戸惑うほどエッチで、サディストで、どこか寂しげで。
生々しい色気の漂う市長さんでした。
声の色が変わって、別の人格かと思うほどSに豹変するのに、終わるとスッと戻る感じに生々しい男を感じます。
魔性の男だなと思いました。
ゴクリと喉を鳴らす音に欲望を感じて、無言でベルトをはずしてチャックをおろすあの時間に、ドキッとしました。
淫語を織り交ぜた広島弁の言葉責めと笑い方が、凄く良かったです。
彼女の、強くて意思のあるようなところまで笑いながらなじるのが、一番くるものがありました。
普段聴くことのできない、広島弁の色んな響きを堪能できたのも嬉しかったです。
キスがとてもエッチで、舐め方も舐めつくされる感じで鳥肌が立ちました。
佐地さんの自慰シーンと、それを後で暴露するセリフもドキッとしました。
雨をしのぐ場所なんて他にもあるだろうに・・・
佐地さんが彼女の家に行くシーンが好きです。
甘い告白になるかと思いきや、そこから徹底的に追い込むような攻めがまた激しくて、彼女も簡単には堕ちなくて、たまらない展開でした。
聴き終えて、トラック2の最後の場面を思い出しました。
佐地さんがひとり、泣きそうな感じにも聴こえて。
そういう姿を、他人にはあまり見せない人なのかなと思いました。
彼女の身を案じる発言もしていました。
彼女やお互いの仕事を大切にしたい気持ち、でも彼女が欲しい気持ち。
効き目が不確かな薬を使ってでも、佐地さんは全てを叶えようとしたのだろうかと、ふと想像しました。
欲は自分にもあるから否定できないし、あんな風に欲をぶつけられたら、男を感じて心も揺らぐ。
もっと知りたくなる。
「~僕んこと嫌いになる?」のセリフが好きです。
彼女の気持ちが気になる佐地さん。
そこで好きって言わない佐地さん。
任期が終わったら関係が変わるのかな・・・
「また会いにくる」って、あと何回こんな夜を過ごすのか、切なくてたまらない気持ちになる、夢のお話でした。