双樹さんのレビュー一覧

ソファで寝入っている恋人に悪戯してたらだんだんエスカレートしていって…というお話です。

受けは体格が良くて少々ズボラ。ベッドに行かずにそのまま寝てしまいます。
攻めはかわいい系の外見に反して寝ている相手に結構なハードプレイを仕掛け、途中で目を覚ました受けに怒られます。(あれは誰でも怒ると思う)

でも、寝てる間に火をつけられた受けの身体は、ちょっとした事で再燃。そのまま結局最後まで。

寝てる受けはとってもセクシーで思わず手が出た気持ちは分かるーと思いながら読みました。

花屋の店員をしている主人公の元にある日あやしいイケメンが「面倒を見てほしい」と言って得体の知れない植物を持ち込みそれが夜な夜な…というお話です。

主人公は転生者で孤独な前世と今世をぼんやり憂いている寂しがり屋。多少強引だったとはいえ、渡された植物をそのまま自宅の寝室にまで持ち込んで育てる相当なお人好しでもあります。

ザ・ファンタジーで、剣や魔法は出てきませんが、お相手は樹から生まれた触手が相棒の人外(見かけは人)です。

攻めは化け物と言って差し支えない外見ですが、そうでありながらもわりと人に受け入れられる絶妙なバランスで描かれていると思います(目四つあるけどいけます)。

受けとの絡みもコミカルとグロテスクの狭間というか、ちょっと可愛いと思った次の場面で、ヒヤッと背筋が冷えると言った具合に揺れ動きそれがとてつもない吸引力です。

その上エロさもじゅーぶんにあるという、ハマった人間にとってはまさに神作品。

静止画で絶対ダメという方以外は一回ご覧になってみてはいかがでしょうか。

受けは好奇心旺盛で探究心に溢れた新米研究員。
向上心というか野心もあって欲に忠実です。
そんな受けがジャングルで未知の亜人である攻めと遭遇し、大発見に興奮して調子良く喋りかけているうちにお持ち帰りされます。

受けの性格が自分の知的好奇心を満足させる方に全振りされてるため、振る舞いはかなり情緒に欠けますが、そこは言葉の通じない相手。大きなトラブルになることもなく、互いのしたいように行動した結果、なんだかハッピーなエンドになりました。

警察学校の寮で同部屋の同僚(同級生)にムラムラをぶつけてみたら、思ってもみない扉を開くことになった受けくんのお話です。

ピュアだけど欲望と快感に正直な受けくんは、経験豊富(ただし女性経験)な攻めくんに、無鉄砲にアタック(物理)し、返り討ちで押し倒されてあれよあれよと…。

最後、点呼のシーンのノリがツボでした。

作者さんの作品はキャラクターがいろいろな葛藤を抱えていて、人との出会いや肉体的/精神的な交流を通じて内面が変化していく様が丁寧に描写されています。

今回はシチュエーションプレイでないと行為に至れないという恋人のためにさまざまなコスプレをしていますが、格好がどうとかより2人のプレイが激しすぎて、ちょっとスポーツ観戦している気分になりました。タフだなぁ。

今回は3作品入っています。

どれも構図が特徴的で、攻めから受けを見た時の魅惑的な眺めだったり、受けの肉体がより肉感的に感じられるような、やや下からの眺めだったり、しっとりした肌感を感じられる描写も相まって読む側の気持ちを高めてくれます。

パパ活を行う受けは、一見完全にお金目当てという体ですが、気持ち良くしてもらえる、身体を満足させてもらえるのも理由なのがうっすら感じられるテイストになっていました。

虚勢を張って強がる受け好物です!

今回の受けは、社長になるために各部署を回って根回ししています。それも上から目線で高飛車なボンボン。
世間知らずなせいか、とある部署の仕事を1日体験してくれたら票を入れるという言葉にあっさり応じてしまいます。
そして体験というのはモニタリングで…というお話。

絵は動きが見えてよかったと思います。一つのコマの中にアングルの異なる絵が複数入っているのはちょっと混乱したかな。ん?どういうふうにつながって…ないのか、みたいな。いったんわかれば普通に楽しめました。

今まで見てきたピアスで一番グッと来たかもしれません!

輪っかとか、描かれ方のバランスによっては取れそうで怖いなぁと思ったりしますが、獣人らしい発達した胸筋の先端にピタっとくっついているピアスは刺激が直に伝わっていきそうで、イジメ心がくすぐられました。

鋭い牙とか爪とか強力な肉体を持っている狼さんが、ワンコになって自分から尻尾振って構ってアピールするところと、ここぞというところで男前を発揮するところ、そのギャップも含めてとても楽しめました。

獣人&SMものがお好きならぜひ!

作者さんの作品の特筆すべき点は、切なさや心揺さぶられる心理描写と多彩なエロを両立できるところかなと思います。

受け(モブさん)が相思相愛の攻めの前から姿を消すために、隣国の学園に編入したあと、攻めとよく似た姿と声を持つ人物Aと出会ってどうしても気になるそぶりをしてしまい、その思わせぶり(本人自覚なし)な態度に、Aもモブさんが徐々に気になり出したところで、本物の攻めが登場(モブさんを自力で追いかけて来た)。モブさん、攻め、Aの三角関係(と言うか結果的にラブラブカップルにAが横恋慕した形)に。

このまま泥沼になるのかと思ったら、ここから急展開を見せます。想像だにしない展開で今回も楽しめました。