怖も、もしかしたらお互いを知れば解消されるし、夜王子の太陽王子に対するコンプレックスも克服されるでは?と思わずにはいられないし、やっぱりどちらとも選べない…

同一人物ながらも、はっきり違う二面性のある役も見事に演じこなす彩さんのお芝居も最高でした!