鞠緒さんのレビュー一覧
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投稿数ランキング | 23位 | (総レビュー数:416件) |
いちおし作品
もう記憶の片隅でモヤがかがってしまっているような古い思い出。
小さな頃に森の中で遊んでくれた優しいお兄ちゃんと、夏休みの間一緒に過ごそうと交わした約束。
けれど、その約束はその時は果たすことが出来なくて…
おそらく元ネタの内容を頭に入れてからこちらの作品を読む方がドキドキ感もゾクゾク感も増すかと思うので、もしホラーが苦手でなければ、まずは本家に目を通すことをオススメさせていただきたいです。
いやぁ、洒落怖スキーにはたまらなく刺さるお話でした。
きっと当時は森へと魅入られているに勘付いたお母さんのおかげで、事なきを得たんだよね。
しかし時を経て「約束の地」へと足を踏み入れてしまい、その果たされない約束を待ち侘びていたお兄ちゃんと再び出会ってしまう事は、もう必然と言えるのかもしれません。
異種姦、へニペありですが、2本同時に…というようなハードな描写はなく、ただひたすらに快楽という名の檻の中で溺れさせられていきます。
元ネタでキーとなる祟り的な部分からはお兄ちゃんがそっと守ってあげた上で囲ってしまうというところが、容赦ないんだよなぁ。
まさにこの季節のタイミングだからこそ、背筋がひんやりとしてしまう物語。
永遠に終わることのない夏休みに囚われたい方は、是非。
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2023年07月21日
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まるで物語の中の正義のヒーローのような彼との運命的な出会いからの、オスみ溢れるThe体育会系なガツガツ濃厚えっち。
かと思えば身体だけではなく心まで満たされちゃうような溺愛脳トロまで付いてくる、お得感もりもりのハッピーセットな作品でした。
最高か。
消防士さんという職業柄のイメージそのままに、駿護さんが醸し出すオスみがとにかく半端ない。
これぞ頼れる男!むしろ漢!!
その男気の権化のようなオーラを引っ提げ両手を広げて待っていてくれる安心感に、喜び勇んで飛び込んでいけちゃうんだよなぁ。
だからと言ってオラオラ肉弾戦でわからせてくる脳筋タイプというわけでもなく、優しさと包容力も兼ね備えてるのがズルい。
ハジメテの時もなし崩しではなく同意を得てからコトに進んでくれるし、自分不器用ですから…なんて事もなく、きちんと言葉にしてお気持ち表明もしてくれるんだ。
まさにハイブリッド彼氏。非の打ち所がなさすぎる。
ただ唯一の難点を挙げるとするならば、アチラ方面に関しては待ったのきかない節がございますので、その点だけはお覚悟を。
場所時間問わず求められ「一回なら大丈夫」という悪魔の囁きにホイホイ耳を傾けようものなら、えらい目に遭います。
大型わんこみがあるなと思っていたら、その属性もあってなのか舐めが執拗なまでに濃厚だし、ゴクゴク飲まれちゃったりもした…よね…?
本人からすると大好きアピールの一環なのでしょうが、無意識にスンスン嗅がれてるのも背筋ヒュンッってなっちゃう。
特技の鼻が利くってそゆこと!?
まさに「食い尽くす」という駿護さんの言葉そのままに、おいしく料理されていただかれてしまったなぁ。
こんなドエロくて激しい「これからもよろしく」の伝え方をされたのは初めてだったけど、今後もよろしくされるのに応えられるようジムにでも通って基礎体力作りを心がけたいと思います。
何卒お手柔らかに、たのむ。
気遣いが出来てたくさん甘やかしてくれる、言うなればスパダリ気質。
自分の事が大好きすぎる彼氏の瑛斗くんにとことん愛されながらも、少しだけ箍が外れた彼の優しいSっ気も垣間見れちゃう、そんなドキドキな同棲初夜のお話です。
寝込みを襲われ、理性の限界突破でイチャラブえっち。
王道とも言えるパターンながらも、この移行過程の要所要所で瑛斗くんから浴びせられる「まだ起きないでね」の甘やかな圧を、是非体感していただきたい。
可愛い可愛いと熱の込もった声で囁かれながらエスカレートしていく愛撫に、いやもうコレは流石にちょっと…!となる絶妙なタイミングで、毎度真綿の枷をはめられるようなもどかしさを味わわされるのがたまらんのだよなぁ…
みんな大好きえっちなオノマトペも常設されてる安心設計。
まるで小さな子をあやすような口調で、脳の中心からとろけるぐらいの糖度を以て可愛がり尽くされるお覚悟をお願いします。
