Liste des critiques de ほつれた毛布

ヒロインには現在彼氏がいるのを知っているため「自分のものではないから手は出さない」と公言し線引きはしっかりしているのですが、線引きしているだけでそのボーダーを超えさせるための算段をずっと前からしていたと明かされた時の執着心がもうすっっっごく静かにしかし確実に病んでいる人でした。やっと自分のものにできたことについて話してくれる様子がそれはそれは楽しそうで心底嬉しそうでした…

自称〇〇系は大体がファッション〇〇な設定で終わってしまいがちなのですが、何回出したのかカウントするのも忘れるくらい絶倫すぎました、ここまでじっとりねっちり口と喉でのプレイがある作品は初めてです。

ナチュラルにゴ〇をつける選択肢が頭の中になさげなのも、ヒロインをもう手放す気がない現れなんだろうなと…彼のいう”管理”対象は彼女の人生そのものを示すんだろうなあ。

憂鬱な夜会を明日に待ち受ける身のふた〇りお嬢様(ヒロイン)。

緊張してなかなか眠りにつくことができないお嬢様を気遣い、二人の執事(独占欲強めの正統派な美青年、ややあどけなさの残る方言混じりの青年)にトラックの最初から最後までじゃれあうように愛し愛されます。

ふ〇なりであり勃〇しやすいことをお嬢様自身はとても気にしているのですが、二人の執事がこともなげに本気で全肯定している姿にもまた愛を感じました。

二人してお嬢様のことが好きな気持ちが強すぎるため、ご奉仕の圧(耳舐めやお嬢様へのフ〇ラなど)もまた激しいのでお耳が忙しいです…!
二人してこっそり(?)お嬢様との子供を欲しがっているので交互の中〇しも抵抗がない様子に、生涯をかけて支えていく覚悟ととっくに身も心も捧げているんだなと和んでしまいました。行為自体は想像するにハードな気もしますがお嬢様の性欲が強いようなので問題なし!

リュカ(独占したい)とマティス(三人一緒が一番好き)の合間に入るけん制の会話にもふふっとなります。

相手を選ばず、身バレがしないように計算しているレ〇プ常習者ではあるんですが、口調やセリフの端々から見えない傷を負っているのが感じ取られる男…という印象です。

その行動はひどく利己的で自分勝手ではあるのですが、彼の中に見え隠れするほの暗い闇と、キャストさんである三重さんの絶妙な演技のせいかヒロイン(リスナー)がいつの間にか『寂しそう』『気になってしまう』と情を寄せてしまう、彼のすべてや全容が見えないからこそ一種の切なさのような余韻が残る作品。

ifのクリスマスのお話は本編の切なさを吹き飛ばすほど甘くて可愛くて幸せな清涼剤となっています。ifじゃなくていつかどこかで普通の出会いを経由して、本当にこんな風に恋人になれていたら…と思わざるを得ません。

恋愛対象として真面目に取り合ってもらえないためにセフレでいいから!と少しでも自分の本気な気持ちを伝えるため、本業の舞台役者として更に役幅を広めるのに付き合ってほしいとお願いされ承諾し、三日間ヒロイン宅で二人だけで過ごします。

提示された(輝くんにとっては得しかない)条件が”三日間毎日別の男になりきる”…つまり、実質お相手は輝くん一人だけど輝くんが演じる三種類のタイプ違いの男性とプレイできてしまう三日間です。
キャストさんである三重さんの演じ分けの細やかさが光る最後のトラックの”輝”くんを含めた4人分のプレイや雰囲気を楽しめるお得な作品です

舞台役者である彼だからこそ迎えられるエンディングは、輝くんだからこそ成しえた”カーテンコール”でした。努力とラブとハピエンで締めくくられるロマンチックな作品です

ふらっと現れてはふらっといなくなる、そんな猫のような生き方をしている真白くんが間隔は開けても唯一リピートして会いに来るのがヒロインの元のようです。それだけでももうある程度は彼からの情があるのかなと察せるところ。

一宿一飯もしくは立ち寄って世話になった場合の恩義は体で返す派という、律儀なんだかうまく言いくるめられているだけなのかわかりませんが、どことなく色っぽく、自分のペースを崩さないままに親しげな言動にやんわりと翻弄されます。だけど全く全てにおいて自分勝手なわけではなく、ふとした折にヒロインの顔色をうかがうような気遣いや思いやりが端々ににじみ出ているので不快感は全く覚えません。

”なめ猫男子”とタイトルされるだけあってかなり舐められますし、本人も舐めるのが好きだと公言しているのでかなり舐められます(二度言う)

