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「夜の誕生日会、私凄く楽しみにしてますから!」そんな言葉を聞きながら見送った朝、大切な彼女は二度と帰ってくることはなかった。
故人となったあなたの大切な彼女「井糸 冬(いいと ふゆ)」ちゃんと、幻想である追憶の世界で再会し、ある決断を迫られるストーリー重視の作品です。

冬ちゃんは成績優秀で品行方正、容姿端麗で物腰も柔らかで面倒見もいい、そんな絵に描いたような優秀で真面目で誰からも好かれるような「いい子」です。
しかし、実はゲームが趣味で意外と負けず嫌いな面もある、可愛らしいあなたの大切な大切な彼女です。

そんな冬ちゃんと追憶の世界で再会し、過去は変えられず救済手段ではないものの、幻想の世界で共に温かい時間を過ごします。
その中でのASMR要素として、料理・一緒にゲーム・耳かき・添い寝、などが楽しめます。
CVの石見舞菜香さんの可愛らしく穏やかな声で自然体の冬ちゃんが演じられており、一緒に料理をする時ののんびりした会話や、チーズたっぷりの料理のカロリーに怯えたりする姿がとても可愛く印象的だったのと、ゲーム勝負で負けてふてくされてしまったけど、頭なでなでで機嫌をちょっとずつ直してくれる姿がイチオシの可愛さでした。

ASMR要素を含みつつも悲しい背景が設定だけで終わらずに、キチンとストーリーとして最後まで描かれていきます。

冬ちゃんが名前の通りで季節の「冬」で、温かなあなたは「春」。
冬が終わって春が来て、また冬になって、ずっとずっと季節が巡るように一緒にいたい……そんな思いを込めたあなたのプレゼントとそれを受け止める冬ちゃん。
しんしんと雪のように降り積もるのは、大切な恋人への想いや愛情といった幸せ? それとも大切な人を失った痛みや追憶といった後悔?

甘い花には毒があり、刻まれた時間は変えられず、あなたの後悔をぬぐえるのはあなただけ。
さあ、そんな幻想と追憶の世界で、何を決断しますか?

ぜひお確かめください。