Elenco recensioni di 鞠緒

お互いが再婚相手の連れ子として出会い、義姉と義弟の関係に。

少しでも仲良くなれればと距離を縮めようとする姉さんと、まるでそれを疎ましがるように素っ気ない態度を見せる義弟の澄来くん。
そんなすれ違っているかのように思える二人の想いが、快楽の中で激しく交差しながらも絡まり合い、雁字搦めになっていくお話。

義弟×義姉、睡眠姦、無理矢理、メンヘラとわりと不穏な要素がてんこ盛りですが、実際に紐解いていくと意外にもラブラブで、ハピエン好きさんにも安心して読んでいただけるかと思います。
拗らせに拗らせ抜いたメンヘラ男子の執着を舐めちゃイカンとばかりに、身体にも心にもぎゅんぎゅんに自分自身を押し付けて入り込んでくる澄来くんが愛おしく思えてくるから不思議。

ほぼほぼエロシーンで構成されており、それがはちゃめちゃにドスケベではあるのですが、それだけではない「何か」がそこにはあります。
快楽を盾にした、一種の心理&攻防戦とも言えるのではないかな?
個人的には二人の中での「手繋ぎ」という行為の特別感に、グッとキてしまいました。

大好きな音声作品のコミカライズ版という事で楽しみにしていたのですが、期待を遥かに上回る内容に歯茎剥き出しでﾆｯｺﾘでした。
澄来くんがこの行為に至る所以の前日譚がオマケのミニドラマとして付属しているので、作品のファンの方にも新たな楽しみがあってオススメです!
そしてこのコミカライズの先のストーリーは音声作品に収録されていますので、もし続きが気になるという方は是非とも聴いていただければと思います!!

急な体調不良から目覚めたら、自分自身の身体がまさかの女体化。
ホルモンバランスの乱れにより発症が見られる、性転換症候群。

ホルモンの分泌が安定しない思春期とかに多いのかな?
見知ったクラスメイトが突如としてばいんばいんのおっぱいを携えて戻ってきたら、そりゃ周りもびっくりするよね。

設定はなかなかに複雑ですが、ストーリー自体は清々しい程のエロ極振り。
DTな自分では扱いきれない「女性の身体」をヤリチンのナツキくんに教えを請うたがゆえに、己の身をもって「女性」としての快楽のなんたるかを容赦なくスパルタで叩き込まれていっちゃいます。

女体化というワードで地雷かもしれない…と二の足を踏んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、「男の子として犯されている」感はそこまで主張していない印象だったので、ほぼほぼノーマルCPとして楽しめる内容かと思います。
可愛らしい絵柄からは想像がつかないぐらいのモロ淫語多用で、オホ声もアリ。
あまりにも快楽に雑魚いユキタカくん(ちゃん?)がひたすらにえっちで可愛いので、ドスケベ特化をお探しの方は是非!

個人的には最後のオマケの前日譚にｷｭﾝでした。
こちらはまだユキタカくんが性転換前でBLとも取れなくはない内容でもあるので、苦手な方はご注意ください。

今作では描かれていなかったそれぞれのキャラの背景の深堀りも…との事だったので、続編を楽しみにお待ちしていたいと思います!!

驚くほどフレンドリーに車内でこちらへと詰め寄り、恍惚としながらｽﾝｽﾝとフェロモン吸いを堪能してくる好青年(声帯判断)
痴漢ってこんなナチュラル話しかけてくるもんだっけ…?

ぴったりと背後から身体を密着させられ、弄られ続けること一週間。
耳元で卑猥なワードを囁かれながら、日に日に際どい部分へと侵入してくる指先。
抵抗するどころかノリノリで身を委ねて快楽を貪りまくっちゃうファンタジー設定ながらも、痴漢ならではの背徳感はしっかりと味わわせてくれるところがポイント高めだと思いました。

そして毎朝彼の手でご機嫌伺いがてらに可愛がられる事が当たり前となり、限界を迎えたところで判明する痴漢の正体。
「さっきまで君のまんこ触ってた痴漢だよ」とあまりに潔すぎるオレオレ自己紹介と共に、流れるようにトイレに連れ込む手際の良さがもうね…

電車の中では出来ないあれやこれやでお楽しみし尽くされ(お互いに)もうお嫁に行けない!!と嘆いていたら、更にはまさかの自宅凸きちゃ…!な鬼ピンポン。
どこまでも快楽に従順なこちらの懐へ入り込む手段を、辰平さんはよくわかってらっしゃる。
彼なしでは生きていけない身体にさせられた上で、こんな素っ頓狂な出会いからは考えられないぐらいの純愛路線で畳み掛けられ、しっかり心まで鷲掴んでくれちゃうんだよなぁ。
でも初えっちの記念にぱんつまで強奪されたのはおこだよ。

蓋を開けてみれば似た者同士、これぞ運命の出会いといっても過言ではなかったのだと思います。
ここまで貪欲に新しい扉を開く事への探究心を追求し合える相手なんて、そうそう見つかるものじゃないよね。
これからもどんどんお互いの癖を擽り、抉り合いながら、二人だけの愛のカタチを築いていっていただきたい!

