Liste des critiques de WTA

この漫画の作者の作品、【メイド諸君】と【僕】の作品を読んでいて、凄い人間の心の奥にある感情を的確に、嫌と言うほどに見せて来る作者も居ないと思いながら、この本に辿り着きました。

短編集と言う事で、4冊の短編集を更に1冊にまとめてあり途切れる事無く、怒涛の勢いで読み切る事だ出来ました。

各短編集ごとに色があって、一番長い作品は”モン・スール”で5話と描きおろしがあるのですが、とても心に刺さりました。
自分の見たくない心の奥にしまった、どす黒い物を見せて来る作品に感動を覚えます。

収録されているほとんどの作品に、インモラルな闇を感じながらそれを求めている自分がいました。
読む人を選ぶ作品ですが、とても魅力的な作品が多く描かれているのでお薦めしたく思います。

X(Twitter)のTLで流れてきて、お求め安かったので購入しました。
収録時間も、40分位でどんなシナリオなのか気になったので聴きました。
(狐っ子が好みなので、その部分も購入の切っ掛けになっています)

人外(神様?)のケモ耳和風メイドに温泉で癒されるお話で、全体的に千と千尋の○○○を少し思い出す感じの温泉旅館的な感じだと思います。
温泉旅館の設定もしっかりしていて、相手は居ないけど相手がいる様に、導入部の物語をしっかり見せてくれるシナリオが良いなぁと思いました。

京都弁のメイドって事で、京都弁を喋られているのですが、自分には聴き馴染みのない言葉なので、より新鮮味を感じることが出来ました。
エッチな展開は、予想以上にねっとりした感じでした。
(収録時間的に少し淡白なシナリオかな?と思って視聴した為)

社会風刺的な内容も少しあるのかな?
捕らえ方は人それぞれですが、自分はそのように感じましたが、しっかり気持ちの入る音声作品で、楽しめましたのでお薦めしたく思います。

読んでいて、本当に恋ってこうあって欲しいの願望が出ます。
BL作品なんですけど、普通の男性でも楽しめる作品になっています。
相手を思いながら、どう振る舞うか?
難聴者は、音が聞こえません。
バイオリニストは、音を奏でる・音が大事な世界の人間です。
そんな二人の恋物語。

二人の会話は、文字を書くか、手話・スマホでの音声アプリです。
その想いを伝えあうまでの、すき間時間を丁寧に描いていてそのすき間で、恋が動くのも素敵です。

帯にある様に『心を揺さぶる、恋が始まる』に偽りは有りませんでした。

絵柄の好みもありますが、綺麗な作品でした。
試し読み部分では、難聴の部分が少し自分には合わないかなと思いましたが、2巻の試し読みをして、読んで見ようと思い読みました。

試し読み部分以降に、物語の動く内容があってそのシーンで一気に気持ちが上がりました。
DLsiteのASMR作品を購入して聞く機会がありますが、音って繊細で自分の耳では聞く事の出来ない音が多くあります。
その部分が、難聴の主人公の気持ちと、バイオリニストの苦悩の部分にハマって楽しく読む切っ掛けになりました。

BL作品ですが、普通の恋愛作品として読む事が出来ました。
ドンドンと惹かれ合う二人から目が離せません。
2巻まで読んでのレビューなのでアレですが、ASMR作品を聴く人は読んで楽しめる作品だと思います。

昔の言い方で言えば、官能小説です。
女性が主人公なので、男性の立場で言えばこんな風に思われているのかな?
色々と考えながら、読ませて頂きました。

物語の入り方は、少し取っつきにくく感じる所がありましたが、主人公が女性いだと解った時点で、その取っつきにくさは無くなりました。
ライトノベルの様にイラストが多用されている作品では無いので、想像しながら読む懐かしさを感じながら、前戯の流れ、体位の動き等を文章を読みながら考える面白さも、漫画と違って楽しめました。

