鞠緒님의 리뷰 일람

推しの恋愛事情に炎上するどころか、野次を飛ばしながらも見守り応援するまよねーず民の民度すごない?

漢になってこい!!!!!と赤スパで背中をぶっ叩いて気持ちよくなっていた側のはずが、聞き覚えのあるイケボくんからのまさかの押しかけガチ告白。
いやぁ、人生何が起こるかわからないもんですね。

晴れて恋人となった配信者まよねーずこと智和くんですが、ノリがよくお調子者なキャラとは裏腹に、意外や意外に真面目で堅実的。
本業よりも稼げちゃうぐらいの人気配信者にも関わらず、そこに驕らずしっかりと地に足付いた生活してるんだよなぁ。
きちんと将来を見据えてお付き合いしてるよというのが口だけではない事を行動で示してくれるのって、嬉しいよね。
場所は違えど見つめ合い続けていたお互いに推し宣言は、流石に可愛いがすぎる。

そしてその「推し」としての立場をフルMAXで活用してくる囁き攻撃の破壊力たるや。
推してる側からすれば最強SSR級のお声を武器にされておりますゆえ、いとも簡単に理性を跡形もなく融解されてしまうんだよなぁ…
こんなん完全に負け確ですやん。

わりと早い段階からチラつかせてくれていたSっ気が、徐々に覚醒していく様がお見事としか。
そんなこと!?と思うようなことでも従順に両手広げて受け容れられてしまうように、いつの間にか彼から与えられる快楽にズブズブと浸かりきってしまっておりました。


一体どれが本当の智和くん?


聴き進めていく中で様々な顔が垣間見え、そんな言葉が脳裏をよぎりザワつきそうになる心。
でも彼の甘やかで容赦のない愛を前にすれば、そんな些細な事なんてもうどうでもよくなってしまうのかもしれないね。

狼の半獣人である、イケメン且つシゴデキな暁斗先輩。
どんなお誘いも斬り捨てｺﾞﾒﾝな彼の姿に、自分の想いも届くはずねぇ!と半ヤケで合コンへ足を運ぶ日々。
そしてそんな合コン通いする背中を悶々と見守る先輩。

いやぁ、この両片想いの醍醐味であるジレジレ感たるや。
しかも合コンへと繰り出す理由に元彼を使ってしまったものだから、嫉妬心剥き出しの独占欲でクソデカ感情をわからせてもらえるハッピーセット感がたまらんでした。

久々にお前と飲めるのが嬉しいと尻尾振ってくれてた可愛い先輩はどこへやら、連れ込まれた先輩宅で繰り広げられる拒否権一切なしの元彼(概念)への上書きセックス。
おっと睡眠姦か!?と半腰上げたら、俺がお前に俺自身を刻み付ける様をしかと見届けよとばかりにえっろいちゅーで起こされ、その腰を降ろす隙すら与えられぬまま先輩の一世一代の漢気を見守る事と相成りました。

なんかね、狼獣人さんって舌が長いんだって。
散々こちらを甚振り尽くしたソレを「べっ」て見せつけてくるのもエロいし、お前の舌も見せてからのべろちゅーは確約された脳トロ確定演出なわけですよ。
耳舐めならぬ耳食べかって勢いの0距離ジュル音も、とろっとろになった指に舌絡み付けて恥ずかしい音立てるのも、脳波バグるのでどうかおやめろください。
寝ている間にしっかりと整えられた身体を以てしても、勝てるわけがないんだよなぁ。

モフ要素はナシでしたが、ご立派すぎる獣人ちんこの丁寧な機能説明は完備な親切設計。
それでもその放出量は規定外すぎて…おなかぽんぽこりんだよコレ。
でもきっと、それも幸せの膨らみだねﾆｺｯ

「隙間ないぐらいにぴったりとくっついて」というのが物理的にだけではなくお互いの気持ちもそうで、心と身体が満たされるってこういう事なんだろうなと、改めて実感させてもらえた気がします。
それに気付かせてくれる為に当て馬になってくれた概念の彼氏、ありがとなー!!

