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「ぼくの友達」 へのレビュー

    • 2010年03月02日
      レビュアーオススメ!
      今回は登場キャラも増え、世界に広がりが出た。
      今回のストーリーは、誕生日の分からないお母さんを祝ってあげたい僕が、
      何とかして、お母さんを喜ばせようと頑張る姿を描いたものと、
      前回登場したくまさんと、そのおばさんによる嫁探し騒動の2編。
      前回より1編少ない2編の収録だが、やり取りなどに幅が出たためか、
      前回と違い、少ないと感じることが無く、
      読み終わった後に心地よい読後感を感じた。

      妥協の無い丁寧な書き味は、
      たとえ1つ1つのコマに切り取ってしまったとしても、
      ストーリーが溢れてくるような、生き生きとした表情を持っている。

      やわらかい語り加減が特徴の作品だと、どうしても文やコマを削り、
      キャラの動きが秩序だってしまい、わざとらしくなりがちだが、この作品は違う。
      やわらかいタッチで、とても親しみやすい感じを殺さずに、
      どちらの作品も、それぞれのキャラクターが一生懸命考え、行動し、生きている。

      1人が役に立ったと答えています

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