昼と夜のルーチェ王子、2人が2人なりの不安を抱いているところが切なかったです。
日暮れになると眠気が来て人格が切り替わるので、想像よりも不可抗力さが強くて深刻な体質でした。
この状態で、しかも新婚初夜に別人格の自分にヒロインが抱かれていると知った時のルーチェ王子(昼)の気持ちたるや……。
昼の王子は何よりもヒロインを思って優しくして甘やかす、とても素敵な王子様です。
周囲から認められて人当たりも良さそうなのに、度々「こんな僕は嫌じゃない?」と自信がない様子を見せてきました。
「本当は夜も一緒にいたい、朝起きておはようって言いたい、一緒に居られなくてごめんね」と言われて胸がギュッとなりました。
ヒロインの事は他の誰にも渡さない、と優しい性格でも(夜の人格を含め)他の男への対抗心はしっかりある所、すごく好きです。
夜の王子は昼の自分に対する嫉妬をメラメラさせながら荒々しくヒロインを抱いて自分のものにしようとします。
皆に愛される昼の自分を嫉むと同時に自分は愛されない事をきっと寂しく思っていたんですね、愛情不足で卑屈になっているので事あるごとに「どうせ俺なんか愛されない」と言ってきます。
ヒロインは夜の人格も昼と同じルーチェだからと愛情を伝え、プレイ中の命令に従っていました。
そのヒロインの行動に彼の疑り深さが少し軟化していきそうな予感もしました。
えっちでは昼王子は好き好き連呼してくれる甘々ラブラブ系で、夜王子は羞恥や命令多めのどえっち激しいプレイでした。
どちらもおねだりさせたがるけど印象が違うのがすごいです。
昼王子は対面座位、夜王子は寝バックと体位も象徴的でした。
(最後夜王子が正常位に移行して終わった所に彼の心情の変化を少し感じました)
結局二人とも同一人物だし同じくらいヒロインが愛してるんですよね。
プリンセスになったのだから昼も夜も2人を愛して安心させてあげないとですね。
ありがとうございました!
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