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本作では愛莉は二人称を使いません。
「君」「あなた」「昴さん」といった呼びかけを一切しないんです。
シナリオを書く上では二人称を使ったほうが圧倒的に楽なはずなのに、敢えてそれをしていません。
愛莉が話しかけている相手は「昴さん」かもしれないし、「あなた自身」かもしれない。
どのように受け取るかは視聴者に委ねられています。

これまでロウきゅーぶ!を見てきた人にとって、愛莉とないしょの特訓をするのは昴であって欲しかったり、自分が昴になってみたかったり、自分と特訓して欲しかったり、様々な思い入れがあると思います。
そういったファンの機微をまとめて受け止めながら、音声作品としても不自然にならないよう丁寧に作られた素晴らしいシナリオでした。

電撃G's magazine編集部も蒼山サグ先生も日高里菜さんもてぃんくる先生も、圧倒的に信頼できるんだよなあ!