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義母に薬を盛られて眠ったままになってしまった私の元へ義弟が毎晩訪れて「お姉ちゃん、大好き」と愛を囁いてきます

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義母に薬を盛られて眠ったままになってしまった私の元へ義弟が毎晩訪れて「お姉ちゃん、大好き」と愛を囁いてきます [タダノオトメ]
Nhóm Tên タダノオトメ
Ngày phát hành 24/10/2023
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Tác giả タダノオトメ
Độ tuổi chỉ định
R18
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Đếm trang 55
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1,73MB

Nội dung tác phẩm

あらすじ

義母に薬を盛られて眠ったままになってしまった私。意識はあるものの、声を出すことはおろか動くことも出来なくなってしまった。しかしそんな私の元へ義弟であるアイスが毎晩訪ねてくるようになる。最初は純粋なお見舞いだったはずなのに、次第にアイスの行動はエスカレートしていき・・・!?

一途な無自覚責めのシスコン義弟×眠っている間に快楽落ちさせられてしまったブラコン主人公の相思相愛のイチャラブなお話。

サンプル

私は今、動くことは愚か、喋ることさえもできずにいる。先程侍女達が噂をしていたように、ひと月ほど前に継母から薬を盛られて、寝ったままになってしまったのだ。以前より嫌われているとは思っていたのだが、まさか薬まで盛られるとは思っていなかったので、完全に油断していた。
意識はあるのだが自分では目を開けることも、身体を動かすことも出来ないので、周りからは寝ているとしか思われていないようだ。いつ動けるようになるのか分からないこの状況は、まともな生活を取り戻したいという想いから、焦りが募るばかりだった。
何故なら私には、動けないという恐ろしさとはまた別の、とある大きな問題を抱えているからである。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

「お姉ちゃんっ・・・お姉ちゃんっ・・・!」

はぁはぁと荒い息遣いで私の太腿に小さな硬いものを押し付けているのは、義弟のアイスだ。透けるほど白い肌にキラキラと陽の光に反射する艷やかな銀髪、人形のように愛らしいアーモンド型の大きな瞳。まるで絵本から飛び出してきたと言われても信じてしまうほどの、可愛い可愛い私の弟。家族は勿論のこと、使用人や領地の人達にまで可愛がられて目一杯愛されている。そんな弟が、夜な夜な私のベッドへと潜り込んできては、何故だかこのような行為に至っているのだ。

「・・・」

「お姉ちゃんっ・・・ぼ、僕、もうっ・・・ぁぅっ」

こんな時でさえ声が可愛いなどと思ってしまうほどに愛らしい弟は、私の太腿に強く腰を押し付けながら、ビクリと身体を震わせた。湿っぽく熱い吐息が首元にかかって、とても擽ったい。
アイスは私にギュウッと抱き着いたまま、息を整えているようだった。そうして暫くすると、もぞもぞと起き上がった。

「・・・お姉ちゃん、大好き。また明日来るからね」

アイスは私の頬へチュッ、と音を立てて口付けすると、静かに部屋を出ていった。

『ど、ど、どうしよう・・・!?』

私は心の中で頭を抱えた。自身に降り掛かって来る問題が多すぎて、どうやって解決したら良いのか全く分からない。そもそも動くことが出来ないし、声も出せない。

『これ、もしかして・・・詰んでない!?』

私は心の中で叫びながら、頭の中でゴロゴロと転げまわった。しかし現実逃避をしている場合ではない。何故ならこの秘密の行為は、次第にエスカレートしてきているのだから。

初めはただ、眠っているように見える私の元へ来て、『お姉ちゃん』と呼びかけるだけだった。泣きじゃくりながら必死にすがり付く姿に、私は何も出来ない自分が歯痒くて、情けなくて、心の中で何度も呼びかけた。

『私は大丈夫よ!』『もう泣かないで!』

私の声が届くことは決して無かったけれど・・・。

アイスの様子に変化があったのは、アイスが私の手を優しく握ってきた時に、身体がピクリと反応したのがきっかけだった。意図した訳ではなく、本当にたまたま反射的に動いただけなのだが、そのほんの少しだけの反応に、アイスは歓喜してしまった。
私が生きているのだと、泣きながら喜んでくれた。しかしその事がきっかけで、アイスは次第に私の身体に触れるようになっていったのだった。それにしても・・・

