雪たんさんのレビュー一覧

なんて優しさと甘さに包まれた作品なのでしょう。
聞いててここまでゆったり甘えた気分になれる作品とは…糸掛四季くん、おそるべし。
取り繕うことなく、正直に気持ちを伝えてくれるので、何もかも委ねていいという気持ちに自然と導いてくれる男の子です。
なでなでぎゅーってたっぷり甘やかしてくれますし、とにかくヒロインちゃんを大事にするぞというスタンスは作中絶対にブレません。
少しずつ進む好きの自覚、そしてだんだんえっちに欲張りになる様子が大変くすぐったい気持ちになりました。なんという多幸感。
日常パートも多く、はよ本番えっちをくれと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、その日常があるからこそ輝く後半のえっちがあります。ぜひ日常も飛ばさずに堪能してほしいです。
これまでたくさんのえっちな音声を楽しんできましたが、この作品を聞くと自分まで初心になるような錯覚を覚えました。
私のことを大切に大切にしてくれる四季くん、これからもよろしくね。

あくまでフィクションと分かっていても、時代設定が大正という部分で言葉づかいが気になるところがありました。そのあたりに詳しいわけではありませんが現代に多様される印象のある「やばい」と、古い印象のある「まら」「男根」が共存しているのが少々気になりました。「エロい」もちょっと違和感…荒い言葉づかいの清さんなので、まあそういうこともあるだろうと考えれば良いのですが…時代設定をあえてしているなら、その時代設定を壊さない表現の方が好みでした。
ガーデンバースという世界観は初めて知りました。細かく解説が資料として入っていたので、難なく設定に馴染むことができました。
清さんの苦悩、ヒロインちゃんの苦悩。どちらにも共感してしまい、なんで幸せになれないんだろうと胸が締め付けられました。えっちの最中、気持ちいいはずなのに苦しそうで悲しそうで…聞いている側としてはえっちに浸るというよりはドラマに浸っていました。切なく苦しいドラマに…

催淫クリニックの二作目となります。今作からの視聴でも「催眠により、夜伴先生とするえっちなことが大好きになってしまった」という前提を把握していれば大丈夫かとは思いますが、せっかくであれば前作からのご視聴をおすすめします。
催眠によって夜伴先生からの快感が日常生活に侵食しているヒロインちゃん。今作ではよりその侵食が進みます。
えっちの最中には畳み掛けるように「僕」を刷り込まれ、夜伴先生を感じることが当たり前、常識のように落とし込まれます。今作は施術中にその環境の効果音が組み込まれており、より臨場感のある施術にとろけました。今自分が催眠状態なのか、それとも覚めた状態なのかが曖昧になってきます。今作は催眠音声ではありませんが、えっちにとろける状態は夢見心地でした。
私は実際の催眠も大好きなのですが、まさか催眠の感覚共有をシチュボで聞ける日が来るとは思いませんでした。ありがとう、夜伴先生。ありがとう、ひらめさん。
夜伴先生がかけた伏せられた暗示とは何なのか、ぜひご自身の耳で確かめてみてください。

この番外編の予告が出てから発売まで、家の大掃除をして下着やパジャマを新調してハルさんを待っていたヒロインちゃんは私だけではないはずです。
本編中に家の具体的描写が少ないため、本当に私の家にハルさんをお迎えしたという臨場感を脳内で作りやすくて大変良いです。それぞれのお家でハルさんのためのスペシャルプランを務めることができると思います。いつもよりハルさんを責めるパート多めで、なんとフェラではごっくんまで!
知識豊富なハルさんに排水溝の心配をされるとは思いませんでしたが、これは実体験おありですね…?と色々と想像を巡らせることが出来るの描写があるのも面白かったです。
甘えた姿のハルさん多めですが、ハルさんもえっちな欲張りさんなので止められるはずもなく。煽り上手ハルさんの高等テクによるオナサポは実用性大大大です。これは音声聞かなくてもハルさん想像しながらイケるようになりそう…ってレベルです。
恋人としての時間も充実しており、気持ちも満たされて幸せでした。まさかの嫉妬対象には笑わせてもらいました。本当にハルさんはかわいいと思いつつ、これは一種の職業病なのかもしれませんね。笑
癒しのASMRトラックも数は2つと紫月園にしては控えめですが安定のクオリティ。おやすみとおはようを自宅でハルさんと迎えられる幸せに、お耳も心も大満足な作品でした。

