睡眠太郎さんのレビュー一覧

店員と客として知り合ったヒロインと文月。文月は落ち着いた謙虚な男性で、恋愛経験はそこまで多くなさそうです。文月からヒロインへの好意は割と早い段階から感じ取れるのですが、早急に迫ったりせずゆっくりとヒロインとの関係を育んでいきます。

そしてめでたく恋人同士になったあとのセックスで文月の変態的な想いがまろびでてきます。プロ作家の知識と想像力と語彙でヒロインへの肉欲を赤裸々に語られるのですが、これがとんでもなく気持ち悪い(めちゃくちゃ褒め言葉)
露骨にエロを煽る表現ではなく不快ってほどでもないけど、なんというか『ヤバい』ってなると思います。これぞ作家ものって感じで個人的には大喜び。

このシーンが強烈に印象に残っているだけで購入を検討している方を尻込みさせる意図はなく…プレイ内容としては至ってノーマルです。でもへそ舐めと足の指舐めはあります(小声)

文月は大切な人を守ることに熱心すぎて周りが見えなくなっているようなので、今はまだ平気だとしても結構危ういですね。2人の関係が平穏なままであることを祈ります!
ひと味違うシチュボを楽しみたい方にオススメです!

この作品はネタバレ無しで聞いたほうがいいです。絶対に。

寝取り、寝取られにも色々ありますよね。
本作はヒロインが既婚で、夫のお願いに応えるために妻(ヒロイン)自ら他の男に抱かれるという厳密には寝取らせなんですが、なんというか間男の寝取りのガチ度が段違いなんですよね。

プレイ相手の男はヒロインに一度告白していて、振られたけど今でも好いている。でもヒロインは既に別の男と結婚しているのでプレイ相手は紛うことなき敗者なんですけど、夫婦の性生活の舞台装置になることと引き換えになんとヒロインと合法合意えっちする機会を得られちゃうわけです。
ヒロインを別の男に取られた屈辱と過去猛アタックし続けなかった後悔から生じた『絶好のチャンス、持てる力を全て使ってヒロインの体だけでも自分のものにしてやる。あわよくば心も得てやる』という覚悟と貪欲さが全面に出されたシナリオが珍しくて心惹かれ、サンプルの時点でストライクを確信してました。

実際聞いてみてもすごく良かったんだけど、最初から全部プレイだったかそっか~~~~~~
寝取られイメプという設定が明らかになったことで、私の中でこの作品は唯一無二の寝取りものではなく、一般的な夫婦のイチャラブものになってしまいました。
シナリオの言葉選びや八神さんの演技は本当に良かったんです。ただ、必死な心の叫びだと思っていたあれこれが架空のセリフだと知ってしまったら、2回目以降聞いても初見時のような高揚はもう得られないなというだけで。

とはいえ、最後に夫婦としてのえっちとそこそこ真面目な語りがあって2人の関係と心情が丁寧に描かれてるなと思いましたし、諸々の言動も実は違う意味だったのかなと思えたり腑に落ちるところも多いです。
間違いなく良作なのですが、良作だからこそショック(悪い意味ではない)も大きかった。しばらく本当にそっか~~~~~~のひと言しか浮かびませんでした。

一通り社会を経験した爽やかなお兄さんとひと夏の恋に転げ落ちていくの。

お互いほとんど一目惚れのような感じで出会って早々に想いを通わせ、2人での初めてはなんと荒天で停電中の彼の家。ロウソクの火だけが灯る蒸し暑い古民家で汗が滲むえっち。最中はキス多めで言いようのない密着感があります。

一緒にいられる間に求め合いたくて仕方なさそうなのも恋まっしぐらって感じであまりにも夏。近年の命すらも脅かされる夏ではなく、綺麗な思い出として残るような夏が詰まってます。

そんな擬音がずっと聞こえてきます。(厳密にはそんなことないですよ)
このシリーズはタイトルに偽りなし、本当に終始『とろとろ』ですごいなと思います。

今作は甘え上手彼女と献身的彼氏というカップル感。ヒロインが積極的に甘え、彼氏の方がたじたじしつつも可愛がってくれる。とにかく優しくて大事に大事にされてます。
それと全体的にまったり静かめなので本当に河村さんの声がメイン!って感じです。吐息と喘ぎ声がよーく聞こえます。

特典はラブホの泡風呂でしっとりえっちです。ラブホに入るまでの導入も良かったですし、豪華なラブホに珍しくテンションが上がってる山崎が可愛らしかったです。
癒されたい人におすすめです!

