あっちこっち的鑒賞一覽

parasite gardenが好きすぎるのと久喜さんのファンというのもあり、もうドッキドキで聴かせていただきました。

最初の方は、久喜さんの声でうっとりしつつも、あれ?っとparasite garden好きの私としては、物足りなさがあったのですが、流石の一言につきます。

もう、最後突き落とされます笑
見事なまでに…
是非、最後の絶望感を味わって沼にはまりましょう!

この男のねっとり粘着、執着っぷり、用意周到さはヤバすぎますわ…。

エロはそれなりにありますが、どちらかというと精神的にゾクゾクするシーンの方が私は多いように感じました。
だが、それがまたいい!!

最後の最後で絡め取られる…
もう、逃げ場なんてないんだ…
という絶望感、そして、決して逆らえない圧倒的な強者感がなんとも言えません。

ボイスを先に楽しんでたので、ストーリーや結末は知っていましたが、絵になるとこれはまた…
いい意味でヤバいです!

“人”ではなく、ひたすら“生き物”として扱うケセドのサイコっぷりが素晴らしい作画によってより美しくもホラーに仕上がってます。

ふと入るケセドの『まだ理性が残ってるのか…』の真顔が、目が、ひゅっっってなります。
こんなにエロいのに怖い!怖いのにエロい!
このなんとも言えない感覚が中毒になります笑

もう、彼は思い込みレベルがヤバいってもんでなくって、こうやってストーカーって生まれてしまうんだなって思ってしまいました。

もう、主人公のことが好きすぎて行動力が半端ないし、恋人と思い込めるメンタルつよつよくんかと思えば、急に情緒不安定になって物騒なことをしだしちゃうので、その緩急が好きな人には刺さりまくる作品かと!

彼の情緒不安定さは、彼女を得たからこそなのか、更に不安定に…

彼の理想と現実のギャップに悩みながらも欲望を抑えきれない感じや、徐々に会社でもヤバさが滲み出してる感がリアルに狂ってる感じでゾクっとしました。

そして、主人公も環境に慣れつつも、理性を保とうとしたり、その狭間で揺れたりその心理描写も結構、好きでした。

嫉妬してほしい彼女の気持ち、わかります笑

最初彼はぜーんぜん気にしてない素振りなのに、あれ?あれれれれ!?
もう、この豹変振りがたまらないです笑

この振り幅は是非、読んで堪能してください!
ただ、漫喫でえちえちしてはいけません!笑

絵も可愛くて綺麗だし、とっても読みやすいですが、ボリュームは少なめなので満足感は少し物足りないかも?

サークルさんの作画が好きで購入させていただきました。

今回も綺麗かつ繊細な描写が素晴らしすぎて、思わず声が漏れてしまいます笑

私は表情の変化が好きな人でなんですが、今回は豹変する王子様の表情や目つきが変わっていく様が、もう悶絶もので…
えっちシーンも性癖に刺さりまくりで、本当にありがとうございます!!って感じです!

もう、魔王様、優しすぎて泣けてくる!
ヒロインが嫌な事を思い出さないよう、嫌な気分にならないよう、細やかなところまで気にかけていて、魔王様の優しさが計り知れないです。

無表情の魔王様がだんだんと柔らかい表情になっていく描写も繊細で、画力にも惚れ惚れしてしまいます。

えっちなシーンも優しさ全開ながら、描写がえろちっくで「はぁ…(照)」って感じになります笑

腐女子のヒロインに鬼畜の勇者、実はいい人な魔王様と、それぞれに濃い個性を持ってますがそれがまた良い!

性格はもちろん、言葉や煽り方にも個性が出ていて「あっ、あっ!」っと戸惑ってしまいます笑

もう、とにかく作画が素晴らしく、細やかな書き込みで凄く引き込まれます。
なのに時々ギャグがあって楽しくエッチな作品で買って正解でした!

鬼神様、とにかく我慢強い!笑
そして、八重ちゃんに必ず選択を与えるあたり、どれだけ大切に思っているか、愛しているかがわかりますが、垣間見える鬼の描写に「ひゅっ」っとなります。

純粋な八重ちゃんと、内に秘めた想いを抱え続けてきた鬼神様のその対比が切なくて、それがえっちシーンのスパイスにもなり、すごくバランスの良い作品だなっと思いました。

ボリュームもあり読み応えバッチリ!