2024年04月09日
「プチコマ」というとても可愛らしいタイトルに反してなかなかに攻撃的な作風となっております。意外性に関してはこの作者様の作品の中でもトップクラスかもしれませんね。例えるのならいつもいっしょに冒険していたマスコットにラスボスの魂が封じられていて、それが肉体を引き裂きながら中から出てくるみたいな・・・。インパクトだけでなく完成度がしっかりと高いのもスゴイです。
2024年04月09日
ピアノ音で構成された曲が多めの印象を持つ作者様の作品ですが、今作はオルガンをメインに作られています。曲調的にはこの作者様の王道なスタイルという感じの曲ですが、オルガンの重たい音で構成されているためかいつもの作品よりもずっと雰囲気が増しています。そのため、メッセージ性がとても強くなっており、何か訴えかけるようなものを感じますね。荘厳でいい感じです。
2024年04月09日
独特な感性を如何なく発揮されており、今日も楽しく聞かせていただきました。序盤からいきなりホラー調の不穏感マシマシで開幕するので初っ端からドキドキしっ放しでしたね。これぞこの作者様の作品!という仕様でとても面白かったです。全体的にレトロな雰囲気をまとっているのでこういう世代の自分にはクリティカルヒットでしたね。電子音好きなんです。
2024年04月09日
2024年04月09日
句集です・・・が、句の印象からどんな絵かを想像するというなかなかに変化球な作品です。句集としてもおもしろく、この作者様らしい独特な言葉遣いというかワードセンスというか・・・とにかくそういった感性が爆発しています。ですので、最後までとても楽しむことができました。音楽作品ばかり注目していましたがこれもアリですね。
2024年04月09日
2024年04月09日
四組の女の子同士のカップルの、胸キュンな日常の一コマを切り取ったコミック作品です。
どのカップルも、愛を注ぐ側と、愛を注がれる側がはっきりと分かれているのが堪らなく美味でした…!二人がベタベタに愛し合うのではなくて、くっついてくる方が決まっていて、それをもう一人がヤレヤレ…と受け入れて…でもやっぱり互いに愛し合っていて。マイナスとプラスが掛け合わされた理想的なカップル達の可愛らしい姿に、思わずニンマリと頬が緩んでしまいました…!
作品を購入する前は、「ペット」という単語に少し抵抗がありました。人間に対して、普通は使わない言葉でしょう。
ですが、聴き手がペットとして、「あめ」として雪音に寄り添うことが重要で、普通ではないことが『特別』であると改めて実感しました。
この作品がどのように特別なのか、
まず主人公は声が出せない」女性となります。
1対1の音声作品では、相手が一方的に話すのは当然のことです。こちらが何かを伝えようとしても次の音声が流れてしまうため、本当はこうしたかった等の入れ違いが出てきます。
物語の最初は、雨が降る場所に私が立たされて、どうしていいのか不安になります。最初から自分が誰なのか、声が出せないでいる状態なので。まさに、音声を聴いている私たちと同じ立場になります。
雪音が声を掛けていなかったら、今頃どうなっていたことでしょう。
そのような状態で、相手にどうやって気持ちを伝えようという不安、自分のことを理解してもらえている喜びを、今まで味わったことがありませんでした。
さきほど説明した通り、音声作品の人物には私たちの声が届かず、どんどん話が進んでいきます。そんな時に、「声が出せない」ことを理解してもらえたことが嬉しいと、強く感じることができました。
雪音については、年の割に落ち着いている、大人びた存在に見えましたが。あめとのやりとりが続くと、子供のような感情が出てきて、年相応の少女の部分が見えていきます。
このように、普段見せない一面が出てくるのは、ペットとして、あめという存在が特別だからです。
高田憂希さんの名前を見て、あまり考えずに購入しましたが、今までの音声作品とは違う特別な作品でした。
何度も『特別』っていう単語を使っているのは、高田さんが出演していた百合アニメで重要だったからです。
高田さんの演じる雪音に、『特別』と言われるたびにドキドキしてしまい、私にとっては特別という表現が馴染む作品となりました。