濁流のように押し寄せてくる淫語に正義感や理性を一切合切呑み込まれ、あらゆるドスケベ要素でギラギラと装飾された神輿を担いで脳内ﾜｯｼｮｲお祭り騒ぎ!
もうあふれちゃうよぉ…と泣き喚いても、一欠片も零させまいとキャパ完全無視で容赦なく注入され続けるド下品エナジー!!

この約1:20という尺に体力気力全てのエネルギーを根こそぎ持っていかれた。
オラ元気ありあまってんぞ!!!って時に聴くのをオススメします。いやこれマジで。

悪役幹部に快楽堕ちさせられる正義の味方ってだけでえろっちぃ設定なのですが、まぁ見事にメス堕ちがやめられない止まらない。
逃げるとか反撃とかそんな思考に1ミクロンも及ぶ隙なく、ロセウス様から与えられる快楽に頭を垂れて平伏すことでしか生きている意味を見出だせなくなってしまっていたよね。

地球外生命体であるロセウス様はそのドスケベさも巨根っぷりも当然規格外。
催淫効果のある唾液で早い段階でメロメロにしてくれたのは、過剰な快楽と理性による激しいバトルで精神が崩壊しない為の優しさだったのかもしれないね。
ぜぇんぶ俺のせい!という甘やかな後方支援を受け、残党理性に更に追い打ちをかけ跡形もなく打ちのめしてくれるアフターケアも完備。
手厚いサービスありがとねぇ。

そしてロセウス様のねっとりぐっちょぐちょな囁きが耳元を掠める度に背筋ﾋｭﾝｯてなるんだけども、その湿度と粘度を共有させられるかのようなべろちゅーの破壊力たるや。
「濃厚ド下品べろ交尾」という表現がまさにすぎて。
イッてるの知ってるは語呂が良すぎてﾆｯｺﾘ
地球の皆様へトロマンピンクの名に恥じないお別れの場を設けていただき、誠にありがとうございました。

しっかしどれだけドスケベワードを羅列されても、八神さんのお声だと下品に聞こえないのは何故なのか?
代わりとばかりにこちらがド下品なメスに成り下がっていく事で釣り合いが取れてるのなら、まぁいっか!(?)

落ち着いたノーブルオーラを醸し出すお声にきゅるるんと甘えられるからこそ、グッとクるものがある。
八神さんの後輩キャラ、大好物です。

良い先輩後輩という関係性を築け上げてきた賜物か、しっかりと先輩を敬う姿勢を表しながらも、わんこのように尻尾を振って懐いてくれる遥音くん。
用意周到過ぎるぐらいにこちらの好みへと先回りしている感アリアリなのが気になるところですが、それでもそんな彼を可愛いと思わないわけもなく。

すっかり油断しきって遥音くんの自宅に足を踏み入れた後の、背後で響く扉が閉まる音。
それが全ての始まりであり、そして終着点でもありました。

蓋を開けてみればヘヴィ級のクソデカ執着でぶん殴って来るタイプのヤンデレだった遥音くんですが、この属性特有の「先輩も待っていてくれた」「先輩も喜んでくれてる」の押切体制で、話が通じないったらねもうね。
更に快楽堕ちまでのレールを敷き詰めるのがあまりにも巧み。

特にあれだ、舐め音の異常なまでの粘度の高さがエグ最高。
脳波揺るがすその水音で、理性をいとも簡単に融解してくる遥音くんの秘技が常時発動。
おかしくなぁれ♪と絶対に防げない最上級魔法をかけていただきました。ありがとうございます。

もちろん何の躊躇もなく中出しだけど、中でも俺たち出会えたかな?みたいに言われるとｷｭﾝとしちゃってさ…
これがもう絆されてしまったという事なのかな?

突き詰めていくと判明する遥音くんとの出会いは、その始まりから既にヤバ男の片鱗がぷんぷん香っていてだな…
いくらなんでも覚醒が早すぎやしませんか。
傍らで自分を慰めてくれてる少年が新しい癖の扉を開いて内心ﾊｧﾊｧしてるなんて思わんよね?

