su_se1的鑒賞一覽

ちょっぴりドジで仕事にまっすぐな好青年な大椰くん。聞けば聞くほど大きいわんちゃんです。
そんな彼が拗らせたヒロインへの思いが暴走したのちに両思いになるお話。

そういうことじゃないんだよー!というすれ違いにやきもきしつつ…
クローズ間際のお店に寄ったヒロインにコーヒーを出してくれる彼。このシーンふたりだけの静かな時間、いつものふたりを感じられてすごく好きです。

それにしても事の発端になった彼を隠し撮りするヒロイン、想像していた以上に撮っていてちょっと笑ってしまいました。(1枚こっそり撮るのかと思いきや何枚も撮る大胆さ…)

弁解しようとするも逃げようとしているとまたまた勘違いされてしまい、強引えっちに流れ込みます。
感じているヒロインを見て可愛いという気持ち、今だけは自分を見てほしいという気持ちとヒロインの気持ちが自分に向いていなくてもどうしても彼女が好きなのだと涙声になりながら縋る彼。
でっかいワンコすぎます…可愛い…泣きながら縋る大きな(体格)彼大好きすぎるので大変素晴らしかったです。

百瀬彗くんとんでもねえ男だ…
陰キャ特有の、というか友達がいない(気のおける友達と話すことがない)からこそ相手のペースに合わす話し方が分からずに特に好きなことに関してはひと息で話し切ってしまうところとかおどおどして顔色を伺いながら話すところとか声が上擦る感じとか冒頭から好き!でした
彩さんにしては少し高めの音域(?)でしたがこういう役も似合うんだよな…と楽しませていただきました。

最初は初々しいふたりの恋人としてのやりとりだったり、手繋いでコートのポッケで手をぎゅっとする少女漫画的なことだったりにニヤついているのも束の間…何やら不穏な空気が漂い始めます

自分以外の男子に笑顔を向け、楽しそうに話していたことに嫉妬する彗くん。ヒロインとしては何の気もないようですが…
静かに苛ついている感じの優しい話し方なのに冷たい声、有無を言わせない感じがすごくゾクゾクします。
責めを感じる耳舐めから始まり言葉責め、図書館でのお仕置き、首絞め…とてんこ盛りですし丁度お仕置きも調教も欲していたのですごく助かりました。
少しずつ彗くんに作り変えられて、堕ちていくヒロインがこれまたえっちで最高でした…!(トラック6参照)


バッチバチにピアスが開いている内気な彼、というだけで性癖ストレートなのにそれがふたりの秘密だよ(ハート)なんてたまらんギャップすぎますしその上彼と同じところに開けて完全にヒロインは彗くんのものになるという描写えっちすぎませんか??

そして何よりも特典音声、ふたりの日常(彗くんとの日常)を感じられることはもちろんどんなときも寄り添ってくれる音声になっていて癒されること間違いなし。日常でこれからもお世話になりたいと思います。素敵な作品をありがとうございました。

犬系男子もドーベルマンも見事に感じられてイメージができる八神さんの演技、シナリオどれもが素敵な作品でした…!
ドイツ育ちも理解できるような寡黙で不器用なところ(主観100%のイメージですが)もありつつ、ぐっと距離が近づくと甘えてくるのたまらん…!でした
誤解を解いてまずは友達からと言われた木戸くん、しょんぼり下がったお耳が見えるし恋人になった後甘えてくる彼が可愛くて…

彼からの思いだけではなく仕事に対しても彼に対しても真っ直ぐでかっこいいヒロインちゃんの思いも素敵に描かれていてそこも好きなポイントでした。このふたりはきっと出会う運命だったんだろうな。素敵な作品をありがとうございました。

東吾くん大好きだ…!

彼はヤンデレさんですが奇行(?)、とんでもないことをすることもなく穏やかな気持ちで聞けます。しっかりヤンデレさんとしてすることはするタイプですが(ヒロインに気のある同僚にはしっかり牽制したり)、ヒロインのことを蔑ろにすることはなく(嫌がることは絶対にしない)すごく気遣ってくれます。
お仕事お疲れ様、の声が限界社会人にはめちゃくちゃ沁みます。
だけど絶妙な塩梅で攻めてくる(甘Sみもありつつ焦らされる)し、お酒の口移しと指フェラがあるのも性癖ど真ん中シチュだったのでそこで最高潮になりました(私が)
陸智希さん、優しいお声のイメージはそのままありつつヒロインの前では甘えたになったりする彼のいろんな表情が見える演技が素敵でした…!フリートークもほんわか楽しくて良かったです。

終始甘い雰囲気なのにどこか切なくてどうなっちゃうんだ…を楽しめるお話です。(作品概要、トラックリストを読めばふんわりしたお話の流れが分かる)
ハピエンかどうか気になる方はハピエンになるのでどうか安心して聞いてください。
特典トラックはif系のお話で彼がヤンデレ化するなどという展開もなく穏やかに過ぎますが、とにかく切なくて最後のセリフで泣きそうになりました。恋津田さんの繊細で丁寧な心情表現が詰まっています。

えっちシーンは特に優しく穏やかな囁きに近いお声で丁寧に触れてくれて、直に繋がることは決してしないところが彼の優しさでありヒロインへの愛情の表れなんだろうな…と感じたり。
引っ張ってくれるけどぐいぐい強引な感じではないし、ヒロインの嫌がることはしないでいてくれる幼馴染ゆえの信頼を感じられる関係性がすごく素敵でした。

