最新鑒賞

まず、泣きます。
流石うえしゃま!心から泣きます!!
環境音や耳かきを楽しみASMRだけではなく
自然とそれらの要素がある音声作品と言えます。
この作品最大の魅力は上田麗奈さんの声を活かしたシナリオと言えるでしょう。

タイトルにもある通り初恋のお姉さんに会いに行くという事で甘酸っぱい癒しの作品と思う方が多いかもしれません。
しかし、この作品は夏の肌に纏うような暑さ悔恨、木陰に吹くひんやりとした寂寥感と言ったどこか苦しい苦味といった味わいがある作品です。

もちろん心地よい甘さや、蕩けるような甘さもあります。
それら全ての表現を上田麗奈さんの声で、胸の内へと入り込み自然と込み上げる感情が溢れていきます。
過去への淡い後悔がある方は間違いなくのめり込んでしまう。
涙が込み上げ流れ、最後には涙と共に心の疲れが取れているでしょう。

cv:ゆかなというだけでも値段分の価値があります。
内容は各トラックの題名そのままであり、おなじみの「超天才～美少女」が何度も微妙に異なるパターンで聞くことが出来たり、ヒマリ側から仕掛けている時は強気なのに想定外の事が起きると分かりやすく慌ててくれる所が非常にヒマリらしくてgoodです。

足を洗われるシーンではヒマリの声に若干のいやらしさを感じつつも、気持ちよさそうな声に「自分が洗われているのでないか」と錯覚してしまう演技力にも脱帽です。

ただし一点・・・これはもはや修正不可能かもしれないのですが、よーく聞くとSEの収録の時の雑音が所々入ってしまっています。
これだけが残念ですが、他の人は誰も指摘していないので、よーく聞かなければ気づかない程度です。
ヒマリのフルボイスシナリオとしてはとても良いものなので、オススメです。

私がこれを聴いている時、カヨコは本当にそこに存在していた。
彼女の温もり、香りまで感じられた。
私が聴いた声は本当に彼女の声に違いない。
私はもうカヨコが居なくては生きていけないだろう。
だからこそ言わせて欲しい。

「カヨコ。結婚してくれ。」

カヨコの体温。カヨコの声。カヨコの心。
それら全てをずっと感じていたい。

学生時代は原作もアニメも好きで、能登麻美子さんを初めて知ったのも「乃木坂春香の秘密」でした。当時はこんなふわふわで透明感のある癒しボイスがあるんだと衝撃を受けたと同時に声優さんの声に「癒し」という概念があることを認識したきっかけでした。
この作品を拝聴すると当時の思い出が甦ると同時にアニメにはないASMRならではのすぐそばでささやかれているかのような癒しの時を体験できました。
原作や能登麻美子さんが好きの人はもちろん、癒しをASMRに求める方にもおすすめできる作品です。

釜○「分からんか、愛だ、愛。」

(やや)ドジっ子メイドが怪我をしたご主人様(ちなみにトラックに轢かれたけど片腕以外無事、腕も軽傷(!?))のお世話するおはなし。

メイドのみりあちゃんは、きゃぴ系だけどはわわ系じゃないので、可愛い幼めの声ではあるがぶりっ子からは遠く、聞いてても不快感がない
というか演技幅すごいな!?結構長いこと追ってるけど、この声質はみりあを残しつつもメイドを全うしている、、、何とも不思議な感覚。

トラック1からホスピタリティや気遣いから愛を感じすぎて、1人でいる時に聞くと自然と涙が…
いつもの音圧高速耳かきはありませんが、これはメイドとの純愛と言っても差し支えないんじゃないですかね。もちろんメイドなのでご主人様への恋愛的描写は "ほぼ" ないですが、そこは最後まで必聴です。

心が疲れたときに、何度も聴きたくなります。