拗らせに拗らせ抜いた「守るのも泣かせるのも俺だけ」の精神が流石の徹底っぷりで、こんなん逃げられるわけないんよ…ねぇ?

無意識が生んだ産物。
けれどその無意識や無自覚が一番の罪とは、まさにこの事なのかもしれないね。

タイミングのズレや、家族になったからこそ改めてそういう雰囲気へと持っていく気恥かしさから来るすれ違い。
けど一緒にいる時間が長ければ長い程「こんな事言わなくてもわかってくれてる」という甘えが発動しがちで、それをきっかけに更に溝が深まっちゃったりするよね。

1つ選択肢を間違えればマンネリや倦怠期という底なし沼にドボンしちゃう可能性だってある中、その空気を察知した旦那様が提案してくれた、ポリネシアンセックス。

いやもうさ、光希さんの奥様への愛があまりに深く慈しみに溢れていてだな…
その優しさに包まれながら終始「愛されてる」を実感させてもらえるあたたかさに胸がきゅっとなってしまう。
「これからの二人」の為を思ってこんなにも尽くしてくれる人、早々いないと思います。

究極に焦らし抜き高め合っていく過程は言わずもがなドえっちなわけですが、1日目の開幕5分で白旗掲げさせられるとかもうね。
これからどうやってグズグズにとろけさせられ、5日後の自分がこの腕の中でどんな風に抱き潰されているのか。
そんな風に期待値を爆上げしてくる光希さんの煽り性能がレベチ。
イマジネーション界のレジェンド来たれり。
正直、1日目が一番エロいまであると思いました。

連日の擬似ｾｯとも言える愛撫に一方的に追い込まれるわけではなく、彼の昂ぶりも赤裸々に伝えてくれて「同じ気持ち」を共有してくれるのも嬉しい。

ただ、4日目はアレだ…若干フライング気味だったかもしれませぬ…いや、中まででなければノーカン!?
ここで絶頂寸止めとかなら心のM子が総立ちでスタオベでした。
堪え性のない雑魚理性でｽﾏﾇというお気持ちです。

時間をかけてお互いを深く求め合う事で、身体の結び付きだけではなく心の繋がりも確認し合える焦らし界てっぺんクラスのプレイ。
こんなにも全てを丸裸にして見せ合ってしまったら、少々の事ではもう気持ちが揺らいだり不安になる事はないかもしれないね。

狼の獣人司狼くんとのらぶらぶ同棲生活。
大好きな彼を喜ばせようと計画していたお誕生日サプライズがバレてしまいそうになり、冒頭から早くもてんやわんや。

絶対に当日まで隠し通したい私vsなにがなんでも口を割らせたい司狼くんによる仁義なき戦いがいざ開幕!!
となるのだけれど、これ勝ち目ある?と頭抱えるしかないドえっちな取り調べの席を設けられ、開幕1秒で白旗掲げたくなっちゃったな…

刑務官という職業柄を生かした観察眼と洞察力で追い込まれ、それでも頑なに口を閉ざしていたら抜かりなく下着のシミまで探り当てられちゃう身体検査が始まるし、待ってましたとばかりに手錠まで登場してもうお手上げ。
刑務官が取り調べ…?とかその辺りはアレよ、ノリと雰囲気って大事やん?
イメプの定石打たれて「狼の私より啼くのが上手い」とお褒めに与れるぐらいに、ヒンヒン言わされました。

それでも最後の砦を守り通したガッツの末のサプライズ、クールな印象の司狼くんが素直に喜びを表してくれていて嬉しかったなぁ。
そしてこちらが思っていた以上に大きな愛で包み込んでいてくれていた事実にもｷｭﾝ。

一気に糖度120%増しな展開に脳内お花畑で司狼くんのお腹をモフってキャッキャしていたら、その浮かれた首根っこきゅっと引っ掴まれるようにドSみチラつかせてくるから油断も隙もあったもんじゃありません。
でもその愛故の意地悪にすら幸せ噛み締めて、結局は全て受け容れてしまうんだよなぁ。

「番の証である音」ってすごくいい言葉だし、それが触れ合う事で愛しい人と一緒にいれるという事を実感出来ちゃうのが素敵だなと思いました。
まだまだ手放しで隣同士で過ごしていくのが簡単ではない中、お互いの想いを貫き通して大切に愛を育んでいく姿に胸が熱くなっちゃったな。

本編完走後に特典のSSに目を通すと、司狼くんの真っ直ぐな愛とその深さをより感じられ、幸せの大海原へと飛び込めるので是非に!

