無名のレビュアーさんのレビュー一覧

不規則に響き渡る音色と惹かれる世界観が魅力的なイイロ様の楽曲。タイトルは「シモモ」。なんだか、声に出して読みたくなるようなポップな響きのタイトル。サムネイルは、複雑な色合いがギラギラと輝くような、中心にある黒いモノはナニカの生き物のようにも、手のひらのようにも見える不思議なカタチ。今回の楽曲は「ピアノ」を使用したもので、重々しく響き渡る音色が印象的な一曲でした。

目を覚ますと、玄関で寝落ちをしてしまっていて──起きるとぎちぎちと音がするぐらい、しっかりと抱き締められていました。主人公が帰ろうとしたところで“とある事情”から、お風呂に入ることに。そこで、かな～りえっちぃ絡みが。そういう雰囲気で、触れ合う二人の絡みは必見です。また、キスシーンがしっとりとした映画のような雰囲気で──とても良いお話でした。

今回のお話では、主人公の想い出──過去の恋愛をなぞっていくように、お店や公園へと足を運びます。まず、見かけたのは“親に行かされた”高校。あまり良くない想い出がある主人公はあまり良い顔をしていません。そのまま、目的地であるレストランへ。そこには高校時代のクラスメイトが働いていました。ちらちらと見てくるクラスメイトのことを気にする主人公に、もしも自分が当時の噂の男だったらこうしていただろう──と、言ってくれる會田さんが素敵でした。もし、出会えていたら。もう叶わぬ、もしもが切ないお話でした。

不規則に響き渡る音色と惹かれる世界観が魅力的なイイロ様の楽曲。タイトルは「フルアパマミド」。初めて聞く言葉で、作者様が創作されたモノなのでしょうか。なんだか、声に出して読みたくなるような響きのタイトルでした。サムネイルは、色合いがさっぱりとしていて様々な太さの線が抽象的で、好みでした。今回の作品では、「ピアノ」が使われていて、さっぱりとしていて重々しいという複雑な音色でした。

不規則に響き渡る音色と惹かれる世界観が魅力的なイイロ様の楽曲。タイトルは「花火玉」。タイトルからは、夏らしい“花火”を思わせるようなさっぱりとしたもの。サムネイルにはツインテールのような、少女らしき人物の姿。紫が中心となった暗さから、タイトルとの二面性のようなものを感じました。楽曲では「初音◯ク」さんが歌っていて、何かに飲み込まれそうなホラーテイストな楽曲が印象的でした。

主人公は、表紙では黒髪の方──崖っぷちエロ漫画家の、葉。そんな葉は、人気上昇中のイケメン気象予報士、瀬ヶ崎の正体を知っている。瀬ヶ崎は、とんでもない暴君であった。そんな彼等の関係は、焦れてしまうような“すれ違い”の連続。心理描写が繊細で、切なくなってしまうような展開で、どきどきしてしまいました。二人が素直に、想いを通じ合わせてほしいと願いたくなります。 大好きな漫画の一つになりました。

主人公は、プロデューサーである秦。スタジオでは、ドジなAD──五十嵐のミスに、秦の罵声が轟く。鬼上司である秦と、要領の悪い部下の五十嵐。そんな二人の関係は、夜には逆転。秦の弱みを握っている五十嵐との秘密の関係。今回は、そんな関係が始まる一年前──“あの日の悪夢”に遡ります。ツンツンとしてばかりな秦と、にへらと子犬のような笑顔を浮かべる五十嵐の始まりにきゅんきゅん。売り言葉に買い言葉状態でトントン拍子に話が進んでしまう展開が好みでした。

親友に対して片想いをするヒロインと、彼。──そう、彼らは両片想いの状態。“親友”という他の人では決して補えない唯一の立場を壊してしまうのが怖い。互いにそんな想いを抱いて、関係は停滞気味。そんなとき、話は動き出す。彼に雰囲気の似たペロチューバーのお相手として応募したが、ひょんなことから応募したペロチューバー=彼だと判明。恋人になれないならば、せめて──と、行為に及ぶことになるお話。「親友」の彼、「ペロチューバー」の彼、そして。このように関係によって声音が変わります。彼の心境によって変化を帯びる演技が、流石は八神様と言わざるを得ません。焦れったい両片想いの結末を、どうか見届けてください。

不規則に響き渡る音色と惹かれる世界観が魅力的なイイロ様の楽曲。タイトルは「キポ」。なんだか声に出して読みたくなるような、ポップでキャッチーな印象を感じるタイトル。サムネイルは、その世界観にぐっと引き込まれるような──中心から、ぐるぐるともやが広がるサムネイル。楽曲からは、「静」と「動」が味わえるような、不規則な音が楽しい一曲。

不規則に響き渡る音色と惹かれる世界観が魅力的なイイロ様の楽曲。タイトルは「リターナブルエイプス」。なんだか声に出して読みたくなるような、不思議な響きで魅力的なタイトル。サムネイルではさっぱりとするような明るい緑色が中心で、真ん中には人の表情が浮かび上がっているように見えるポップなもの。変わりゆくテンポと「初音◯ク」さんの歌声が印象的な一曲でした。