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「ダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し込まれる音声【CV:餅梨あむ】」 へのレビュー

    • 2023年12月25日
      レビュアーオススメ!
      だと思う。

      カスの嘘ではないが、まぁカスの嘘だとでも思って適当に聞いてくれ。

      ASMRには実験的なサウンドを試みる作り手も多い。シロイルカさんなど冒頭に1時間くらいドローンサウンドを入れたりするわで、もはやただのキャラクター音声作品ではない域の作品も生まれたりする魔境のシーンだ。

      今作も音的に色々と面白いところはあるが、殆どは声優さんの比重が大きい。
      そう、このお姉さんの存在が肝なのだ。

      ライムスターのインタビュー記事で読んだが、JAY-Zが何故売れてるのか、それはリリックが面白いから、というのがあると言ってたが(うろ覚え)、
      政治的内容や過激な批判をするにしても、まず面白くなければ聞いてもらえないのだろう。

      今作はエロではない一般のASMRでしかも癒し系作品でもない。
      そりゃ面白くなければ誰も買わんだろう。
      そしてそのコンセプトは発売前から話題になるし試聴の段階で既に惹きつけられた人が多数散見されたので成功と言える。
      各トラックのタイトルも素晴らしい。
      これだけで只者ではないのが伝わってくる。

      そして餅梨あむさん、わからせられるメスガキを演じてるイメージが強かったので最初わからなかったが、こんなお姉さんも演れるのかと驚いた。
      そして見事にその絶妙なトーンでカスの嘘を唱え続ける。
      ヒップホップも長い歴史の中で単に韻を踏むだけではない色んなバリエーションが生まれてきたが、この流し込まれる嘘の魔力はもはや下手なラッパーよりも謎の言霊が宿ってるような気がしてくる。少なくともこんな世迷言を垂れるくらいには俺は洗脳されてる。

      さて、ダラダラとカスみたいなレビュー垂れてきたが、
      こんなの読んでる暇があったらとっとと聞きましょう。

      そしてお姉さんに打ちのめされなさい。
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