癒されたい、いちゃいちゃしたい、自分にだけ懐いてくれる素振りを見せてくれる綺麗な男の子をお求めの方にはおすすめです。

民俗学がテーマ、そしてcvが三重奏さんという魅力に惹かれて購入しました。
普段の依り代としての人間の姿の時と蛇ノ目さまに入れ替わった際の演じ分けにゾワっときました。

序盤にあるセリフ「純情な女性～」の一言で一瞬頭が?になりましたが、その場に合わせるなら「従順な女性」かと脳内変換してみたらしっくりきました(自分の聞き間違いでの勘違いでしたらすみません)。
状況の説明が少なく、(個人の環境によるのかもしれませんが)SE音も控えめなのでたまに現在何をしているのか・されているのかがセリフでしか分からなかったりと少し粗もありますが、宮司さんの囁くような敬語喋りやビジュがとても好みなので個人的には満足です。

とにかく美しくて静謐な世界。

終始優しく甘い声に導かれながら、死後の旅路に向けて「施術」を施されていきます。語りかけながらの施術内容までがどこまでもロマンチックなもののみで溢れており、寝る前に聴くと安らかな気持ちになります。

耳に心地よいお声と音のみで構成された作品で、静かな夜ほど聴きたくなります。

合間に施術の一環とおぼしき水のような液体を注がれるトプトプ…とSE音があるのですが、水で満たされていく容器の中にいるようなリアルな心地良さがあり、他にもこの作品の随所に散りばめられているSE音に魅了される。

記載されているように性行為描写はありませんが、少しだけ耳舐め(愛おしさ故にからか、断りをいれてから触れてくれるのがまた優しい)があります。

やっと付き合うことが叶った憧れのお兄さんはちょっと特殊な性癖持ちでした。

それを受け入れてくれたヒロインを"自分の女神だ"と大事に、神聖なものに触れるように愛してくれるのですが、そこで問題(?)として立ちはだかるのが、先述した彼の嗜好。

サンプルボイスとして最初から既に「殴って欲しい」とその性癖が開示されているので購入する判断材料のボーダーとして機能すると思いますが、キャストである三重奏さんの心底切なそうな懇願の声音の演じ方と渾身の一撃っぷりに、悲痛だけどそれ以上に愛おしさも感じられるぶん、好きな人が喜んでくれるとは言えなかなか応えるにも勇気が要ります…

彼自身も自分の性癖に長年苦しまされてきたからこそ、受け入れて実行してくれる彼女の姿に救いを見たんだと思います。

自分を救ってくれる女神であることを何度も確認したいからこそこの方法を取ったのかな、もしかしたら既に何回か繰り返しているのかもしれない。彼が自分の苦悩から心から解放されるまでにはどうしたらいいのだろうか。そう思うとサムネやジャケ絵の頬が赤い姿の真相に切なさしかない。

悩んだ末に狂気タグをつけましたが、とても繊細で悲痛な狂気だと思います。

※相手がリスナー(普段の"お姉さん")ではなく、固定された名前も容姿も性格もしっかりと設定されている別人なので、シリーズがお好きな人ほど視聴及び購入する前にそこだけはしっかりと確認、ご了承ください。

赤い高山さんこと高山社長の過去に引っ掛けた女性とのとあるお話しです。
サークルさんのシリーズ作品の中の一つですが、物語として前作を知らなくても単品でも聴ける質の高いボイスドラマだと思います。

主にバーで二人の会話は進んでいきますが、随所に挟まれるSEがとにかく自然で丁寧で、どんな状況にあるかだとか二人の心情の揺れ方まで目に浮かんできます。掛け合いも間の取り方も絶妙で、一夜だけの関係として互いに承諾しホテルへと雪崩れ込む前後もインモラルな雰囲気満載で、高山さんの相変わらずの色気も人を巧みに翻弄するお姿も健在です。

(時間軸的に過去の話なのですが、ずっと演じ続けてきたからなのか、肝心の会話内容のせいかキャストの栂井栄人さん演じる高山さんの色気がやたら増している気がします。笑)

体調不良な時じゃなくても定期的に聴きたくなる、終始大事にされ心から愛されている時間を味わえます。

相手(CV栂井栄人さん)からかけられる台詞の全てが思いやりの成分で満たされています。

せっかくの記念日デート当日なのに、月のものが来てしまい応えることができない申し訳なさや気まずさを正直に打ち明けた勇気に応えてくれ、お相手がそれを上回る思いやりと愛で包み込んでくれるため要所要所で癒されまくりです。
生理明けの後の求められ方ももちろん愛情たっぷりで素敵でした!

とあるトラックに隠されている、製作者さんからの隠しおまけの"音"を探すお楽しみもある。どこまでも真心とサービス心に溢れた、至れり尽くせりな作品でした