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「再会 vol.2 憧憬」 へのレビュー

オススメ! ゆったりと、物語が流れるが如く

2024年03月17日   ゆーゆーじてき さん

このレビューは参考になった x 1人

まず、設定・ストーリーが良かった!
先生と元教え子。少しずつ変化していく関係性と感情がとても丁寧に描かれていたように感じました。相手が大人になったとはいえ、殊更に一線を引く姿勢がリアリティさを感じさせます。
落ち着いた雰囲気でゆったりと話す茶介さんの良い声が、微妙な変化を素敵に演じてくださっています! いや、もう、ホントに「先生」でした。普段はゆっくり口調なのに、好きなものに饒舌になる所とかお見事です。

コレ聞きながら何回寝落ちした事か(笑) 聞き心地がもう、ね? 奈良先生のお声が睡眠のお供になる体験ができます(笑)

色々な意味で言葉が丁寧に綴られていて、物語を読むというか聴くというか…流れるように進みます。驚きも静か。ゆっくり。穏やか。良い意味でガツガツ感が無い。
えっちパートは最後の方で一回だけですが、だからこそ引き立っていると思うのです。
この流れで行くなら2回は多い。もし2回目が描かれていたら、急に『ただのシナリオ』になってしまい、私だったら興醒めしていただろうな…と。

あとは、ヒロインに対する向き合い方が誠実!
教え子だからとバッサリ切り捨てるのではなく、ちゃんと考えるという姿勢を示した所にも好感が持てます。
相手のことを気遣い、細部に気付く部分にも。
これはきっと学生時代から変わらなかったんじゃないかと。多分こういう所もヒロインの心を掴んだ一因だったんじゃないかと推察します。

優しい『奈良先生』は…
途中「優しい奈良先生のイメージを壊しても大丈夫ですか?」と声掛けていますが、やっぱり最後の最後まで優しい『奈良先生』のままでした。
嫉妬もドロドロじゃなく、至って可愛いものです。

(感想、書き足りん…)

作品的にはここで終わるのが綺麗なんだろうけど、個人的にはその後もちょっとだけ気になる、余地ありの愛すべき一作品です。

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