悠季さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 197位 | (役に立った数:354件) |
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投稿数ランキング | 459位 | (総レビュー数:80件) |
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添い寝屋をしているテオくんとそれを利用した眠れないOLお姉さん、一週間の切ないお話です。
ヒロインの過去回想という構成なので、5日目→3日目→最終日→初日という順番となっています。最初はそのまま聴いて2回目は時系列順で聴くのがおすすめです。新鮮味もあってよかったし、お姉さんとテオくんの交流、だんだん打ち解けていく様子がわかります。
お姉さんを優しく包み込むテオくんに癒しを感じました。
初対面時の緊張したテオくんや打ち解けた頃のちょっと柔らかなテオくんなど、一週間の中での色々なテオくんの顔が見られて、とても贅沢でした。
個人的には最後の夜が切なくて好きです。
最後だからと名残惜しそうに接するテオくん、これで別れだということを突きつけられて切なくなりました。
また、前日談SS、アフターストーリーSS、後日談漫画がもあり、テオくんの心情やその後の二人がわかるので、必読です。
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病で死が近い絵本作家のヒロインちゃん、彼女が深淵へ迷い込んで、コウさんと出会います。
断言できます、Illusionシリーズの中で一番幸せで優しいです。
偽りも自分本意もない、ただ純粋な人外×少女、異種間恋愛。偶然出会い、互いに初めての恋をした。
命をとして最後の作品を作り上げようと輝く光、それに魅いられた神様。命の人生の肯定、人間讃歌を感じて、とても大興奮でした。
最初はたどたどしい喋り方で感情もわかりにくいコウさんが、だんだん流暢に話すようになって感情も見せるようになっていったのが、人を模した神が学んでいったものを感じてとても好きです。神のままでは不要なものを人との交流で得ていく。
シアさんとはまた違ったコウさんの触手には驚きました。まさか触手の先に……
ダミヘにより、耳舐めや囁きも他のIllusionとはまた違ったものになっているので必聴です。
これまでとは違った優しいIllusion。ぜひ聴いてみてください
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2021年04月08日
平安(に似た)時代、中流貴族の娘と、彼女よりも位の高い家らしい、月の夜に現れた謎の男との話です。
以前の作品にあった生々しいゆえの没音声のように、色気たっぷりで一言目からぐっと掴まれました。吐息すらもえっっちでした。語尾の終わりに余韻のような吐息があって、そこすらも色気を感じられるよう。
時代設定に合わせた言葉回しも大変よきでした。
演技なのか?って感じの自然さがあって、とても好きです。急に耳元に迫ってくる声、右で話したと思えば左から聞こえる声、男の動きがわかるような声の動きがとても良かったです。
最初は抵抗していた娘も、だんだんと流されるように男を受け入れるようになり、想い人がいるのに男を受け入れてしまう彼女を思うと切なくもあり、逆にニマニマしてしたり、大変楽しかったです。
今回はエロ特化ということでしたが、男と娘の関係の変化や合間に挟まる幕間での会話など、気になるような話の展開で、いつも通り楽しませていただきました!
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とある人にフラれたヒロインとそんなヒロインのことが好きな向原くん。
ヒロインが酔っ払った日に送り届けた時の向原くんのキスをきっかけに、二人の関係が変化していきます。
キスだけという、その先がないゆえのドキドキもあり、さらには向原くんの言葉や行動がとても気になるようなお話です。
誠実な人だけど、ヒロインに対しては事あるごとにグイグイと攻めていく向原くんにぐっと心を掴まれます。
彼らのかかわり合いとキスで進む物語は、純愛と見え隠れする欲望をちらつかせていて……この二人の行く末がどうなるのか、気になってもっと見たくなりました。
致すまではいかずとも、ドキドキするような恋愛ものを聴きたい人、そういう気分の時におすすめの作品です。
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「心優しい聖女はショタ悪魔に囚われる~穢され堕とされ◯処理玩具~」の対となる話です。
教会が襲われ魔物に凌辱されていた聖女様を助けた聖剣の使い手勇者ソーマ。
魔法が使えなくなった聖女様に魔力を分け与えるために、行為に及ぶことになります。
何度も体を重ねるうちに、魔法薬と情事に魅了されてしまった聖女様は、町を離れることになる彼についていきたいとまでいうほどに。
匂わせるようなセリフがありましたが、彼の過去も明かされます。彼の過去と聖女様のされた仕打ち、彼女の慈悲深さ。このシリーズにしては相思相愛、性処理道具として扱っているといいながらそこまで酷い扱いをされていません。ちょっと切ない、良い話でした。
個人的には地獄の底を共に歩くCPが好きなので、後半部分はとても楽しく聞かせていただきました。
最後彼らがどうなったのかは、彼らと天使様のみが知る……なのでしょうかね。
白狼さんの声は聴いたことがありましたが、おじさまボイスとは違った青年ボイスで、こちらのお声もとても素敵だなと思いました。
おじさまボイスしか聴いたことない方はぜひ必聴を!