ただ会社ではそこそこの役職に就いているという事なので、公然〇いせつ的なアレで社会的に抹殺されないようにだけは十二分に気を付けていただければと思います…!!

恋人いない歴史=年齢なまじめOL富田ちゃんと、そんな彼女を何かと気にかけてくれる先輩の水野さん。
そんな二人が出張先で台風に見舞われた事をきっかけに、距離をぎゅぎゅん!!と縮めていくお話です。

冒頭からがっつりとどエロくて若干の不穏さすら感じさせますが、読み進めていくと絶妙なバランスでラブコメ要素が散りばめられており、重すぎず軽すぎずとても読みやすかった印象でした。

根っからの生真面目さんな富田ちゃんは、ヒロイン特有の鈍感っぷりを全力で発揮しながらも、嫌味がなく、天然ドスケベさすら可愛くて純粋にガンバレ!!と応援したくなる女の子。
きっとこれは水野さんも同じ気持ちだったと思うんだ。
けれど富田ちゃんの無自覚さに煽られ、良い先輩としての仮面を剥ぎ取らざるを得なくなった先に待つ顔が、これでもかという程容赦のないオス。

服の下でぱつんぱつんになって押し上げてる様からして、既に凶悪極まりないったらもうね…
初めてなのにあまりに感じやすくて雑魚い富田ちゃんを責め立て追い立て、心も身体も自分専用へと仕上げていく怒涛の勢いが凄まじかった!
でも逃げ場なんて一切ないその過程にちゃんと愛があるのを感じられちゃうのが、ズルいしときめいちゃうんだよなぁ、と。

こんなに可愛らしい絵柄なのに、驚くほどのメガ盛りつゆだくなドスケベアングルとシチュエーションを味わい尽くせるホクホクな作品でした。
サクッと読めるページ数なのにストーリーもえっち面も大満足でニッコリ!オススメです!!

ゴミ捨て場に廃棄されていたアンドロイド。

放って置くことが出来ず連れ帰り、ルディと名付けた彼と始まる共同生活。
同じ時間を過ごしていく中で少しずつ心と身体を通わせ、お互いにその存在を求め合える関係になれるまでの過程が、とても丁寧に描写されていました。

旧型でアップデートもされておらず、日常生活を手助けするという意味では少々難アリなルディくん。
「所詮捨てられていた野良アンドロイド」と己の至らなさを卑下するかのように自嘲する姿に、何とも言えない気持ちになって心がぎゅっと締め付けられてしまう。

反面、夜の生活のサポート性能には長けており、まるで水を得た魚のように自分が求められている、ようやく役に立てているのだと歓喜し奉仕する彼の健気さがもうね…
使命感のようなものに駆られながらも、その中に滲むマスターへ対する抑えられない欲情が見え隠れするのにグッとキてしまったな。
一生懸命で優しくて、でも与えられる快楽は容赦なくて、なんかもう難しい事はとりあえず置いておいてルディくんとの時間をただただ大切にしたいという気持ちでいっぱいでした。

前の持ち主からは不当な扱いを受けていたルディくんだけれど、権利書と一緒に捨てられていたというのが、不幸中の幸いだったのかもしれないね。
きっとこの権利書がなければ正式なマスター登録やアップデートも出来なかったんだろうなぁ…
己の欲望にすこぶる忠実なオプションもりもりに出来た事にも感謝しか…!

アンドロイドに限らず異種間の恋って、先々のことを考えるとどれだけハピエンでもどこかに切なさややるせなさを引き摺ってしまうんだよね。
同じ時間軸の中で共に生きて同じように老いて朽ちていくという事は、どうしても叶わないのかもしれない。
けれどマスターと出会い共に過ごせた時間が、彼がアンドロイドとしての生を全うする中で、かけがえのない幸せな時間であったと心から思えるよう切に願います。

日々積み重ねた努力が認められ、ついに任された大きなプロジェクト。
そのサポート役として、ドイツ本社から赴任してきた黒銀さん。

どうにもうまくコミュニケーションが取れず、意を決して声をかけた事がきっかけで解き放たれる彼の真っ直ぐな想いに、ドキドキきゅんきゅんさせられるラブストーリーです。

イケメンなのに寡黙で強面でとっつきにくい、そんな男子が心を許した相手にだけ従順わんこみ大爆発させて甘えてくるのって、唯一無二な特別感があってすごくイイよね。
殊更自分にだけ無愛想だった理由が、油断してると顔が緩むから必死に仏頂面キメ込んでたとか、何ソレ可愛すぎでは!?
本当ならドイツまで持ち帰ろうと思っていたという想いを、普段の八神さんのお声より1トーン低めのおっとこまえな声で告げられちゃうもんだから、その内容の可愛さがより際立ち心臓鷲掴みにされちゃうんだよなぁ!

