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声優の八巻アンナさんの艶やかな低音ボイスが大好きなので発売の報を聞いて即購入しました。

ジャケットを見て『視聴は男性想定かな』と感情移入の面では半ば諦めていましたが聴いてみて驚きました。

自分の容姿の描写で性別がどちらかに思えてしまうようなものはことごとく省かれ、あくまでもフラットな視聴者自身、“わたし”として作品に没入できるつくりをしています。

もちろんそのために作品自身の質が落ちるなどということも全くなく、誰でも飯綱丸龍さん(私は原作を知らないのですが、鴉天狗の中でも地位のあるお方らしく、矜持と自信に満ち溢れた上位者然とした立ち振る舞いをしてくれます。)に甘やかされたり、律されたりする体験をすることができます。

自分は低音ボイスのクールな女性が大好きなレズビアンなのですが本当に購入して大満足でした。後にも先にもこんなにニーズに合った奇跡の一本は出ないかも……とさえ思っています。