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シリーズ4作目です
セイルを助けた聖女様。
とある夜、ホットミルクを持って部屋にきたセイルと談笑していたけれど、急に眠くなってしまう。
目が覚めるとあられもない姿にさせられて拘束させられ。目の前では快楽を貪る教会の人々。
実はセイルは魔族だった。
ショタらしい見た目とは反してじわりじわりと聖女様を攻めていくセイルくん。
彼の過去を聞いて、ああそうなるのは納得だなと思ったりしてしまいました。神に裏切られたセイルくん、母と同じ彼女を堕としたいと思うのは必然だったのでしょう。歪んでいるけれど大事にしたいと愛したいとは思っています。
SSを読んで、聖女様のことを考えるとこの結末は彼女にとっては良い終わりだったかもしれないなと思いました。
神宮さんのショタボイスはとても良かったです。
聖騎士のロイドの声も演じられていて、こちらの声も大変素敵でした。
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オラクル様の神託のもと、幸福を享受する世界。
精神科医のヒロインのもとに、薬の横流しを勘ぐり、幸福警察の我妻が訪れます。
レジスタンスの仲間に知らせようとした矢先に我妻が現れ、あわや殺されるというその時、オラクル様の神託により、ヒロインと我妻さんが運命の相手であることが判明。
ここでスタンガンで気絶させられるのですが、この先も何回かスタンガンを使われるシーンがあるので、サンプルで確認して苦手な方はSEなしを選ばれると良いと思います。
終わりはなんとも言いがたい、墜ちてしまったがゆえの幸福を感じました。
本編中で我妻さんの過去も判明するのですが、個人的にはボーナストラック、IFがとても好みの展開で、こっちの終わりになるのもいいなぁ~~と思いました。
おまけフォルダには、世界観についてわかる設定資料集がついていて、よりこの世界について深みがまして、他の人達にも登場してほしいなぁと期待してしまうほどでした。
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甘絡尋問から数ヶ月後のお話です。
今回は前作よりもストーリー重視で、新たなキャラも登場してリオの秘密、リオとヒロインの新たな関係を垣間見れるお話でした。
いつものようにリオに慰められ抱かれているヒロイン。リオも変わらず加虐的です。
そんな中で、記憶の混濁や立ちくらみなどがあるリオ。これが物語を動かす要素に。
新キャラとして、前作で話題に出た罪人の女が送られる女衒の主人、シャルが登場します。彼とリオの会話では、ヒロインと話している時以外のリオの意外な反応が見れたりしてとても聞き応えがありました。そして、リオが隠していることの一端が垣間見えてきます。
今回は、この女衒の主がとても良く物語を動かしていたなぁと思いました。リオもヒロインもそれぞれ、シャルと会話をするのですが、そこで判明するもの、彼らが気づくもの、動いていく歯車たち。
本当は感受性豊かな優しい人で、でも尋問官の家である以上その任を果たさねばならず。そのために周りにも隠れてとあることをしていたリオですが、ヒロインと出会ってから関わる中、彼の内で変わったもの、取り戻したものがあるような、一人の男が一人の女と出会い、恋のような愛のような何かを得たお話だなと感じました。前作から気になっていたことも回収されてとても満足でした。
椎名さんのお声は今回も素敵でした。リオは変わらず低めでセクシー、シャルとの会話でのいつもと違う様子、声色の端々からにも表情の変化が見てとれたり、さらには女衒の主の高めで明るいコロコロと表情の移り変わる声も聴けてとても満足でした。一粒で二度美味しいとはまさにこのこと。
R18トラックは9トラック中3トラックと少なめですがそれぞれ濃いシーンですし、物語全体は二時間半とボリュームたっぷりで、物語重視の人は充分楽しめる一作になっていると思います。