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メイドさんではありません。ウェイトレスさんです。そこんとこよろしくなのです。
本書によればアキバ界隈のメイド喫茶は100店以上なのだとか。しかし本書は、そこだけにクローズアップせず、喫茶店やファミレス、ケーキ屋さんのウェイトレス、店員の制服中心を貫いております。メイド喫茶系も有名所と一風変わった形態のお店が中心でチョイスがなかなか通好みです。
制服に関する細かなディテールや情報などがイラストともに紹介されており、図鑑の面目躍如。図鑑なのでじろじろ見つめると失礼になるとか気遣い無用です。
こうやって改めて見ると制服の良さが実感できます。コスプレではない仕事着としてのウェイトレスの制服には機能美と装飾美が見事に融合しているのです。
ウェイトレス制服冬の時代から復活の兆しがあるとは往年の勢いがないせいか、おのずと有名店中心の内容ですが、改めて振り返ったり、これから制服に興味を持とうというビギナーにとってはとてもよい取っ掛かりになるかと思います。
2009年11月11日
商業出版も含めて、いまとなっては貴重なウェイトレスさんの制服図鑑です。
個人的にこのシリーズはコミケで、あるいはこのサイトで購入していたのですが、再びめぐり合えるとは、いやはや実に感慨深いです。
もちろん、こんな懐かしい思いになってしまうのは、この本の中でも語られていますが、個性的で華やかだったウェイトレスの制服が減少傾向(というか絶滅寸前?)だからでしょう。
本作は関東、関西を中心に新旧数多くの制服をお店のデータと合わせて収録。すでに今は亡き制服も多く、パンツルックへの移行も目立ちますが、それは時代の流れ、この本のせいではないので致し方ありません。
記述にやや曖昧さが残ったものの久しぶりのウェイトレス図鑑の発刊は素直に喜びたいです。制服系には厳しい時代ですが、復活の兆しもあると語ってくれていますので、今後も続けてほしいところですね。