卯月紫さんのレビュー一覧

どよーんとしてて、陰気な先輩。実は隠れイケメンなんです!が!先輩がめちゃめちゃに気持ち悪いです!(笑)イケメンというバフがかかっているからギリ許せるのですが、現実に居たら近寄らないかなっていうぐらいに変態だし気持ち悪いです。ヒロインのことが大好きで一途なところは素敵なんですが、それを凌駕するレベルに気持ち悪い(笑)ただ、素直で優しい性格だと思うので、どうか変態をもう少し隠していただいて、上手く会話が出来るようになればヒロインにもアリかな?と思って貰えるかな、と。頑張れ先輩!

普段は本当に優しい彼。自信がなさすぎるヒロインはついつい自分を卑下してしまうが、それすらも包み込む優しさがある人です。ある日、いつもの癖で自分を卑下してしまうヒロインに、彼は明るく励ましの言葉をかけますが、ヒロインは頑なに否定してしまい、ついに彼を怒らせてしまい……。怒った彼は信じられないぐらいに強引で、ヒロインの言葉を掻き消すように容赦なく攻めます。ヒロインはマイナス思考が度を越していて、読んでいて少しクドい感じがしましたが、自分に自信がないのは共感できるのでストーリーは気に入りました。

てっきり儀式(絡みのシーン)だけかと思いきや、数ヶ月後の結末までの描写がありました。ヒロインが結構ハマってしまっている感じで、もう一人の身体ではないのに自分から積極的に誘っていました。あんなに性行為に依存している状態では育児が出来ないのでは?と変なところが気になってしまい、ドキドキを通り越して心配になりました。結末のせいで純粋にストーリーを楽しめないので、妊娠したかも?って描写で終わりになっていれば良かったのかも。

いつも庇ってあげていたグズなモサイ後輩・榊くん。実は隠れイケメンで、ヒロインに片想いしている欲が強い男。飲み会後、自分に都合良く聞き間違いをした榊くんに酔ったヒロインは食べられちゃう!という個人的にちょっと憧れるストーリーでした。しかも榊くん、イケメンなだけでなく何と床上手だった。(超重要) 普通、仕事出来ない奴は何をやらせても出来ないと思うんですけど、榊くんは何故か上手い。キスも上手いし、触れ方が優しいのか上手いのか、乱れに乱れ、濃厚な時間を過ごします。身体から始まった関係だけど、なんだかんだで順調に進展し、榊くんの願いが叶いました。榊くんの魔性が堪らないので、色んなシチュエーションで絡み合う二人が見たいなと思いました。

前作が好きだったので今作もダウンロードしました。期待どおりの濃厚さです。すぐ嫉妬しちゃう榊くん可愛い!のですが、ところ構わず盛っちゃうのはちょっと…ヒロインの反応も当然かも。一途で素直でヤキモチ妬きなところが榊くんの良いところだから、あまり否定したくないんだけど、社会人だし、というかそれ以前に理性ある人間なんだから、さすがにバレなきゃ大丈夫!でコトに及ぶのは止めさせないダメでしょう、と思いました。ヒロイン、頑張って榊くんをコントロールして!ギクシャクした後にお互いの誤解が溶けた後の情事がまた凄かったです。しかし榊くん、何で仕事出来ないのに床上手なの?仕事出来ない奴は何につけても大抵ダメな奴が多いんだけどな。

音声作品を聴いていたので、漫画化も読んでみたくてダウンロードしました。導入が少し短く展開が早い気がしますが、音声作品版もわりと展開が早いので、短いページで漫画化していることを踏まえれば十分かなという感じです。それに、ヒロインはこのシリーズ特有の快楽に弱い流されやすい女の子なので、やや飛ばし気味の無理がありそうな展開になってもそこまでの強い違和感はありませんでした。また、絵柄が可愛いのでポイントアップです。

音声作品のファンなのでダウンロードしましたが、やはり少ないページでまとめる必要があったのか、展開がやや飛ばし気味な感じがしました。確かに音声作品も導入は短いのですが、そこは声優さんの力があってか、さほど違和感なく入り込めました。漫画版は音声作品に忠実に沿っているが故に却って展開が急な印象を受けました。せっかく漫画化するならもう少し補足的な描写があっても良かったのに、と感じました。絵柄には不満はありません。

相変わらず不器用な騎士様とヒロインの恋愛模様が描かれています。騎士様はヒロインを溺愛しているのですが、態度では分かりづらく、ヒロインは不安に思ってしまいます。なかなか言葉にしてくれない騎士様にヤキモキしちゃいます。素敵な作品だから早く続編が読みたいです!作者様がどんな結末にされるのか気になりますが、どんな結末でも大好きな作品には変わりないので、気長に待っていようかなと思っています。ただ、私個人としては二人の想いが通じあって幸せになれる結末だと良いなぁ。

気になっている作品だったので配信を楽しみにしていました。絵柄も可愛いしストーリーもよくある異世界転生ものとは毛色が少し違うのでワクワクしながら読みました。作品の好きなポイントは、騎士様の不器用だけど一途なところと、ヒロイン(悪役令嬢側)の健気なところです。騎士様はヒロインを前にすると緊張からか表情が強張ってしまいます。口下手も相まって、一途で熱い気持ちがヒロインに伝わっていないのがもどかしいです。真実を知っている読者はキュンキュンしながら読んでいますが、ヒロインからしたら不安なはず。早く両想いになってほしいな。

前の主である女性審神者を失った山姥切国広と、敵組織に捕まり慰み者として扱われていた過去をもつ新しい審神者の話です。新しい主を前に「女の審神者はダメ」という旨のことを伝えた山姥切ですが、審神者に「審神者には男も女も関係ない。私は女ではない。何故なら私は私だから。」と言われます。初対面から衝突する山姥切と審神者。"私は私"という審神者の台詞が山姥切の昔の記憶を引き出したのです。これをキッカケに軽い言い合いになるのですが、真っ直ぐで一生懸命な審神者は、めげずに山姥切と関わろうとします。審神者を見ると形容し難い感情に囚われ、女だからと突き放す山姥切と山姥切のそんな態度が受け入れられない審神者。二人それぞれの過去が明かされたシーンは辛くて苦しくなりました。ラストシーンでは様々な感情が入り混じりましたが、私は良い終わり方だったなと思います。