シゴでき後輩くんがね、とてもわかりやすく好意を示してくれつつもわんこのように懐いてくれていてですね…
いやぁそれがどえらく可愛くて、初手から心臓ぎゅんっっっ!!!ってなりました!

しっかし無料詰め放題サービスかってぐらいに山程詰め込まれたお砂糖でお口ジャリジャリさせながら甘ぇ美味ぇありがてぇと歓喜していたはずなのに、不意にピリッとした刺激が喉元突っついてくるから不思議。

そして気が付いた頃には、とろけた甘蜜に足を取られる中で振るわれる鞭に囚われて、逃げられなくなっている…
そんな舌が馬鹿になったのかと錯覚しそうになるぐらいにくるくると味変するストーリーに、まんまと翻弄される作品でした。

そもそも、八神さんが演じる後輩キャラというのがなかなかにレアなのではなかろうか。
後輩でありながらも、否後輩であるからこそ、彼女の前で余裕のある男として取り繕っていた部分。
そこにね、こちらも甘えすぎてしまっていたのかもしれません。

とりあえずひたすらええ声で脳波乱してくるのが一番の大問題。
あ、でもウィスパーボイス欲しがり屋を発揮してうきうき音量上げてたら、その後襲い来る特大リップ音に見事痛恨の一撃食らいました。
水音系SEも全体的に音量大きめです。鼓膜管理にご注意ください。

けど自分の知らない匂いが好きな人から香るのってたまらなく嫌だよね、わかる。
赤ちゃんのようにお尻ぺんぺんされ、人質に取られたクリはゼリーをつけたブラシでゴシゴシ磨かれ真っ赤になって猛反省。
スペンス乳腺開発という貴重な体験誠に感謝。
後輩くんはどうやら夜の方も博識シゴできくんの模様。

「浮気の基準」が完全に伏線となり見事に回収されていく過程に、自らが撒いた種と言えども容赦がなさすぎて天を仰ぐしかなかったな…
彼への愛が揺らぐ事はきっとないとは思うけど、その甘咬みを期待して、お利口なわんちゃんをまた狼さんに変身させないようにだけは気を付けようね…!

夏だ!海だ!!盛大なるハメはずしだーーー!!!

リゾート地での短期アルバイト。
こういう今しか!ココでしか!!なシチュエーションの出会いって、何故か何百倍もキラキラ輝いて見えちゃうよね。
そんな開放感とドキドキに満ちあふれた一夏の思い出を疑似体験させてくれる作品が、コチラ。

ヒロインが二人。
二人が好きになったお兄さんも二人。
そしてその二人のお兄さんもヒロイン二人が大好き。
それならお互いがどちらとも付き合っちゃえばいいんじゃね?

そんな不可思議でそうはならんやろ的に倫理観ｸﾞｯﾊﾞｲな関係性から成り立つ2×2フォーリーが、なんとも想像を遥かに上回る破壊力でした。

自分の目の前にいる大好きなお兄さんにトロトロに溶かし尽くされながら、もう一人の大好きなお兄さんと親友の情事を同じ空間の中で見て聞いて、その熱を肌で感じるリアル感がもンのすごいんだ。
雰囲気に流されまくって自分自身も当然えらいこっちゃな事態なんだけど、絶妙なバランスで向こう側へと意識をチラつかせられ、その上でまた引き戻される。
その繰り返しの羞恥心への煽り性能の高さよ。

そしてお互いに見ていた&見られていたという状況を踏まえた上でパートナーが切り替わり、それをもスパイスに更なる高みを目指せるというドえろ極まるシチュを、ヒロイン二人分堪能できる贅沢盛り。
今まであったどんな複数プレイとも違う、新感覚の2×2フォーリーという新たなる脳トロ確定演出マシーン爆誕の瞬間に立ち会えたきもちです。

「夏は許してくれっから!」
という空気よりも軽くてチャラいノリで語られる純愛に、まんまと魅せられてしまったな…
夏って最高やね!!(ﾁｮﾛ)


同梱のSSはどうぞ本編完走後のお楽しみに。
この二人のお兄さんへのイメージが、また少し違ったものへと変わるかも?