全般的に優しい空気感があって、読んでいて”ほんわか”とした気持ちになる作品でした。
シチュエーションの好みが合えば、楽しめる作品だと思います。
(女性優位なので、好みが分かれるかも知れません)

今までのサークル作品をDLsite販売品の全てを聴いていますが、今までとは少し違った展開をする作品なので、好みが分かれるかも知れません。

メイン処は、同じASMR耳かき(耳かき以外もある)で眠りを誘う音になっていますが、今まで以上にボイスドラマ部分に力が入っている気がします。
その部分で、聴く側の好みが分かれると思います。

約3時間の作品ですが、ASMR部分は半分位?もしかすると1/3程度な体感です。
タイトルの名に恥じない程、今までの作品にはあまり無かった、甘々な言葉を語る展開が多くて少し戸惑いましたが、最後のトラックまで聞くとタイトルの意味が解るのはよい点だと思いました。

ボイスドラマ系の作品が好きな人に、オススメしたい作品でした。

タイトルにもある様に、音声・BGMは一切無く台本です。
体験版のダウンロードで、内容を確認をしてから購入する事をお薦めします。

ASMRと言うよりも、耳かき迄の会話・耳かき中の会話台本です。
耳かき音だけの作品を作るのは少し違うと思う方が、この台本を読んで練習する為の物と言った位置づけで自分は読ませて頂きました。

「e†'ank」のYouTube動画に台本作品(エルフ)のASMR動画が有りましたので、台本を見ながらのASMR作品を作り始める初心者への勉強用台本にもなるとも思いました。

耳かきをする人・される人の関係性と世界観
作品として、どの部分でこの会話を始めるのが良いのか?
作品も聞いて、自分なりにシュミレーションして見る楽しみ方もあります。

ASMR作品の制作している方・制作を考えている方が、読んで見るとまた違った意見になると思います。

※本当は「e†'ank」のASMR作品のファン向け台本集なのかも知れません。

蛍に初めてを許してしまった主人公…
その歪み・苦痛を忘れる事は出来ない。
それは、憎悪では無く、喜びだと知った時に、彼の中で何かが変わった。

彼を歪めたのは、蛍
彼が憎悪したのも、蛍
そして、初めての苦痛を与ええたのでさえ、蛍
そのすべてが、彼の悦楽に変わる。
物語は、終焉に向けて加速して行く、周りの人間を傷つけても終わらないこの背徳的多幸感は、この二人の関係があったから、受け入れる事が出来た事。

結末を知った時に、蛍は何処まで知っていたのか?
それでも、憎しみを止める事無く進めたのか?
憎しみは、間違った愛になり得たのか?
答えはきっと解らないけど、とても汚れてた素晴らしい作品でした。

追い詰められていく主人公。
蛍とは何者なのか?学園の後輩?それとも、使用人の血縁関係者?
使用人の翼と似ている蛍。

主人公は、使用人の翼に蛍から受けた屈辱的な行為を行う。
その事で、蛍に近づいたと思う主人公は…
蛍の憎しみに気づく事が出来ない。

憎しみ嫌いながら同じ時を過ごす二人、学園の人間関係も使って蛍を追い詰める主人公、その事さえも蛍にとっては餌であったのだろうか?

単なるミステリーでは無く、サイコパスでも無い、そんな物語。

御曹司の坊ちゃんが、電車で女性に痴漢される事から始まる話…
何故にそんな事が起こるのか?
色々な心理学的要素も踏まえながら、思考する主人公を他所に、その痴女(蛍)は、更なる試練を与えて来る。

御曹司、日本を動かす社長の息子、その息子のスキャンダル。
主人公の生活は、全て親に決められたレールの上で進んでいる。
彼女は、主人公の人生を壊しに来たのだ。

それは、ありきたりの日常を壊す甘美な誘惑。
御曹司を人以下の存在迄下げて行く蛍の情念を楽しんで下さい。