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変わり者だというただそれだけの理由で周りから嫌われ、誰にも心を開けずにいた家守依知(やもりえち)ちゃんが、先輩の男子から手渡された手紙にかかれた電話番号に電話をかけたことにより、依知ちゃんの心情に少しずつ変化があらわれます。
先輩と電話で言葉を交わすことに喜びを感じていく様子や怖いくらいに真っ直ぐで強烈な感情を先輩に対して抱いていく様子を澤幡かえで様がとても巧みに演じておられます。
また、澤幡かえで様がボーカルを担当している主題歌の「ばけの皮の下で待つ」は作品の世界観にぴったりな楽曲であり、本編の直後に聴くと余韻に浸れること間違いなしです。
この作品を聴き終えたとき、依知ちゃんをなでなでして抱きしめたい衝動にかられました。
愛知県瀬戸市を舞台にした漫画であり、物語は社会人の男性である来人と親の再婚により彼の義理の妹となった美里が喫茶店で話し合う場面から始まります。
一見するとクールな女子高生・美里は話し合いを終えると街をを探索し始め、来人は彼女について行くことになりますが、愛知県瀬戸市は古くから陶業が盛んであり、そのことが要因となって他所では見ることのできない独特の街並みが築きあげられており、美里は独特かつ鋭敏な感性で街並みの細部に宿る魅力を発見していきます。
美里の豊かな感情表現も魅力的で作品の大きな見どころです。
観光ガイドブックやパンフレットの情報だけでは見つけられない当地の街並みの特徴が魅力的に描写されており、この作品を読めばきっとあなたも愛知県瀬戸市を散策してみたくなることでしょう。
仮想空間における耳かきを疑似体験できるという少々風変わりな設定が特徴の作品であり、導入部ではサイエンス・フィクション的な演出がなされているほか、作品中におけるガイドキャラクターのセリフにもそのような単語がちらほらと出てきます。
アップデート後という設定の"EX_MIMIKAKI"ではローションを用いた粘り気のある音の耳かきを楽しむことができます。
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作品の最初からほぼ全編にわたりさりげなく流れる、みやぢ様が実際に録音された環境音は「これこそ田舎の夜」という感じの音で、聴き手を作品の世界観に引き込んでくれます。
お姉さんに優しくよしよしされた後は、皆様も大好きであろう耳かきがは始まるのですが、耳かきの効果音とみやぢ様の気さくだけど丁寧で、優しくゆっくりとした話し方の相乗効果のお陰でかなり癒されました。
最後にはお姉さんにぎゅーされながらの添い寝の場面では至近距離にお姉さんがいるような感じがして安らぎを感じることができるのです。
静かな環境で、優しいお姉さんに思う存分甘えて癒されたいという願望をお持ちの方には特におすすめです。
前作(RJ263985)は、ステンレス製の耳かきをゆっくりと動かして収録した音声でしたが、今作はそれをすばやく動かして収録した音声です。
耳かき棒をすばやく動かすことにより、心地よくありながら耳の中がゾクゾクするような感触を味わえる音になっており、ただ単にすばやく動かしているのではなく丁寧に動かしている感覚が伝わってきます。
今回は片耳づつと両耳同時の2種類が収録されている点も嬉しいです。
前作も一緒に購入して聴き比べるのもよいでしょう。
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ステンレス製耳かきの音声は一般的な木製や竹製のそれと比較すると、音が硬質でイヤフォンを装着して聴くとしっかりと耳かきをされている感覚を味わうことが出来ます。
また、タイトルにもあるとおりゆっくりと耳かき棒を動かして音を収録しているようですが、それにより他の作品と比較して聴いているときの心地よさが増しており、眠気を誘われるほどです。
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