Nuove recensioni

甘みありヤンデレありな純愛ボイス作品です。
序盤は何の変哲もない清楚な幼馴染との甘い日常風景が展開されています。しかし、中盤以降は少し雰囲気が変わり、一見すると肌触りの良い平穏な生活が築かれるに至った幼馴染の狂愛が描写されます。
甘い部分も素晴らしいのですがとりわけ印象的なのはやはり中盤以降の狂愛部分です。腹の黒い策士的な面が見えつつも必死に平穏な生活を守ろうとする一途で健気な面も見えるため深く感情移入させられます。
中盤ハプニングが導入されていることにより下手をすれば簡単に何もかもが崩れさりかけない状況であることを理解させられるのですがそれもまた狂おしい。遠いのか近いのか来るのか来ないのか分からない破滅を予感させられることで維持されている狭い世界が一種儚い印象に。
最終盤では公園にて過去の会話が繰り広げられるのですがこの場面は単純に幻想的な美しさが感じられます。夜の公園にて、個々としては大人である幼馴染2人が、淀みない子どもの延長線上にあるような関係性で語りあう構図が綺麗に嵌っていますね。この最終盤の直前では脅迫じみた場面も登場するため、最後の場面の静けさはより印象的に感じられました。この場面が最後に在ることで狂愛でありつつ純愛でもあることが自然と腑に落ちる様な気がします。
総じて、この世ならざる愛によって支えられる脆い平穏の中で寄りかかり合う2人という舞台設定がとにかく美しい作品です。
想像で補完する部分は多いため、ヤンデレ共依存といった設定が元々好きな人に特におすすめです。しかし台本のみならず、ユリさんの演技、声と素晴らしい点は多々あるため少しでも気になった人にはぜひ聴いてみて欲しい作品だと思いました。

とても素敵な作品でした。
どの描写をとっても臨場感がとても良く素晴らしく没入しました。
節々の言葉選びが秀逸で石見舞菜香さんの素敵な声もありより一層ストーリーを深めていて後半ほぼ泣きじゃくりながら聞いてました。

石見舞菜香さんも特典のフリートークで仰っていたのですが、最後の最後で本音を溢す冬がとても魅力的でした。
うちに秘めた想いを、隠し切ろうとしたら本音を素直にはきだした等身大の冬がとても大好きです

ジャンルに「純愛」と「狂気」があります。
混ぜたら危険の二つのタグが混在しております。

「君」のことを愛し案じ献身的に支えるも時には焼きもちを焼いたりする優しい幼馴染彼女。
楽し気な日常。微笑ましい光景。どこにでもある景色。境界線の上

「君」のためにナンデモスル彼女。
あれは本当に事故、想定外だったのでしょう。境界線の下
…ほんとに?これが下?

「君は幼馴染の彼女に救われたい。」
救われたいのは「君」の意思?「救う」為の前提条件は?

「私はいつでも君の味方だよ。」
「味方」になる為に必要なのは?

もっと下に気づいた時。「狂気」の意味を知るでしょう。
…いいえ、私が気づいた「下」なんてまだまだ「狂気」の一端に過ぎないのでしょう。

愛ゆえに傍にいたい、愛ゆえに力になりたい、愛ゆえに縋って欲しい。
…ゆえに手に入れたい。
ナ ニ ヲ シ テ デ モ

作者様の魂というか情念というべきか・・・そういったものが詰め込まれたオリジナル作品。様々な音が重なり合うことで全く違う、それこそひとつでは絶対に作り上げられない世界を構築しています。とにかく先の読めない展開に心躍る作風で、ずっとワクワクしていられますね。この高揚感・・・たまらんとです。このどこまでも深い世界観はこの作者様の作品でしか味わえませんね。

作者様の魂というか情念というべきか・・・そういったものが詰め込まれたオリジナル作品。聞いていると様々な感情が呼び起こされて大洪水を引き起こします。悲しげなのにどこか楽し気でそして美しいのにどこか恐ろしい・・・この1曲の中によくぞこれほどの世界観を詰め込めたものだとただただ感心しますね。どこまでも深い闇や深海を想起させる懐の深さがすごいですね。この世界観はヤバいです。

作者様の魂というか情念というべきか・・・そういったものが詰め込まれたオリジナル作品。逆再生のような違和感と不穏感バリバリの曲にミクの機械的ながらも優し気な歌声が合わさることでものすごい化学反応を起こしている作品。終始ホラー調ではあるのですが、終わり方がスッキリとしていますのでサッパリといただけちゃいます。くどくないのでリピートもしやすいです。何杯でもいけちゃいますね。

作者様の魂というか情念というべきか・・・そういったものが詰め込まれたオリジナル作品。どこまでも追いかけてくるノイズの波がとても香ばしいですね。ノイズの不快を感じさせる部分はそのままにしながらどこか安らぎを感じさせるようなところを追加しているあたりは匠の技です。そのおかげで恐ろしくもあり安らぎもあるという唯一無二の世界観を構築することに成功しています。すごいです。

作者様の魂というか情念というべきか・・・そういったものが詰め込まれたオリジナル作品。どれだけ逃げてもどこまでも追いかけてくる謎の存在がいる・・・という情景が浮かびますね。はじめて聞いた時はps1で遊んだバイ〇3の追跡者を思い出しました。Reじゃないほうね。あの衝撃は二度とないと思いましたが、まさかこんなところで出会うとは・・・。インパクト大です。