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9時間ほどプレイの感想です。

ストーリーがなく、最初から色々なエリアに挑むことができるRPG。弱いエリアであれば弱いドロップアイテムが手に入り、強いエリアに行けば強い装備が狙いやすい。尖った武器などもないので、基本周回して低ドロップなレアアイテムや装備開発に使える素材を集めていきます。

戦闘中心ですが、ザコ敵との戦闘はサクサクとテンポよく進む&1～2ターンで、攻撃だけ選んでサクッと終わる気持ちよさはあります。一方で適正ぐらいの相手では地道にダメージも受けるのでたまに回復する管理感もありますし、ボスはある程度考えないといけないような難易度になっていくので、戦闘自体は非常に楽しめる印象があります。

一方で、わかりやすさ重視で一つ一つの要素の深みが薄い印象もあります。職業変更なども色々ありますが、複数の職業を育てる意味もないですし、装備も色々とある割にそこまで個性がなく、素材要求のアイテムも目に見えて大きく変化するようなものが少なかったりします。周回によるドロップ運ゲーな印象なので、沼ると時間がかかることもあります。

とはいえ、地道に小さな能力値変化を楽しむというような感じもするので、あまり考えずにサクサク戦闘を繰り返し、たまに見かけない装備が手に入ったら装備を見直す。自身で素材の目標をたてて、ボーっと階層絞って同じエリアを行き来して周回する程度のゆるい気持ちで遊べると魅力を感じやすいような気もします。

細かい不満点こそいくつかありますが、長所が光っているような作品ではあると思うので、有償作品1作品目であることを見ると今後の作品が楽しみなサークルさんのようにも思えます。

個人的には疲れたときにボーっと考えずに周回して、素材等やレアアイテムで微妙に強くなってより楽になってきたなぁというのをまったり楽しむのがオススメだと思います。

まるで大草原を白馬で駆けているようなスタイリッシュ×ファンタジーなBGMが豊富だったBGM作品でしたね。
トラックは7×2で構成されており、一本は通常のBGMを基に音程をちょっと変えた仕様となっています。
基本的には熱い展開のBGMが多いですが、やけにおどろおどろしいBGMもありますので、ファンタジーのシリアス感を出す演出等に使えそうです。
お値段の割にはバリエーションが豊富なので、ファンタジー音楽が好きな方はぜひ一聴してほしいですね。

一昔前のRPG作品にありそうなBGM作品でしたが、熱くてポップなモノからボスバトルに使われそうなものまであり結構バリエーションが豊富でしたね。
トラックは全7トラックあり、お値段の割にはボリュームもそこそこそあり、全てのトラックに音程をちょっと変えたトラックも同時についてくるので、色んな楽しみ方が出来そうでしたね。
個人的にはラスボス戦に使われそうな荘厳なBmtwo3が一番好きだったのですが、昔ながらのRPGが好きな方ならぜひ一聴してほしい作風でしたね。

古からの人間と魔族との戦いに飽きた魔王娘が織りなすドタバタコメディ作品でしたが、魔王様が昔懐かしいパワフル娘でなんだかほのぼのしましたねw
今回は部下たちが懸命に作ったラスダンを視察する魔王様でしたが、至る所にあるトラップをぶっ壊しまくってお世話係に怒られまくってもへっちゃらなのが昔のドジっ子魔法少女のような感じがして懐かしい感じがしました。
天然な魔王様が織りなすコメディ作品が好きなら大いに楽しめると思いますので、気になった方はぜひ一度本作を堪能してみてくださいね。

あの有名なカチカチ山が聴ける音声作品。

トラック1では本作の朗読をされている【きさらぎりひ】さんの一問一答コーナーがあり、ラジオのようなフリートークでテンポ良く聴けて面白かったです。

トラック2に入ると、トラック1からBGMが続いているように聞こえる為、朗読パートの切り替わりに少し戸惑いました。

個人的には朗読パートではBGMが少し音が大きいと感じたので、今回の作品ではBGM無しの方がストーリーを集中して聴く事が出来ました。

トラック1が自由なペースでの喋り方だったのに対し、トラック2ではちょっと早いペースでの朗読となっていたと感じたので、少し間を空けて別々に聴くと良いかもしれません。

朗読自体は落ち着いていて、キャラクターの演技もとても良かったです。

ストーリーは『そう言えば結構ハードな話だったな…』と再確認出来て良かったです。(ここで終わり?と最後は思いましたが…)

きさらぎりひさんの朗読とトークが上手だったので、今後も読み聞かせ作品を聴きたいです。