駆け引きは苦手的鑒賞一覽

表題作の夫婦のお話を含む、5組の男女の恋愛模様を描いた作品です。

3作目の鈍感な幼馴染に意識して貰いたくて奮闘するお話と、4作目のヒロインに頼ってほしくて努力していた同僚のお話が特に好きです。
好きな人に振り向いて欲しくて、好きな人を守りたくて、頑張るヒーローの姿はとても素敵です!

心理的描写が丁寧且つ魅力的なキャラクターばかりで、繰り返し読みたくなるほどお気に入りの作品になりました。
今回初めてにかわ柚生さんの作品に触れましたが、他の作品も読んでみたいです。素敵な作品をありがとうございました!

元教え子の恭介くんがヒロインと同じ教師となり、職場まで追いかけて想いを伝え続ける一途な物語。
彼が最初の告白で「諦めが悪い」と言ってた通り、何度も何度も想いを伝えてくれます。タメ口で生意気な態度の年下なんですが、ヒロインに凄く懐いている感じが憎めなくて可愛いです。

最初は恭介くんの片想いだと思っていたのですが、聴き進めて行くと意外とそうでもないのかも?と思うような発見があったり。
彼に迫られて嫌がる素振りは見せるものの全力で拒否することはなかったので、いつの間にか絆されていたのかも?

無事に付き合えた後の、驚きと喜びを隠しきれない恭介くんが最高に可愛かったです。ヒロインのことが凄く好きで、付き合えたら今度は離れないよう努力しなきゃと考える心配性なところも可愛くて仕方ない!

一途な可愛い年下に迫られるピュアな恋愛ものかと思いきや、最後にラスパレらしい展開が待っていました!どんな手段を使ってでも付き合いたい、執念深さを垣間見た気がします。

支援者特典は2人の関係が進展していると分かるようなもので、これからの幸せを願いたくなるような内容でした。末永くお幸せに!

ネット配信者の景斗くんと同棲しているヒロインは日々の幸せを感じつつも、性の物足りなさから裏アカを始めてしまいます。
案の定彼にバレてしまい、理性をなくした彼に分からせられることに。

ヒロインが素直に言えていたらこんな事態にはならなかったのでは…と思いましたが、例え恋人同士でも性に関することをオープンにするのはなかなか難しい。
でも今回バレたことによって、その物足りなさが解消された気もするのでちょうど良かったのかも?笑

他の男と会っていないことに安堵した後の優しい声と、裏アカのことは許してない怒りを抑えきれない低い声。その声色の変化にゾクゾクとさせられました。

裏切られるようなことをされても、ヒロインへの愛は変わらずとても一途。
裏アカが危険なことを分からせる方法にも彼の優しさが溢れていて、本当にヒロインのことが大事なんだと伝わりました!

行為はアブノーマルなものが多かったのですが、ヒロインが本当に嫌がることはしないところに彼の優しさを感じました。
また、前日譚SSを読んで、彼の優しさは此処から来ているんだと知ることができました。
本編拝聴前に読むと彼がヒロインのことをどれほど大事にしているのか、よく分かります。

ヒロインに夢中で誰にも渡したくない、彼の執着と愛情を感じられる作品でした。素敵な作品をありがとうございました!

仕事ひと筋だけどそろそろ恋愛もしたいOLの優稀ちゃん。
ある日、大学時代の後輩・笙くんに出くわし、困っている彼をほっとけず家に上げることに。
案の定、ただ泊めるだけでなく体の関係を持つことになります。

笙くんは優稀ちゃんと関わる機会を虎視眈々と狙っていたみたいです。
優稀ちゃんは覚えていないみたいですが、過去に何かあったと匂わせるような台詞があったのでとても気になります。

