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女子高生2人が学園のマドンナに起こった謎を調査していくアドベンチャー。
オーソドックスなRPGのようにキャラクターを動かして進んでいき話を聞いていくのが基本。
プレー時間は丁寧に文章を読んでいくと、10時間ほどといったところだろうか。

女子高生が主人公ではある。
けれど、途中からはハードボイルド小説のような気持ちで読み進めていた。

キャラクターそれぞれの心情は繊細な部分まで、破綻なく描かれていてお見事の一言。
それでいて、核心からほど遠いモブキャラの会話は普通の高校生の感じが出ていて、作者さんのセンスが光っていると思う。

途中、ギミックも面白く感じて慣れるとしっくり来た。
ミニゲームのようなパズルも入る。
ゲーム性としても飽きはこなかった。

真実を突き詰めた先に、待っているのは決してハッピーとは限らないかもしれない。
けれど、胸にずしりとくるし、しっかりと余韻も残る作品だと思う。