無機質な怪異の車掌さん、とても楽しみにしておりました。
今作も30分の作品とは思えない満足度…!心地良い余韻に浸っています。
抑揚なく淡々と喋る とあるように一音一音はっきりと発音されていて、聴いているとそれがなんだかとてもかわいい。
それを聴いてますます行為中はどんな声なんだろう…と思っていたのですが、喘ぎ声はなく鼻息。
速度やその音の大きさで絶頂を表現されていて、思わずなるほど!!!!と目を見開いてしまいました。
耳元での鼻息があまりにも官能的でクラクラします。
森の植物との行為、音を含めてすっごくえっち。
車掌さん追いかけてきてくれるの優しいーって思っていたら、植物の説明で恐怖心が煽られ、なおかつ実況付きの観察。
大変な目に遭わされている中「なんでもする」を条件に助けを求めたときがかっこよかったです。
太刀打ちできなかったものを炎で瞬殺。力の差を見せつけられました。お強い。
淡々としているので、
ちんいらしてたんだ!?抜かずに6回したいんだ!?
とびっくりしたのですが、怪異なのでその辺りは森の植物と同じ。
見た目が人間で言葉も通じる車掌さんに助けを求めちゃうよね…縋りついちゃうよね…なんでもするって言っちゃったね…。
吊り革に拘束だったり、窓ガラスの反射を言われたり、電車ならではの行為も良かったです!廃電車というのも刺さります。
無機質な彼だからなのかキスがとてつもなくえっちに聴こえる不思議。
こういうの好きだよねって恋人同士みたいにしてくれるのも、痛くないか気遣ってくれるのも、なんだかんだで優しいですよね。
心がないわけではないんだろうな。
トラック4での車掌さんのお話に少しじーんとしてしまいました。
ジャケイラで燃えているものはそういうことか…!
これからお互いがお互いにとっての大事な居場所になれたらいいなあ。
電車に乗ったときはちょっとだけそわそわしてしまいそうです。
素敵な作品ありがとうございました。