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「痛み愛〜愛を知らないミナトくんは愛し方がわからない〜」 へのレビュー
2024年02月10日 Sumoa. さん
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えっちの内容には全く触れませんので、えっちについて知りたい方は、他の方々が書いた素晴らしいレビューをご参考にしてください。 こちらの作品を語るには800文字では足りないほど、ストーリーやキャラクターの魅力に溢れた作品です。 作品のタイトル通り精神・肉体的に痛みがあります。 ヤることはヤっていますが、どちらかと言うとストーリーに比重のあるお話しだと思いました。 えっちですらしんどい。思考が沼る。 キャラクター説明で察して頂けると思いますが、ミナトくんは自己肯定感が著しく低く、最初から最後まで選ぶ側ではなく、選ばれる側のスタンスです。 ネタバレを避けたいのでボカして書きますが、作中は認識の相違、思慮の浅さや理性的になれない等のミナトくんの危うさや、言動の自縄自縛なところも見受けられます。 自己肯定感の低さは絶えず彼を苦しめ、疑心暗鬼になり、お姉さんに詰め寄り確かめる。 他にも手段はあるのに痛みを伴うもので確認していると言うのは、彼が痛みしか知らないという事の表れでもあるのかなと思いました。 あらすじに「この命で…」とありますが、このセリフは視聴した後しばらく引きずります。 倫理観や一般論を持つ側からすると「なんでそんな事を…」となりますが、人生経験が乏しいミナトくんだから辿り着いたものなのでしょうか。 ミナトくんとの相違は根が深く、想像以上に心にきます。ぜひ体験して頂きたいです。 視覚情報があれば、よりミナトくんの感情を窺い知ることができますが、頼りになるものがSEと台詞と三重さんの演技なので、想像力を力のかぎり働かせ、どうなのかな・こうなのかなと考えるのがとても楽しい作品です。 ミナトくんがいう愛情は余韻があって、考える余白もあるので視聴した方々の感覚によって、違う感想になると思います。嬉しいのか、悲しいのか、絶望なのかは人それぞれ。 私のようにあれこれ考えて、苦しみたい方にはとてもオススメの作品です。
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