穂積さんのレビュー一覧

  • レビュアーランキング: 5位
    (役に立った数:1,064件)

  • 投稿数ランキング: 144位
    (総レビュー数:261件)

投稿レビュー一覧

  • 江口くんは見逃さない 2 [コアミックス]
    単行本
    江口くんは見逃さない 2
    野澤ゆき子
    594 / 16pt(3%)
    第1巻が各所で話題を呼び、重版出来!日本中の紳士たちが注目する、“ちょいエロ”界の超新星、江口一の“ちょいエロ”探訪、待望の最新刊!
    (16)
    販売日 : 2017年11月20日

    1巻に引き続いて「ちょいエロ」を心がけた作風です。
    "ちょい"とは具体的には、わずかなパンチラ、部分的なブラチラ、全体像には程遠い胸の谷間などです。
    その大前提の上で、この2巻では江口君の慧眼がより極まっています。
    女性自身もスカートがめくれそうなのを押さえたり、男子の視線に気づいて華麗にガードしたり、リアリティがあります。
    しかし、江口君の眼光はその斜め上を行く、と言うよりは人間の盲点を突くのです。
    考えてみれば人間の腕は2本しかないわけで、前を守って、後ろも気を回して「よし!完璧」と思ったら上が疎かになったりするものです。
    江口君はそれを見逃さないのです。
    もっとも、1,2巻通して感じたのは江口君の周囲は美女が多くて羨ましいです。
    母の友人関係、姉の友人関係、同級生女子の姉、だけでは飽き足らず見ず知らずの通行人や電車で隣り合った少女まで、やたらと女性比率が多い印象です。
    言うなれば、そういう環境に自分を置くのも「見逃さない」技術の範疇なのかもしれません。

    1人 が役に立ったと答えています
  • パーリーモンスター [井戸の中]
    マンガ
    パーリーモンスター
    井戸の中
    330 / 30pt(10%)
    好奇心旺盛なユキとリナのちょっとHな思春期本です。
    (2,919)
    販売日 : 2017年10月30日
    • レビュアーオススメ!

    2017年11月03日

    販売区分の年齢制限的に当然と言えば当然ではあるものの、一線は越えません。
    というか男女ならともかく、女同士で一線を越えるとは何を指すのか、我ながら判然としないものの、とにかく服を脱がないので直接的な行為には及びません。
    しかし、裏を返すと実物が無いのをいい事にモーションはほぼ本物に近く、ぎりぎりセーフの連続です。
    仮に、「生えている」女の子だったり「擬似的な棒を装着」していたりしたら間違いなく入っているやつです。
    サンプルに掲載の通り本人らもそれを自覚し、なおかつ遊びのつもりだったのに興奮が高まっている事実に驚き、気まずい雰囲気になるのはリアリティーがあって良いです。
    また、終始脱がずに制服姿なのも好意的に働いています。
    ギャルっぽいナンパなJKらしさが感じられ、日常のじゃれ合いの延長で至ったと実感できます。
    その上で、予想外の恥ずかしさが可愛いです。
    同性だから抱き合おうが上に乗ろうが問題ないと思っていたはずが、実際にやってみると相手に「女」を感じてしまいスイッチが入る描写がたまらなく微笑ましいです。

    25人 が役に立ったと答えています
  • 『WJW』ぴっちりスーツ×本格バトル [泉泉泉]
    マンガ
    『WJW』ぴっちりスーツ×本格バトル
    泉泉泉
    880 / 80pt(10%)
    ぴっちりスーツが弾け飛ぶ…!淑女の格闘技「WJW」を舞台に行われる熱血バトル漫画
    (270)
    販売日 : 2017年10月31日

    相撲と聞くと重量級をイメージしがちです。
    実際、本作にも巨体の選手は登場します。
    しかし、サンプルを見てもわかるようにメインとなるのはスレンダーな、テニスとかバレーが似合いそうな美少女です。
    これは本家の相撲にはない、ボディアーマーの存在が大きいように思えます。
    着用者の体のラインを浮き立たせて美的外観を向上させるだけではなく、ラバーの伸縮性が筋力補助の役割を果たし、体格以上の桁外れなパワーを生み出す効果も併せ持っています。
    その反面、衝撃に対して脆いので、サンプルに出ているような見た目に派手な攻防戦が出来上がるのです。
    ラバーフェチに傾注した作品のようでいて、しっかりとしたカタルシスがスポーツ漫画として魅せてくれます。
    サンプルの後尾にある人物紹介でも明示してありますが、連勝中の女王VS期待の新星という構図がベタながらも熱い展開を盛り立てています。
    そのシリアスな熱さの中で思い出したように顔を出す、脱衣のチラリズムが絶妙な塩梅です。

    5人 が役に立ったと答えています
  • バステティシャン [実業之日本社]
    単行本
    バステティシャン
    大島永遠
    550 / 15pt(3%)
    バストに悩む女性の悩みを解決していく百合テイストおバカギャグ!! おっぱいのふくらみにキミは宇宙を見る!?
    販売日 : 2017年10月28日
    • レビュアーオススメ!