自分の物差しだけで「誠実さ」を測っちゃダメなのかもしれないね、うん!

車椅子生活のお嬢様と、お屋敷御抱の庭師。

夜の帳が下ろされ、庭師がお嬢様の寝室へと薔薇を届けに訪れる時間にのみ交わされる二人の秘め事。
二人だけの世界。

お互いに決して明言はしない「寝たフリ」と「寝たフリに気付かないフリ」という、暗黙の了解のもとに成り立つインモラル感を滲ませた関係性。
そこにグリッと見事なまでに癖を抉られてしまうんだよなぁ。

この特別な時間だけは自分達を隔てる身分の違いも取り払われるかのように、彼が「ココにいる」という事を実感させてもらえるのが嬉しい。
美しく高潔な一輪の薔薇の如く甲斐甲斐しく手入れをされ、愛でられて。
その唯一無二の存在を己の手により蕾から花開かせていく悦びに打ち震えながらも、決して自分自身が手折る事は許されないのだという想いを吐露する彼の姿があまりにも切なくて、胸がぎゅっと締め付けられるようでした。

そしてストーリーの中でさりげなく零れ落ちる言葉に「?」となりながら迎えた、ハッとするようなラスト。
儚く脆いように見えて、何よりも鋭いその茨の棘に囚われ雁字搦めにされていたのは何であり、誰であったのか。
それをご自身の耳と心で、しかと見届けてもらえればと思います。

薔薇の香りと静寂に包まれる中、対比するように熱を帯び、湧き上がってくる抗いようのない劣情。
この美しくも淫らな想いや欲が交わる時間を描いた寝たフリローズの世界観に、時を経てまた出会えてとても嬉しかったです。

ありがとうございました!

素行のよろしくない義弟を心配して何かにつけて構おうとする姉と、その差し伸べられた手を頑なに振りほどいて背を向ける弟。

するりと掻い潜る腕をそれでもなお鷲掴んで引き寄せてしまったがゆえに、彼が抱えていた闇へと一緒に堕ちていってしまうまでのお話。


セックス依存症


わりと重めなテーマではあるものの、短めの尺の中で展開されるエロと湊くんの感情の揺れ幅を捉えたストーリーのバランスが非常に良く、とても没入し易い作品だったように思います。
無理矢理系ではあるし怒鳴られるシーンもありますが、そこに過度な執着や恋愛的な要素が乗せられていない分、わりと感情面ではライトというか。

けれどドライというわけでは決してなく、一度こうなってしまった以上は絶対に逃さないし、逃げるという概念すら失うぐらいのホールド力で絡め取られていってしまうのが、ゾワゾワさせられてしまうんだよなぁ…

依存症といってもその行為自体に嫌悪感を持っているわけではなく、どちらかと言えば「どうせヤるなら楽しく」な精神で、路チューから腰砕けになるスレていない姉を優しく誘導してくれる湊くん。
けれどその追い込み方は容赦なく、脳髄に直接響くウィスパーボイスでなけなしの理性を一欠片も残さず溶かし尽くしていくからコワイ。

そして「絶対にこの人だけはダメ」と拒み続けていた相手への劣情を剥き出しにし、倫理観をかなぐり捨ててセックスという行為を以て支配する側のロールへと君臨。
そんな湊くんという絶対的な存在に屈しながらも、心のどこかでごめんねという気持ちが拭い切れなくて、なんとも言えず切なくなっちゃったな。

彼が「家族」として大切に思っていてくれた事は確かな事実で、だからこそ引いていてくれていたであろう境界線。
それを無理矢理踏み越えてしまったからには、これからも共に快楽という名の闇に溺れていくしかないのかもしれないね。

それこそが、彼への懺悔になればいいなと思います。