ふたりがどんな道に進むのかぜひ聞いて見届けてください。

前作品以降のふたりの過ごす日常、キョウくんのお誕生日当日までのお話が描かれた作品。
より信頼が深くなっているふたりのお互いを思いやる気持ちだったり、好きという気持ちがひしひしと伝わってきます。
心が疲弊したときに聞くと多幸感で泣いちゃうかもしれない(ヒーリング的な)

料理が苦手なヒロインがキョウくんのお誕生日の夜ご飯を準備するのですが、デパ地下ごはんに加えてお手製のごはんもひとつ頑張って作ったというところ…
好きな人のために苦手なことを頑張る姿が愛おしく、それに気づけるキョウくんの愛も素敵で大好きなお話になりました。

彼が浮気をしている(かもしれない)、彼を信じられなくなっている状況で信頼を置いている人にあんな風に優しくされて甘い言葉で誘われると流されるしかない。
そして言葉だけでなく身体までもじわじわと溶けていく。快楽に流されていく…
最後はヒロインに弟か自分のどちらを選ぶのか委ねるところがこれまたずるい…!弟に見せつけエッチもありますし割としっかりNTR要素がありました。

初めてのお家デートにワクワクしてお家を予定時間よりも早く出ちゃうシーン、声からも楽しみな度合いが感じられてほっこりしました。

ほのぼの日常パート、お誕生日までの数日間のお話(別売り)があることでメインのパート(トラック)がすごく効いてくるんですよね。
お互いに大好きや愛を伝え、もらったりあげたりと積み重ねる温かくて幸せな日々。
獣人とヒトだからこそどうしても越えられないものがあったり、お互いに分かり合うために歩み寄って相手の文化を知ろうとしたり…と獣人とヒトをテーマに扱う作品における大好きな要素(描写)が詰まったお話でもありました。

さて嫉妬爆発トラックですが…
ここ数日自分がつけたマーキング以外の匂いが彼女からしていたことに疑問を抱きつつも、とうとう黙っていられなくなったキョウくん。
普段は穏やかな彼ですが語気強めでヒロインに詰め寄っていきます。ヒロインに対して可愛いを息をするように言う(体感)彼が怒り(嫉妬)の感情を露わにして、ほぼ命令のような形で行動を促し冷やかな声になり…まるで自分が怒られているかのような気分になります。リアルな質感がすごい。

ですが、涙を浮かべながらもキョウくんの言葉に従うヒロイン。嫌われたいわけじゃないからと事前に決めたセーフワードも口にしない彼女に少しずつ声が柔らかくなっていく様子が感じられます。
お仕置きに従った時の「イイコ。」が冷えきった声が次第に優しくなっていく変化が見事でした。声優さんってすごい。
翌日、誤解が解けたあとは前述した通りの描写や未来のふたりが想像できるやりとりが良すぎてしばらく噛み締めていました。
今も噛み締め続けています。
獣人のマーキングが自分にも分かったらな、というヒロインとヒトの世界での誓いの方法を自分から学ぼうとするキョウくんの対比がすごく素敵なんです…
字数が大変なことになりそうなのでここら辺で締めたいと思います。今作も素敵な作品をありがとうございました。

なんだこの美しくも得体の知れない怖さのあるお話は!?(ホラー要素は一切ありません)

琴宮奏さん、話し方やお声から高貴な雰囲気が漂っています。穏やかで静かな彼の放つ言葉、雰囲気にのまれていく…
ひらめさんのこういう役めちゃくちゃ似合う、というか大好きなので最初から最後まで最高潮で楽しませていただきました。

どうして私(ヒロイン)が選ばれたのか、執着するのかはぜひ本編で確かめてくださいませ。

快楽漬けで思考すらも奪われて…というのではなく、(多少は思考が鈍っている部分もあるかも)思考や選ぶ権利をヒロインに与え自身で選択させ快楽に堕ちて自らご主人様との生活を望んでいく姿がとんでもなくエロを感じました。

ダークで怪しげな雰囲気が大好きな人は絶対好きですよ…

tomarigiさんの新作がリリースされるのを楽しみにしておりました…!


贖罪のため、今は亡き友人への恩返しのために陰から見守ってきたヒロインの望まない結婚を阻止するために妻として迎え彼女に相応しい人と一緒になるまでの間だけ…
自分でも気づかないうちにそれは大きな愛となっていく。

モノローグトラックがあるのですが音楽ありのトラックでして、茶介さんのセリフの言い方と音楽が合わさりまるで映画を見ているような気持ちと世界観に引き込まれます。

一言で愛と言っても様々なかたち、思いがあります。お互いに抱いていた愛、感情の形は違えどすれ違いながらふたりの在り方を見つけともに人生を歩んでいく。

ひとりの大人として紳士に優しく接してくれる彼と守られるだけではなく対等になりたい、本当の意味で夫婦になりたいと奮闘するヒロイン。
もふもふシーンもあり、獣人さんの本能覚醒!なシーンもあり…
茶介さんの演技を楽しめるボリューム満点の作品でした。
女性優位シーンはありますがそんなに長くてないですし、大部分を占めるわけではないので苦手な人も聞けるのではないでしょうか。

キャラクター、世界観やお話、声優さんの演技とどれをとっても素敵な温かい作品をありがとうございました。