『いやでもどうして!?なんで!?いつの間にこうなったのかしら!?』

今やアイスの行為は目覚めぬ姉へのコミュニケーション、とは決して言えない行為にまで発展してしまっている。しかも毎晩部屋へ訪れる度に次第にエスカレートしているのだ。今夜はどこまでするつもりなのだろう。私は心の中で大きな溜息をついた。どうにかしてこの行為をやめさせられないだろうかと考えている内に時間はあっという間に過ぎていった。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

答えの出ない考え事をしている内に、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。目を覚ました時、瞼の裏は真っ暗だった。昼間に感じられる僅かな灯りさえないし、肌に触れる少し湿った空気が冷たいから、今は夜なのだろうと推測する。部屋にはカチコチという時を刻む音の他には何も存在しない。侍女達の賑やかなおしゃべり声も、鳥のさえずりも、風がふいて生まれる空気の流れも、何もない退屈な夜はあまり好きではない。それにここ最近の夜の時間は・・・と、考えていたそこへ・・・

ーーーカリャリ、キィーーー・・・

静かに、こっそりと誰かが入ってくる気配がした。この瞬間は、一番緊張する。もし、もしも、義母が動けない私のところへやってきたらと思うと、想像しただけでもゾッとしてしまうのだ。心臓の音がドキドキと飛び出してしまいそうに大きくなる。冷や汗がジワリと滲んだが、しかしすぐにトトト・・・と小さな足音が聞こえたので、私は心底ホッ、とした。この足音はアイスだ。今夜も遊びに来てくれたらしい。と、そこまで考えてから思い出した。ここ最近、アイスがこの部屋にこっそりと通う理由を。

「お姉ちゃんこんばんは。僕だよ、アイスだよ!」

アイスは私のベッドへギシリと音を立てながら登ってくると、私の頬へとソッと口付けする。

「今日も会えて嬉しいよ。生きててくれてありがとう。お姉ちゃん・・・大好き」

いつもの可愛いらしい声色で温かい言葉をかけてくれるアイスに、私は胸を締め付けられる思いがする。

(実の姉でもない私のことをこんなにも慕ってくれるなんて・・・)

私の実母は若く美しい内に事故で亡くなったためか、父の心にはいつも母の存在があったようだった。今でも母を愛しているのだと屋敷の内外問わず公言していた。そしてその母そっくりに育った私を、政略結婚した義母は疎むようになっていったのだ。その上、義母が目に入れても痛くないほどに可愛いがっていた自慢の愛息子が、疎んでいた私の後をついて回るほどに懐いたのが余計に面白くなかったのだろう。
私から義母へ積極的に仲良くなろうと動くことは無かったから、もう少し話し合えば良かったのか、などと考えていたその時・・・

「お姉ちゃん・・・」

耳元で鈴が転がるような可愛いらしい声が聞こえた。

「お姉ちゃん、聞こえてる?起きてるかな?大丈夫?どこか痛いところはない?」

アイスは目を瞑ったままでなんの反応も無い私に、何度も呼びかけてくれる。アイスに呼びかけられるたび、私は心の中で何度も返事をした。

『聞こえてるよ。私は大丈夫だよ!アイス、ありがとう・・・!』

しかし心の中の声は届くことは無く、結局はアイスをしょんぼりとさせてしまうだけだった。

「っ・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃんの声が、聞きたいよ・・・グスッ」

鼻を啜る声が聞こえて、私はハッとなった。アイスが泣いてる。それなのに、どうすることもできない自分が酷く情けなくて、胸が痛いほどに締め付けられる。

「っ!お姉ちゃん・・・泣いてるの?」

『・・・えっ?』

どうやら私は自分でも気付かぬ内に泣いていたらしい。アイスは私の流れ落ちる涙を、ハンカチでそっと拭ってくれた。

「お姉ちゃん・・・ごめんね、僕が泣いてたら、お姉ちゃんまで悲しくなっちゃうよね。僕はもう泣かないから、お姉ちゃんも泣かないで・・・?お姉ちゃんが泣いちゃったら、僕もっともっと悲しくなっちゃうんだから」