ビジュアルと作品概要から、ヒロインちゃんの意志はひとかけらも尊重せずに無理矢理な監禁生活を送らせているのかと思いきや、彼との真の出会いやそこに至るまでの彼の心情を知ると、思ったよりまともな思考の持ち主なんだと分かりました。
いや、かなり言語化が難しいです。私が彼の経歴や心情に同情というか共感してしまってそう思っているだけで、彼についてそんなん知ったことかと感じる方も当然いらっしゃると思います。
様々な事情から心が疲弊した彼にとって、ヒロインちゃんは救いでありましたが、そのヒロインちゃんとお付き合いのための手順は踏もうとしています。ただ想定外のことがあったせいで、監禁という手段をとらざるを得なくなっただけで…
苦しい監禁ではなくでろでろに甘やかしていますので、外に出られない以外は自由なのかな?と言っても体は完全に快楽漬けですし、逃げようとすれば快楽によるお仕置きもされます。ヒロインちゃん、容易くお潮吹いちゃう体にされていることを考えると、相当仕込まれてますね…
ひらめさんによるでろ甘えちモードの声と、(恐らく)素の声との演じ分けは本当に素晴らしく、彼の抱えた闇と葛藤をひしひしと感じることができました。

どずどりさんの催眠音声はスクリプトも月村さんが書かれていましたが、今作はしさにさんが担当されています。書く人によりどれほど毛色が違うか楽しみにしておりましたが、なるほど全く別世界の催眠体験でした。また今作は月村さんのCVに加え、紗藤ましろさんによる女性CV版も同梱されており、好みで聞くもよし、聞き比べもできますね。SEなし版も同梱されていました。
催眠による「落ちる」体験、ここに今作は大変時間をかけていて、いわゆる性的快感とは違った催眠の心地よさをじっっっくり味わうことができました。催眠で落ちるのもとても好きなので、ここに力を入れてくださったのは大変嬉しかったです。
カウントで徐々に落ち、目覚め、案内人さんの「落ちて」の一言で一気に落ち、上下に意識を揺さぶられる感覚は夢心地でした。
そして人形化のターンです。人形化も催眠状態も語り手に従う(委ねる)という点で同じもんだろ思っておりましたが、ここまで変わるんですね。私が甘かった…驚愕しました。頭は人形に、体は人間に変わるパートがあるのですが、体はガクガク動くのに快感は全く感じず、奇妙な体験でした。人形化している間に蓄積された快感を人間に戻すことで一気に味わうことになるとは…絶頂我慢とひと味もふた味も違う感覚でした。
マゾ向け作品の多いどずどりさんですが、案内人さんからはあまりSっ気は感じませんでした。案内人さんはあくまで案内してるだけですからね。

ひらめさんの狂ったような笑い演技が大好きなのですが、今作…大優勝です!カナメくんのパワー覚醒時の嬉しそうな狂い方が大変癖でした。
ヒロイン唯一の心の支えであったカナメくんの真の姿を前に驚きからの躊躇はあれど、最終的に両思いハピエンなのでご安心を。パワー全開発情モードのカナメくんのじゅるじゅるなキスから伝わってくる独占欲には圧倒されました。
なぜカナメくんが凶悪な化け猫様になったか、そしてヒロインちゃんへの執着心のわけもきちんと語られるので、ストーリー込みで楽しめました。果てしなく深いカナメくんのヒロインちゃんへの想いには、ちょっとほろりとしてしまいました。そんなに長い長い間、ヒロインちゃんへ想いを馳せていたんだと考えたら、彼の本気度がよく分かるでしょう。
淫紋書き込み描写が結構簡単にあっさりでしたので、個人的にじっっっくり書き込み描写欲しかったなーと…(ただの欲張りです)
厄災の神様だけど、ヒロインちゃんのお願いは聞いちゃったり、猫モードの可愛さ(ひらめさんのにゃーんごろごろに頭ばっちーんされました)、そしてヤンデレ気質な一面もありで、一作で何杯もご飯いけるようなおいしすぎる作品でした。

