触れ合いの時間

「ハァ…ハァ…」菜摘は荒い息をつきながら、高校からの下校途中に宅配便の受取スポットへ急いだ。心臓が高鳴り、指先がかすかに震えている。ついに彼女が密かに注文した吸盤付きディルドが届いたのだ。小さな段ボールに封じられたその秘密は、彼女の内なる欲望を掻き立てる。

部活で疲れた体にムチを打つように、期待感に胸を膨らませ、彼女は小包を手に入れるために全力を出していた。受取スポットに到着すると、周囲に人影がないことを確認し、素早く小さな箱を手にした。そのまま紙袋に包み、彼女は足早に家へと向かった。

家に到着すると、菜摘は誰にも気づかれないように2階の自室へ駆け上がった。扉を閉め、何事もなかったかのように秘密の箱を勉強机の下へ隠す。そして、いつものようにリビングに戻り、家族とともに夕食の時間を過ごした。しかし、彼女の頭の中は、あのディルドのことでいっぱいだった。家族の会話には笑顔で応じながらも、彼女の心は新たな刺激を待ち望んでいた。

シャワーを浴びる時も、心は既に次の行動を計画していた。温かな水が肌を伝う中、彼女は無意識に自分のラビアを撫でていた。その感触に甘美な快楽が広がり、全身が熱を帯びていく。「早く…使ってみたい…」彼女は自分の欲望を押さえきれずに呟いたが、すぐに理性が働いた。「ダメ、続きは後で…」そう自分に言い聞かせながら、快楽を堪えてシャワーを終えた。

パジャマに着替え、身体を軽く拭きながら、彼女の心は再び興奮に包まれた。自室への階段を一段一段上るたびに、その期待感が増していく。夜の静けさが彼女の心をさらに高揚させ、部屋のドアを閉めた瞬間、彼女はついに秘密の世界へと足を踏み入れた。