前作が良かったので続いて購入しました。
ラブラブ同棲日常パートが結構しっかりあってこちらまで幸せな気持ちになれます。ウブで男性に不慣れだったヒロインが今作ではえっちな触れ合いに慣れていて、更に新しいことも色々教えこまれちゃってるのが癖でした。
一悶着あってからのハッピーエンドでドラマチックなストーリーです!

先輩の岩狭は語彙と喋り方がオタクで、ちょこっとデリカシーない発言しちゃうところとか妙なリアルさがありました。
ヒロインは先輩の岩狭に懐いてて岩狭はヒロインのことがずっと好きで、ラッキースケベをきっかけに勢いで体を繋げちゃいます。ですが最初から実質恋人ラブラブセックスです。好きとか可愛いとかポロポロこぼれちゃってます。ちなみにヒソヒソ感や背徳感はそんなに強くなかったです。
結構盛大なフィニッシュを迎えた後にすぐもう1回戦がはじまり、え!?もう1回!?ここから!?ってなりました。ボリュームたっぷりです。

狗杖の人外感の描かれ方がものすごくツボでした。上位種ものが好きな方にぜひオススメしたい。

狗杖はある日突然ヒロインの家を訪ねてきて、「私は君が幼い頃遊んでいた木像ですよ」となんでもない調子で話してきます。
普通の人間なら仲良くなりたい相手に怪しまれるのを考慮して初手からそんな馬鹿正直に言わないかと思うのですが、人外さまなので人間の感覚とは何もかもが違うんですよね。
他にも好きなところをあげたらキリがないので割愛しますが、些細な単語やセリフ回しからも人外さがジワジワと伝わってきます。

狗杖は封印されただけあって結構悪いことしてたっぽく、一般人のことは食べ物としか思ってなさそう。でもヒロインのことを『おもしれー童』として気に入ってしまい、けれど木像の身ではひたすらヒロインの再来を待つことしか出来なかったため、その間に色んな感情が熟成されてしまった結果が今作です。

本性としては尊大で邪悪な狗杖がヒロインへの想いを語るシーンは必聴です。ヒロインを囲えて良かったね狗杖(他人事)

土門さん演じる正和はヒロインの父に気に入られてヒロインの許嫁になり、ヒロイン本人にも受け入れられて谷家の婿に入ります。が、これらは全て正和の策略でただの下準備。
正和は幼少期のことで谷家に恨みがあり、復讐の機会をずっと待ち望んでいたわけです。サンプルでも感じられるとおり、ハツラツとした好青年から復讐心で生きてきた拗らせ男へ豹変しますのでそこは注意かもしれません。

正直そこに愛はあるんかと聞かれたら素直には頷けないのですが、(多分本人もよく分かっていないまま)因縁と執着でがんじがらめになっている属性が好きな方には刺さるんじゃないかと思います。

ちなみに連動購入特典にはかなりの追加情報があり、同シリーズ他作品との繋がりが分かってハッとさせられます。思わず自分でも家系図を書き起こしちゃいました。いやーすごい作品ですね。

大人の夏休みシリーズ、全部気になりすぎてどれから手をつけたものかと迷っていたのですが、レビューが絶賛の嵐だったのにも後押しされ、結果こちらを購入して良かった!!

こちらの作品は全くの初対面(なんならちょっと怪しい)から想いを通わせるまでを丁寧に描いてくれてます。
舞岳さん演じる巌が本当に良い人で都会から来たヒロインをずっと思いやってるし、たまに大胆な行動もあったりと日常シーンはやたらニヤニヤしてしまい度々一時停止してました。

告白シーンは巌と付き合っても遠距離恋愛になることに悩むヒロインを口説き落とすような形なんですが、想いの丈を情熱的にぶつけられるので胸が打たれます。そして付き合ってからちょっと気安くなった態度もこれまた良い。
なんかもうすっっっごい満たされました。満足度がすごいです。

ちなみに特典のSSは、巌の視点でとにかくヒロイン大好きなんだなってことが書きつくされていてこちらも良い作品でした。

ソフトSMものとはいえ、ベースが飼い猫プレイかつ羞恥を煽る系の言葉責めがメインなので終始イチャイチャのあまあまです。

プレイにあたっても「お前が嫌じゃなかったら」というセリフが何度もあったり、猫耳や際どい下着などを着用してみせると逐一可愛いと言ったり、お前相手だから興奮するということを強調していたりと、とにかくラブラブな夫婦なのでにっこりしちゃいます。

そこまでがっつりではないですがお尻にオモチャと指を入れるのと、スパンキングもありますので参考までに。