気持ちがバレてしまったのなら、と潔くむしろ押せ押せ前のめりながらも、きちんと待ても出来る聡明さ。
けれどいざヨシの合図を出せば、今まで我慢してきた分も貪り尽くすように尻尾ぶんぶんで覆い被さってくる獰猛さ。
余裕なく必死でマーキングしながら甘噛みしてくるその姿がすこぶるえっちなのに、あまりに健気でやっぱり可愛いと愛おしいという気持ちが勝ってしまうんだよね。
ドーベルマン男子とはよく言ったものです。

勢いや情に流されるわけではなく、自分の実力をもって彼の隣に立ちたいと言葉に出来るヒロインちゃんのストイックさにも好感がもてました。
そんな彼女だからこそ、黒銀さんも好きになったんだろうね。

しっかしドイツ語の台詞が出てきた時には己の無識さを呪っちゃったな…
後々検索をかけるのではなく、ストーリーの流れの中できちんとその意味がわかっていれば最大級のときめきを味わえたのに…くっ!
ドイツ語の知識がある方は、そんなお楽しみもあると期待していただければと思います!

マゼンタスワンさんの安心と信頼のドスケベシリーズ。

くっきーたんさんが演じるパティシエ
→久城 架紫(くき かしお)

やだもうドスケベに突入する前からニッコニコにさせられてしまいましたやん…!!

それにしても、お菓子作り教室もリモート受講出来ちゃう時代なんだね。
初心者どころの騒ぎではない丸腰過ぎる状況を見兼ねて結局は対面で教えてもらえる事になったんだけれど、計量は無視だし、材料はド派手にぶち撒けるしで開幕から現場はてんやわんや。
それでもそんなガサツ女子に呆れることなく、優しく丁寧に根気よく、架紫先生が手取り足取り腰取り(?)指導してくれちゃいます。

下ごしらえからダマのほぐし方、果物の皮をむきむきした後の味見もお手の物。
かき混ぜと泡立てはとても大切な工程なので、特に入念に。
空気を含ませながら捏ねくり回し、角度や調理器具も必要に応じて変更し、当然のようにクリームも追加投入。

当初はクッキー作りだけだったはずなのに、いつの間にやら中から溢れ出すほどクリームたっぷりなパイまで出来上がっちゃってたな…
プロのパティシエってすごいね!?

ご教授いただいたお菓子作りの工程やコツを羅列してるだけなのに、もうドスケベな意味でしか捉えられないこの脳は、既にツヤッツヤにテンパリング済みなのだと思います。
それもこれもシリーズ過去イチとも言える勢いでノリノリだったドスケベヒロインちゃんの努力の賜物だねっ!

気になる方がいるかもと思ったのが、ボウルと泡立て器がぶつかり合うシャカシャカ音。
金属が擦れ合うあの独特な感覚がわりとリアルな上に長めに入っていたので、苦手な方はSEなしを選択していただくのもアリではないかなと思います。

tr.1 06:24
tr.2 17:57
tr.3 21:27
tr.4 16:01

各trの時間の記載がなかったので参考までに。
サクッと聴けちゃう尺でゲージMAXまでドスケベチャージしたい方は、是非!

本編60%がキスシーンとは…?
と、予告の段階からｿﾜｧ…と半腰浮かせてましたが、実際に聴いてみるといやこれは予想の範疇を超える体感大上振れ。

なんかもうね、最初から最後までずっとキスしておりました…
え、これ本当に60%?80%はちゅっちゅ音響いてたんじゃない?
むしろ頭の中は120%隼人くんとのちゅーで埋め尽くされてしまう事不可避な勢いで浴びせられるキスの嵐に、溺れ狂わされてしまう作品がコチラ。

「友達ならキスでは興奮しない」という謎理論のもと、お酒の力でグイグイ後押しされながら始まる「キスだけ」の関係。

意識してないって事は友達同士のキス
万が一その気になっちゃったなら相性がわかったという事でヨシ

そんな隼人くんの言葉になるほどわからん!いやでもわかるようでも…と思考を巡らせようとする度に、降り注いでくるキスが理性を根元から絡め取って行ってしまうんだよなぁ。