ci-enで公開されていたこちらの記者君追加音声、おまとめで購入できて大変助かります。ci-enですとそれぞれの視聴が結構大変だったので…
ご視聴の際は同サークル様の記者君をぜひとも聞いておいてくださいね。
本編はかなりM色強めの作品となっておりましたが、追加も負けず劣らずのドM向けに仕上がっています。本編を視聴した上での追加音声となっているため、導入はあっさりと、しかし指輪による暗示で確実に催眠へと落とされます。「はっはっ」という呼吸でお腹への快感を自覚させられるのには驚愕いたしました。息をするだけでお腹が気持ちよくて、何かを考える隙を与えないこの容赦なしの快楽には屈服せざるを得ません。絶頂の感覚を忘れ、気持ちいいのにその先へ行けない焦れた体験は催眠でしか味わえないですよ。
本編はルートにより総合視聴時間は変わりますが、こちらの追加音声は1日10-20分のコンパクトなデイリー作品ですので、本編さえ視聴済みであれば日々短い時間で快楽沼へと行けるのも良いところでした。

甘いマスクに騙されてはなりません。先生、かなりの超絶技巧をお持ちのドSでございます。そしてヒロインちゃんは、素直な反応を見せるかなり従順なMでございます。
攻めるところではばっちばちのSっ気を見せてくださいます。こちらのサークル様のS描写が大好物なのですが、今作も私のM心を掻き立てる素晴らしきSっ気でした。たくさんの言葉攻め、ごちそうさまです。
そんなつよつよ伊勢先生ですが、トラック5で伊勢先生が弱さや不安をヒロインちゃんへ包み隠さず話してくれるのがなんとも嬉しくて、くすぐったさで思わず口角上がりました。ただ流れに任せて行為に至ったわけではなく、伊勢先生が心からヒロインちゃんへの愛情を持った上でえちえちに溶かしてくれたんだなって伝わりました。これは次回作はすげぇのが執筆されるでしょう!なんともすごい独占欲と言いますか、ビッグなラァブと言いますか。
たくさんの苦悩があったであろう伊勢先生の救いになれたこと、編集ヒロインちゃんとして誉れ!これからも愛あるSっ気を見せてほしいなと思いました!

最初から不穏な空気がムンムンのカイくん。金魚さんへの微笑ましい(?)語りかけなのに、どこか少しおかしい…ヒロインちゃんへかける言葉からも、表現し難い「何か」がありました。突然の豹変と作品紹介にありましたが、表に出たのが突然だっただけで、この歪みはずーっとカイくんの中に存在したんですね。購入特典にあった歪んだきっかけから、着々と歪みが成長を遂げたようです。優しいんだけど、何か燻るような微妙な違和感を覚えました。ここの怪しさを醸し出す演技はさすがのひらめさんです。
それが表に出てからは狂気です。ヒロインちゃんは良かれと思ってかけた言葉が、カイくんにとっては裏切り。カイくんなしでは生きられない誓いを立てさせ、心も体も依存させます。寸止めを上手に活かしており、快楽に逆らえなくなるヒロインちゃんの様は本当にえちえちでした。まさに飼いごろし。冒頭の金魚さんへの語りかけが、こんなふうに活きるとは…ゾッとしました。こんなのホラーだよ。
普段催眠音声をよく聞く身としては、絶頂のおまじないとしてちょっとしたことはあれど、これをシチュエーション内で催眠の暗示として扱うには表現不足かなと思いました。