    2017年10月29日

    良くも悪くも懐かしさすら覚える通常運転です。
    同作者様の代名詞「女の園」を標準装備しつつ、得意技である「女の下ネタギャグ」を連発し、さらに真骨頂とも言える「女体の豆知識」を挟み込む隙のない構成です。
    題材が題材だけに、男が一切出てきません。
    厳密に言えば、サンプルに掲示の客が悩みを打ち明ける際に彼氏が登場したものの、思いっきりモブな上に2コマで出番終了なので四捨五入して0と言える範囲です。
    題材が題材だけに、おっぱいだらけです。
    年齢制限が許す限界ギリギリまで、おっぱいを揉んでこねてスパーンします。
    エロスは感じる反面、ムクムクと起き始めた情欲を叩き落とすようなギャグが挟まり、同作者様節が全開なので慣れていない人には寸止め感にイラ立つかもしれません。
    しかし、萎えかけた所に女体の豆知識が披露され、深く知る事による艶やかさがエロスを再燃させる、なんか忙しい作品です。
    とにかく結論としては「この店の施術室に椅子を置いて我が物顔で観察する仕事がしたい」。

  • 白雪姫と黒タイツ (2) [eBookJapan Plus]
    単行本
    白雪姫と黒タイツ (2)
    御影石材
    495 / 13pt(3%)
    ようやく友人関係を築くことができた美玲(みれい)と雪菜(ゆきな)。
    (18)
    販売日 : 2017年10月28日
    • レビュアーオススメ!

    2017年10月29日

    徹頭徹尾、女子しか登場しないので逆にヒロインという用語を使いにくいのですが、便宜上「銀髪お嬢様」通称「白雪姫」をメインヒロインと称します。
    そう見ると1、2巻ともに表紙を飾る、「黒髪ロング・眼鏡・長身・コミュ障女子」が主人公です。
    そして、本作ではライバルヒロインとでも呼ぶべき少女が活躍します。
    この2巻で主人公と一緒に表紙を飾るライバルヒロインはメインヒロインと同じお嬢様育ちでありながら、趣味趣向やイメージカラーの面で対照的で、ことあるごとに競い合っていたらしいのです。
    しかし、そのライバル関係に編入生である主人公が巻き込まれ、台風の目となるのが本作です。
    いえ、それだと言い方が上品すぎるかもしれません。
    白黒お嬢様2人がかりで主人公を翻弄し、遊び倒し、性のじゃなくて百合愛の捌け口にするラブラブな内容です。
    つまり、黒髪が綺麗で、眼鏡が似合う、背の高くて出る所の出た少女を愛でたい人向けの百合百合作品です。

  • 女子高生のつれづれ 2 [コアミックス]
    単行本
    女子高生のつれづれ 2
    三本コヨリ
    594 / 16pt(3%)
    「女子トイレでおしゃべりする内容ってどんなこと?」「初めてのオトナ下着着用の感想は?」男子禁制のちょ…
    販売日 : 2017年10月20日

    1巻の時もその感はありましたが、この2巻では「女子校あるある」を拡大し、「女子の油断した姿」までスポットを当てています。
    サンプルに目次ページが載っているので、それを見ればある程度は内容の予想が付くかもしれません。
    個人的には第21話「掃除のポイント」が気になりました。
    羨ましい、凄く凄く羨ましいです。
    掃除に集中している&女子しかいない学校内で二重に油断した時間に、学生服が見せる隙はもはや桃源郷です。
    もちろん、男にはわからない女子あるあるも健在です。
    女子校であっても、スカートの下に安全対策をしていると言うのは新鮮な情報で、その対策も人それぞれ違いがあるのは男には知り得ない重要情報です。

  • 女主任・岸見栄子(2) [竹書房]
    単行本
    女主任・岸見栄子(2)
    小武
    693 / 18pt(3%)
    スーパー総務レディの天然お色気交渉術!
    (45)
    販売日 : 2017年10月17日
    • レビュアーオススメ!

    2017年10月18日

    この2巻では新しい女が目立ちます。
    それはサンプルにも出ているように文字通りの新キャラだったり、1巻から登場していたけどスポットが当たっていなかっただけだったり、とにかくメインヒロイン以外の女が華を咲かせています。
    本作に限らず2巻と言う長期タイトルが直面するマンネリ化の打開策としては順当です。
    しかし、本作のそれは少し趣きが異なります。
    軸はブレないと言うか、あくまで脇は脇と言うか、話の作り方が上手いと感心いたしました。
    強力な対抗馬を投入して、メインを食ってしまうケースは枚挙にいとまがないと思いますが、本作では違います。
    無論、手を抜いた魅力の薄いキャラではないのはサンプルからも分かるはずです。
    お色気接待が専門のメインヒロインと競うような美女が男達の視線を奪います。
    ところが、比較対象が居るからこそ、改めてメインヒロインの良さが染み入ってきます。
    バトル漫画のように大見得を切って拳で返り討ちにするわけではないものの、さりげない気配りや実務的な営業力の高さを再確認させ、「実はデキる女だったんだ」と驚かされます。
    それと並行して、嫌みのないお色気を振りまいてくれる上質な完成度です。