また、初恋の幼なじみも登場するということで、優稀ちゃんとどう関わっていくのか今後の展開が楽しみです。

前巻で要ちゃんの兄・洋平さんは妹を溺愛するあまり、葛見さんとの交際を反対する描写がありましたが…。
葛見さんが要ちゃんのことを本気で好きだ分かり、許すけどその代わり泣かすなよ!と念押し。難航するかと思った説得もあっさり解決♪
洋平さんと付き合っても、お兄ちゃんが1番好き!なブラコンな要ちゃんがとても可愛かったです。

要ちゃんは本巻でも文具オタクっぷりを発揮しています。母艦手帳という言葉は初めて聞きました。

他にも、禁煙を頑張る葛見さんや、1週間限定で葛見さんのお家で同棲するイベント。そして、お互いに嫉妬してギクシャクしてしまう場面があったりと、読み応えたっぷりの内容でした!

前巻以上にお互いの「好き」がレベルアップしてるような気がして、読んでいてニヤケが止まりませんでした!
次巻も楽しみにしています!

シェアハウスのオーナーをしながら経営者としても活躍しているやり手の森野さん。
凄い方なのに腰が低いし童貞で、女性に不慣れで雄のガツガツ感があまりない男性です。

ヒロインは程よい距離感で接してくれるから、女性が苦手な森野さんでも大丈夫。むしろ“運命の人”だと惚れているっていう。

ヒロインの胸に触れて森野さんの森野さんが立っちゃったハプニングのおかげで、両想いだと判明。
初めてのキスに戸惑いつつも、「もっとして欲しい」とねだる森野さんが最高に可愛い!ヒロインの下着姿に恥じらいを見せるところも、初々しさを感じられてとても良かったです。

ディープキスを「苦しいキス」と言うところも「僕、これ好きです」と言うところもかなり可愛いし萌えました。手コキで気持ち良くなっちゃうのも可愛い。このトラックが一番好きかも。(トラック2)

初めての行為に慣れないながらも頑張る森野さんがとても素敵でした。「可愛い」「大好き」と沢山言ってくれますし、キスも多いので幸せな気持ちになれます。
そして、大きい声を出してしまった時に口を押さえて恥ずかしがる姿がかなり可愛かったです!

特典では雑誌の自分に嫉妬したり、誰にも見せたくないと独占欲を露わにする森野さんが最高でした!

見た目はいかにも悪い男!という感じですが、初めて行為をする時も自分の気持ちよりもまずはヒロインの気持ちを優先してくれて、とても優しかったです。

感じづらいことが悩みだったヒロインでしたが、そんな心配は無用で。今まで感じたことがないくらい気持ちよくなれて体の相性は抜群!
気持ちよくなれたヒロインを「上手上手」「えらかねー」とめいいっぱい褒めてくれます。どこまでも優しい!

二度目の夜は、部屋についてすぐに我慢できない様子でがっつく感じが最高に良かったです!
前日あっさり帰ってしまったので、狂也さんはそこまでヒロインを意識していないのかな?と思いきや案外そうでもなくて。意識してくれていたんだなと分かり、聴いているこちらも嬉しくなりました。
初めての時よりも二人の距離はさらに縮まっていて、愛されていることを実感できるようなとびきり甘い時間を堪能させていただきました!

かまってコールは、本当に付き合ってないの!?と驚くほど甘いやり取りで、にやけが止まりませんでした。
今後二人が付き合うことがあれば、もっといちゃつく二人を見ることができるんじゃないかなぁと想像してしまいます。

今回初めて博多弁のシチュエーション作品に触れましたが、博多弁への印象が180度変わりました。
聴く以前は言葉が強く荒々しいイメージがありましたが、狂也さんがヒロインへ掛ける言葉が柔らかく、そして優しいからでしょうか。温かみがあり、自分までも優しくなれたような…そんな気分にさせてくれます。

続編の制作も決まっているということで、おめでとうございます!
再び狂也さんと出会える機会があるのはとても嬉しいです。発売を心待ちにしています!

