作品に対してこういったレビューを書く事は普段ないのですが、あとがきで作者様が「頑張るからレビューよろ(意訳)」という事をおっしゃっていたので書くしかないと思い今回初めて書かせていただきます。
このシリーズは全てそれぞれ違った良さがあるなと感じます。
特に前回(後伝2)と比べると今回のシリアスさには度肝を抜かれました。
エッチな勝負してあんなにお風呂場でエッチな事してたのになに~?!?!
今回は書庫で無理矢理?!?!閨の話じゃないの?!アッやっぱ閨が本番!!
と終始ハラハラして読んでいました。
どうも父上がネックになるんだろうな、とは思っていましたがまさかここまでとはと泰嵐の絶望がこっちにまで伝わって苦しい気持ちになりました。
それと同時に困難な状況になればなるほど春燕と泰嵐のお互いを想い合う愛の深さも一層見えて、後半のエッチは涙ぐんでしまいました。
私は何を読んでいるんだ??すけべブックじゃないのかこれ??
すけべブックには違いないけどもうそれ以上の何かじゃない????
前回までは春燕目線が多かったのに比べて今回は泰嵐サイドがたくさん描かれていたので、二人を取り巻く世界がいかにハードモードかがわかって作品の「味」がより複雑になったなと感じました。
また、泰嵐が明確に「孕ませる」と心の声で言ってたのは今回が初めてだったと思うのですが、やっぱ今までも孕ませる気満々だったのかとハワワとなりました。
女性向けにおいて○どもができる展開はあくまでもハッピーエンドの副産物だと個人的には感じていましたが、この作品においてはできてくれと願わずにはいられません。
無論強く愛しているが故に春燕を抱くのでしょうが、子をなし少しでも春燕の立場を確実にしたいという思いがずっとあったのだろうと勝手に想像してグッとなりました。
長々と書いてしまいましたが、少しでも作者様の励みになれば幸いです。
お身体に気を付けて頑張ってください。
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