限界を迎えた時に「イって」ではなく「おいで」と言われるんだけど、この言葉に瑛斗くんの優しさと包容力が詰め込まれている気がして、個人的にはとても好きでした。
あと、最後のtrのお風呂シーンが挿入なしなのに天を仰ぎ見るほどのえっちな仕様で寿命が見事に伸びました。
ありがとうございます。
どこまでが本当に寝ていると思われていて、どこからが寝たフリだと気付かれているのか。
瑛斗くんの反応を耳と肌で感じながら、そんな答え合わせをしてみるのも一つの楽しみかもしれません。
社畜極めて限界迎えたおねーさんのポッカリ開いた心の大穴に、治安悪めな裏垢男子が見事すっぽりしっぽりホールインワンしてしまうお話。
このおねーさんの弱り方とか思い詰め方とかって、思うところがあるというか、共感できてしまう人には見ていて胸が痛むものがあるのではないかな。
一瞬のタイミングが決定的なタイミングとなり、その深い沼にズブリと足を踏み入れてしまうまでが、もう必然とまで思えてきてしまうから怖い。
フウマくんに関しては流石と言いますか、女の子の扱いには手慣れていて、もちろん当たり前にえっちもお上手。
舌ピってエロいよなぁと思っていたら、フウマくんのガッシリ過ぎず細すぎもしない最高の身体にさり気なく描かれているヘソピがこれまた癖に刺さる!イイ!!
おねーさんの陥没気味な乳首が、フウマくんに気持ち良くさせられてお顔出しちゃうのがドえっちな上に可愛くてニコニコしました。
おねーさんが内に溜めに溜め込んでいたものを垂れ流す瞬間のようにも思えるあの「へへっ」には、フウマくんだけではなく私も心臓ギュンッッッっとなっちゃったな…
そしてドSみ発揮させて散々弄ばれて、ただ単に身体で繋がる関係と思わせてからの、ここぞという時に発揮される最強の包容力。
こんな驚異的な浸透率の優しさをもって囲い込まれたら、フウマくんという存在に全細胞まで侵食されて絶対に抜け出せなくなるじゃんね。
でもまぁあれだ。
この関係に未来はないとか、いつかはあのブロックされた女の人みたいにポイされるんだろーがとか、そういう事がチラリと脳裏に過る気がしなくもないですが、それを考えるのは無粋ってもんです。
今は今として、この荒んで渇ききった心と身体を快楽という魔法で満たしてくれるその腕の中に寄り掛かり、頭空っぽにしてよしよしされてみるのも幸せなのかも。
壊れきったオモチャにフウマくんが飽きてしまうまでは、ね?
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2023年07月16日
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「据え膳食わぬは男の恥」
そんな諺がございますが、据え膳を用意する側、それを食らう側がここまで完璧に取り揃えられちゃう事も早々ないと思うんだ。
唐突に有無を言わさずお邪魔されて何事かと思ったけど、なるほど…異性の先輩と止むを得ずと言えどラブホにinした挙げ句、呑気に泡風呂でリラックスしちゃってましたか、私。
まさに整いましたさぁどうぞと言わんばかりの大判振る舞いっぷり。
それはもう良い上司であろうと努力してくれていたオオカミさんも、仮面を引っ剥がしていただきますしに来ちゃうというものです。
バタバタと暴れればあられもない姿が丸見えなるし、耳元では良いお声を流し込まれながらちゅっちゅされて理性はゆるゆると溶解分離。
こんな状況で身も心も捕獲されてしまい、優しくも逃げ場のない快楽へとまんまと流されてしまうことは、もうどうか許して欲しい。
こんなん拒めんって…!!
誠実さをアピールしながらも、しっかりとそちらモードへ誘導していく先輩の抜かりのなさ。
それもこれもこちらが快楽にょゎょゎなのを見抜き、もう我慢ができないとおねだりさせるまでを見越しての布石だったのよね。
このタイミングでそのトーンでそうくるか、というお心ど真ん中狙い撃ちも誠にありがとうございます。
全部下のちゃん陥落の瞬間来たれりすぎだよこれは…このシゴでき先輩め!!
脳トロ状態でも忘れさせないようきっちりと言質も取られ、無事に心にも身体にも月井先輩という存在を刻み付けられることと相成りました。
このシリーズの一作目が大好きだったのですが、前作とはまた違ったテイストながらも、この尺だからこそのリアル感にドキドキさせられちゃうのがイイよね。
「サクッと手軽に」という面でお気軽感があるかと思いますし、white mistさんの作品をより多くの方に知ってもらうきっかけにもなりやすいんじゃないかな。
これからもたくさん展開していって欲しいシリーズです!