ちょっとだけ(?)変態な課長と隠れドSなヒロインが結ばれるまでのストーリー。

名称に「お」をつけるところや、どもりながら喋るところ。また、顔を押し付けて匂いをかいだりするところは、彼の変態さが際立っていました!

初めてなので上手く入れられない課長。
「ここですよね」って何度も確認する場面は、女性とこういう行為をするのは本当に初めてだと実感できる描写でとても良かったです。

ヒロインに遊ばれているのでは!?と思った課長は豹変!トラック5からは課長が主導権を握ることに。
立場が逆転しても、気持ち良くなると喘ぎを止めることはできない課長なので情けない声をたくさん聴かせてくれます。

ひどいことをしてしまったと反省をする律儀なところや、泣きながらヒロインへの想いを語るところは健気でとても可愛らしいなと思いました。
ヒロインへの想いは誰にも負けない!そんな気持ちがたくさん伝わってきました。

キャストさんの情けない声をこんなにも聴ける作品は他にはないので、とても新鮮でした!
また、ヒロインとの関係が深まってからも変わらず敬語だったので、敬語好きの方にもおすすめしたいです。

シェリアクの星言葉、「突き進むロマン」。
入社当時からヒロインのことを想い続けて、彼女が幸せになるために行動した星川太希くんにぴったりの言葉です。

ヒロインが付き合っている彼氏は女性関係がだらしないことで有名。太希くんとサシ飲みをした時、彼氏が他部署の女性とも交際していることが発覚します。
好きな人が悲しんでいることに耐えきれず、ずっと想い続けてきたこともあり、「俺にしないか」とヒロインに詰め寄ります。

お酒の力も相まって、その日のうちに一線を超えることに。最中は手を繋いでくれるし、「好き」と沢山言ってくれるし、終始あまあまです。
正式に別れる前にそのライン超えちゃっていいの!?と一瞬思いましたが、彼氏がどうしようもないクズなので罪悪感なんて一つもありませんでした。

ヒロインの手を煩わせずに、クズ彼氏とサヨナラ&会社からも追い出すよう仕向けた太希くん、しごできすぎる!
最低な彼氏と別れた代わりに、素敵な恋人をゲットできたヒロイン本当に幸せ者です。彼はヒロインしか眼中にないですし、これからもずっと愛し続けてくれるんだろうなぁ。末永くお幸せに!

特典はタイトル通り。嫉妬心を露わにした彼にニヤケが止まりません!
恋人が他の男性に取られるんじゃないかと焦る太希くんがとても可愛かったです。

開幕早々、「目が覚めたら抱かれていた」タイトル通りの状況から始まります。
彼がヒロインに触れたのは、今回が初めてではないみたいで。ヒロインが起きないのをいいことに、キスや顔にかける行為など色々していたみたいです。
抱かれてからようやく目を覚ますって…残業続きで相当お疲れなんでしょうね。

この運転手さん、倫理的にどうなの…?という行動を普通にしちゃうサイコパス。声が爽やかなことも相まって、ヤベー男感が際立っていました!
何度も彼から連絡が来たり、チャイムを何回も鳴らされる場面は本当にビビりました。

会社を休んでいることを心配し、ヒロインの自宅へとやってきた彼。
バスで無理矢理抱いた後に悪びれもなく家凸しちゃうのは、あまりにも自分本位。ヒロインとんでもない人に好かれてしまいましたね!
そんなとんでもない行動をする彼ですが、ヒロインを痛め付けるようなことは一切していないのでご安心を。

本編では彼の一方通行な想いが描かれていました。
その後、二人の関係に進展はあるのでしょうか?アフターストーリーでどんなお話が聴けるのか、とても楽しみにしています。

サイコパスなキャラクターを演じるキャストさんのお芝居を聴いてみたいと思っていたので、今回聴けてとても嬉しかったです!
短めの作品でリピしやすいので、繰り返し聴きたいと思います。素敵な作品をありがとうございました!