そしてホロホロと融解され溶け出していく「友達」のライン。
耐え切れずその先を強請っても、こちらが完全に陥落しきるまではしっかりと待ったをかけてくる隼人くんの天然ドSっぷり。
煽り倒され焦らしに焦らされまくった心と身体が、満を持してその手に堕ちて来たことを確信した上で手を差し伸べてくるあたりが、あざといを通り越して策士なのよ。

思うがままに転がされる事に奥歯ｷﾞﾘｨｯとさせながらも、その腕の中に全力でダイブするという以外の選択肢が見当たらないのも悔しい。
最初からわかりきっていた負け確と言われればそれまでだけれど、それでも彼の可愛い本音に触れられると、何もかも許容してその想いとごと受け止めてあげたくなっちゃうのがズルいなぁ。

心ばかりの仕返しにすらきっちりお返しされちゃう負け戦に幸せを噛み締めつつ、ちゅーのいっこいっこに込められた特盛の愛に、頭のてっぺんから足の先まで浸り切りたいという方へ是非とも聴いていただきたい作品です。

無理矢理真紘くんに組み敷かれる事から始まった関係性。
その中で彼が抱える孤独と繊細すぎるが故の心の闇に触れ、歩み寄る事が叶った前回の続編。
そして、一方的にぶつけ合ってきた感情のすれ違いがようやく交わり合い、二人が築き上げる想いの集大成となる今回の完結編。

概要にもあるように、今作のみでも純愛ストーリーとしてお楽しみいただけるかとは思います。
ただシリーズ通して聴いてきた方には、真紘くんが発する一言目から、心臓がぎゅっとなるようななんとも言えない感情が胸の内に溢れてしまったのではないかな。

声のトーンからしてもうね、本当になんというか…とても晴れやかなのね。
陰を背負ってるとも思わせるようなダウナー系だった前作までが嘘のように、自分の心の中にある気持ちを真っ直ぐに見据えて包み隠さず伝えてくれて。
「自分」という存在を認めてあげた上で想いを言葉にして紡ぐなんていう事が出来たのは、もしかしたら彼の人生の中で初めてなのではないのかな?と思うと、込み上げてくるものがありました。

自分の生い立ちや置かれている環境からのただの逃げ場だったセックス。
そんな真紘くんだからこそ「好きな人とするものなら、あんたとしたい」という言葉に、何よりも先生への想いが込められている気がしてしまったな。

そして甘々駄々っ子でおねだりする姿が愛おしいやら可愛いやら…
俺の言葉じゃ重みがないと自嘲する彼に、いやもう真紘くんだからこそなのよ!?とどうか伝えてあげて欲しい!切実に!!

心も身体もお互いの想いと快楽でぐちゃぐちゃになりながらも、ようやく一番大切なところで繋がれたというあたたかな気持ちでいっぱいでした。
その胸の痛みも苦しさも、全部引っ括めてそれが恋っていうものなのだよと、一つ一つ真紘くんが先生の側で気付いてたくさんの幸せを手に入れられますように。

3部作、最後まで本当に楽しませていただきました。
ありがとうございました!

はじめの出会いではお姉さんが吸血鬼くんに助けられ、二度目の出会いでは吸血鬼くんがお姉さんに助けられ。

怪我を負っているのに行く当てのない彼を放っておけず保護する形ではじまる、共同生活。
そんな優しくて場の空気に流されやすいお姉さんと、孤独な吸血鬼くんのお話です。

吸血鬼モノとしては王道なストーリー展開とも言えるかもしれませんが、お姉さんと吸血鬼くん双方の思いやりや心根の優しさが随所に垣間見えて、全体的にふわっと柔らかい雰囲気が漂う作品だったように思います。

複数プレイありとも思えるサムネではありますが、実際の登場人物は二人のみ。
少年と青年、なんとお姉さんの倫理観次第で、お好みのままに見た目を変えてくれちゃう親切設計。
それでも雰囲気や喋り方までガラッと変わるわけではないだろうから、普段日常で接してきた少年の姿が絶対に脳裏にはチラつくだろうし、なのに目の前で自分に触れているのは何もかもご立派すぎる大人という現実。

ギャップと、拭いきれないインモラル感。

まさにその部分を表してくれているかのような一枚が作品のジャケ絵として起用されているところに、「作品を魅せる」という作者さんのセンスを感じてしまったな…

みんな大好き吸血=催淫効果ももちろんアリ。
可愛らしい絵柄ながらもしっかりとえっち、でも無理矢理や乱暴な描写は一切なく、イチャらぶや純愛好きさんにオススメです。

これからお姉さんの気持ちがどう変化していくのか、そして吸血鬼くんが彼女の身体だけではなく心も手に入れる為にどう奮闘していくのか。
是が非でも続きを読みたい作品です!