飴屋さんのレビュー一覧

BL作品をよく聞いていて、土門熱さんはもともと好きなんですが、大人の女性向けボイス系で初めてがっつり聞いたのがこの作品でよかったって思うくらい演技が凄かったです。
オラオラ系で言葉遣いが強くて口が悪いけど、所々漏れる気遣い、呆れ、からかいながらの半笑い、不機嫌、ヤキモチ・・・など繊細で豊かな感情表現をボイスでずっと堪能できます。私は特に語尾に「w」がついてそうなセリフが凄いなと思いました。
SEもリップ音などもクオリティーが高くて邪魔になりません。演技だと分かったうえでそのリアルっぽさに浸って「はえぇ...すき...」となれて気持ちいい作品です。

キャラクター設定もシンプルで納得が行く内容です。ぷにぷにした体が可愛らしくて、双子と先生の顔がかっこよくて、このジャンルではすごく読みやすい作品です。
ミステリアスな先生、やはりどんな作品においても魅力的ですね。
痛そうな描写もなく、ネガティブな効果があるかどうかわかりませんが、お互いの需要を満たす行為で、WIN-WINじゃないのでしょうか。

コンセプトが男性向けですが、スッキリした絵柄で、イケメンなタコお兄さんから汚さを感じなくて最高です。人の心もないですが、そこが逆にポジティブに作用しています。
ボリューム結構あって、人外プレイハッピーセットです。明るいサイコホラーのような味わい。
論理道徳や罪悪感を捨てられる人、こういったものにトラウマのない人にオススメ。
私はもっとこういうキレイなえちぃ作品がみたいです。

八神仙さんは大人の女性向け作品で知りましたが、普段攻め役の方が演じる受けが好きなので購入。
結論から言うと大変素晴らしかったです。
妊娠モノなのに母性と受け特有の心理描写を程よい低音で演じられ、主人公がしっかりオスだけど喘ぎがかわいくて健気です。
キスシーンがたくさんあって音がリアルで色っぽいし、えっちの回数につれて主人公の反応が徐々に変わっていく様が美しい。
痛々しい場面はなく、攻めも優しい人で若干おとぎ話の雰囲気。シンプルな展開だがセリフが下品にならず、言葉と細かい感情が丁寧に表現されていて、終始演技力が光る作品でした。
これほど自然で濃厚な低音喘ぎはやや珍しいので、ぜひもっとBL作品に出演されてほしいです。

主人公のリアルっぽさ、サバサバして人間味があって、そして若干諦め早い性格が好きです。
喘ぎも良いです。メスっぽすぎずうるさすぎず、痛そうなところも少なくて、少年と青年の間くらいの可愛さを楽しめました。
トラックによって相手とシチュが分けられて、好きな時好きなところだけ聞けるのもいいです。
ただ、シナリオ全体のテンポが早くて、置いてけぼり感があるのを否めません。SE、状況、人物、道具の説明が全体的に足りないので、理解するために脳のリソースが使われるので、改善すればもっと手軽に楽しめると思います。

dots様で萬屋とあるさんを初めて知り、とても自分好みの声です。このシリーズは短めでサクッと聞けて、ジャケットの顔もいいので、これからもたくさん購入すると思います。
おとなの声って言ってもベテラン社会人エリートじゃなくて、気遣いができて苦労人のイメージで、優しいけどたまにポンな彼との日常の一時を体験できました。

ただ、これはdots様の他作品でも感じたのですが、タイトルがタイトルなので、台本はもうちょっとスマートでアダルトな感じが良かったかも。たまにちょっと不自然な展開や言葉選びに「?」と思ってしまいます。(個人的ですが、クンニ/フェラ直後のキスも可笑しくなってツッコみたくなる)
SEも時々なんの音かわかりにくくて「?」が浮かんでしまいます。

これからの成長への期待を込めて★4とさせていただきます。

原作未読でボイスドラマからですが全く問題なく楽しめました。ジャケット見て男性向けのバッドエンド系同人漫画でよく見るやつかな…と軽い気持ちで買ってみましたが、ストーリー、キャスティングとクオリティが大変良くてこの値段だと破格です。

一重細目さんがあまりR18BL作品の出演経験がないらしいですが、大変素晴らしい演技をされています。同じ行為でもマンネリせず、キャラがなにをされてどう感じているか、どの程度なのかと、数パータンの違う声色や喘ぎで見事に演じ分けられています。喉や息の使い方も良かったです。

若手声優に詳しくなくてキャスティングを見ないまま聞いたんですが、流石に途中に、おや?もしかして…となって、犬神さんだと気づきました。贅沢すぎますし、安心感が半端無いです。こういう作品でよくある主人公かわいそうという感想が薄めて、優しい、愛しいとすら感じながら楽しめました。

痛そうなのとキンキンする絶叫が少なくて、切ない展開のリアルさがあっても耳触りの良いえっちシーンばかりでした。脇役さんたちと音響さんも個人的に良かったです。