そう言って私にギュ、と抱き着いてくる。誰よりも愛おしくて可愛いらしい、私の大切な弟。しかしそうやって抱き締められていると、いつの間にかアイスの吐息が乱れていく。

「ハァ・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・」

小さな声で囁くように呼びつつも、太腿辺りに硬いものが押し付けられている感覚がする。

『や、やっぱり今日もなのっ・・・!?』

耳元で次第に切なくなっていく切なげな吐息に、見てはいけないものを見てしまっているかのようで、私は目を瞑って(元々瞑っているけど!)意識を遠くへ飛ばそうとする。

『私は何も見てない!何も感じてない!』

意識せずに居ようと思うのに、でもそれはとても難しい事だった。何故なら、顔にふわふわと当たるアイスの柔らかな髪であったり、小さな手でキュ、と掴まれる夜着の裾であったりが邪魔をしてくるからだ。どうやってもアイスの存在を感じてしまうので、もうそれならばいっそ早く終わってほしいと願っていた私の耳に、とんでもない言葉が飛び込んできた。

「あのねお姉ちゃん・・・あの、今日は・・・お、お姉ちゃんのお胸、見てもいい?」

『おっ・・・!?っお胸!?』

アイスの言葉に、私は混乱に混乱を極めた。今、可愛い可愛い弟の口から、"お姉ちゃんのお胸"って聞こえた気がするんだけど!?え!?そんな言葉ある!?動けないはずの身体にジワリと冷や汗をかくほど焦った私の胸元に、アイスがぎゅううっ!と抱き着いてきた。昔から甘えたくなったときは、いつも強く抱き着いてきてたなぁ・・・なんて、思い出に浸っている場合じゃなかった!

「お姉ちゃん、ねぇ、良いよね?」

ほんの少し上擦って聞こえるアイスの声は、彼が今から本気でそれを実行しようとしている事を私に理解させる。私は動かせない頭を心の中でブンブン振りまくった。

『いいえ!?駄目よ!?そんなっ!そんな!家族であろうとも異性に対してみだりに身体を見せるなんて、許されることじゃ・・・きゃああああっ!?』

私が頭の中でアイスを窘めようとしている最中に、私の夜着のワンピースの胸元でキュッと結ばれていたリボンが、彼の小さな手によってシュル、と音を立てて解かれてしまった。すると肌触りの良い絹のワンピースは、あっという間に左右に分かれて身体の上から滑り落ちていった。

「わぁっ・・・!」

『わ、わああああああ!!!』

感嘆したような声に、私はカァァッと顔を赤くする。いや
赤くなったような気がする。とても信じたくはないのだが、アイスはかなり間近で私の身体を見つめているようで、熱くて湿った吐息やジリジリと焼けるほど熱い視線を膨らみの先端に感じてしまう。更に悪いことに、急に夜着の無くなった身体は、いきなり晒された少し冷たい空気に・・・反応してしまった。

ーーープクッ・・・

「わわっ!?お胸の先が、ピンッて、なった・・・!?」

『ふえええええっ!?』

アイスの驚いたような呟きに、私は羞恥で頭の中が焼ききれるかと思った。頭の中で頭を抱えてのたうち回る。

『何!?何を見てるの!?止めて!アイス!お願いだからもう離れてえええっ!!』

しかし、アイスが暫く胸の先をジッと眺めていたかと思えば、今度は太腿にじわりと熱いものを感じた。

『・・・え?』

これって・・・もしかして?

「はううっ・・・お、お姉ちゃんのお胸があんまりにも綺麗だったから、出ちゃった・・・」

恥ずかしそうに呟きながら、照れたように私の胸にポフッと顔を埋めるアイス。

『やだ!私の弟が・・・可愛い!可愛いすぎる!世界一可愛い!』

・・・んだけど!やっぱりこのあけっぴろげた胸元に顔を埋められた体勢がかなり恥ずかしい事に変わりはない!私が慌ただしく揺れ動く感情に翻弄されている内に、アイスは落ち着きを取り戻したようで、いつものように私の夜着をきちんと整え直すと、頬に口付けを落としながらおやすみの挨拶をしてくる。

ーーーちゅ・・・

「今日も会えて嬉しかった。お姉ちゃんおやすみ。また明日、ね?」

ーーーちゅ・・・

瞼へも口付けを落とされて、その小鳥が啄むような可愛いらしい唇の感覚に思わず口元が緩んだ。

『あぁーーー・・・許しちゃいけないんだけど・・・でも こんなにも可愛いんだもんなぁ・・・!!』

可愛いすぎるアイスに、心の中の私はいつも流されてしまうのだ。
そうしていつの間にか、十年もの歳月が流れた・・・。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

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