  • 貞操逆転世界1 [キルタイムコミュニケーション]
    単行本
    貞操逆転世界1
    万太郎(画), 天原(作)
    660 / 18pt(3%)
    目覚めるとそこは、男女の貞操観念だけが逆転した世界だった!? 貞操逆転世界に迷い込んだ、悩める女子高生の日常コメディー第1巻。
    (1,527)
    販売日 : 2017年10月15日

    すでにDLsiteのR18同人コーナーでも大好評を博しているシリーズ(SRI0000011106)が作画と一部設定を一新して商業単行本化された物です。

    まず作画に関しては一目瞭然、同人の作者様がネーム担当に収まり、新たに作画担当を設けています。
    歯に衣着せて言えば、同人版は独特な画風なので、肌に合わない人も居るかもしれません。
    それが万人受けしやすい絵柄で再構築されつつも、同人版と共通の登場人物はキャラデザに面影が残っていたりします。

    次に設定に関しては「男女の貞操観念だけが逆転した世界」という根幹は堅持しつつ、大転換が起きています。
    つまり同人版では主人公が男子生徒である一方、本作では女子生徒なのです。
    これに伴い、方向性が少し舵を切った印象です。
    この「貞操逆転世界」では女子がエロい事しか頭になく、男子のガードが固いのはサンプルからもわかると思います。
    同人版だとそんな異世界に混ざり込んだ「本来の」男子生徒が女子の尻の軽さに驚きつつも、ここぞとばかりにイチャイチャする、いわば需要と供給が怖いくらいに合致した現象を描いています。
    しかし、本作だと主人公は「本来の」女子なので、友人達の淫乱な言動にドン引き、女性向けエロが氾濫する世の中に頭を抱える、狂言回しでありツッコみ担当です。
    語弊を承知で言い換えると、エロ重視の同人版、ギャグ重視の本作と感じました。
    ただ、本作が超健全にクリーニングされてしまっているかと言うと断じて違います。
    何度も言いますが、「男女の貞操観念が逆」なのです。
    それが何を意味するか、「本来の」男は半裸になっても恥ずかしがったりしないのが逆になるのです。
    本作でも充分過ぎるくらいのエロですし、むしろ女性視点に傾いている分、同人版よりもさらに斬新な女の性欲を見せつけてくれる仕様で完成しています。

    23人 が役に立ったと答えています
  • GOODMORNING xxxPrincess [MARBLE DOG]
    マンガ
    GOODMORNING xxxPrincess
    MARBLE DOG
    220 / 20pt(10%)
    巨デブケモちゃんが起きて着替えるシーンだけの短いまんがです。
    (88)
    販売日 : 2017年10月11日

    世間一般にどうかはさておき、個人的には新感覚な作品でした。
    どこら辺が斬新かと言うと、重量感です。
    一人で満足に着替えができないほど太った女性、これは床が抜けそうなくらいの重量感を受けます。
    全身が毛皮に覆われたケモノ系女子、これはモフモフして触ると気持ちよさそうです。
    本作は両者が一体化しています。
    つまり万が一下敷きになったら圧死してしまいそうな巨体でありながら、その毛皮の厚みが衝撃を和らげてくれそうな淡い期待も抱けるのです。
    そして、満を持して、そのフワフワのボディに押し潰されたい衝動に駆られます。

  • ふたりのじかん(1) [竹書房]
    単行本
    ふたりのじかん(1)
    おにお
    682 / 18pt(3%)
    マジメな高校一年生・真田文人には気になるセンパイがいる。
    (11)
    販売日 : 2017年10月04日
    • レビュアーオススメ!

    2017年10月05日

    端的に言えば純情な後輩男子と無防備な先輩女子のラブコメです。
    いえ、厳密な狭義に則るとラブコメの枠からは追い出されるかもしれません。
    やっぱり王道のラブコメと言ったら、ラブの矢印と矢印が交錯してスパゲッティみたいに絡まった複雑さが醍醐味だと思います。
    しかし、本作は矢印が一本しかありません。
    後輩男子の太くて熱い矢印があるだけです。
    女子側の矢印は存在するのかどうか、少なくともこの1巻では見えてきません。
    ところが、だからこそ厄介であり、本作の根幹の部分なのです。
    つまり普通のラブコメなら男子と女子が居てくっ付いて完でしょうが、本作は片方が恐ろしいまでに好意に鈍感です。
    女性ならば男の熱視線に敏感に気づきそうな所を本作のヒロインは全くの無自覚で、それゆえに際どいポーズやスキンシップを躊躇しません。
    純情な青少年の性衝動を刺激して仕方がない行動の数々を丸でハニートラップかのように、鮮やかにやってのけます。
    サンプルのページはその実例です。
    そりゃミニスカートの太腿が置いてあったら見てしまって当然です。
    いっそ、叱ってくれたり、軽蔑してくれたりした方が気が楽になりそうなのに、そうはならないハラハラドキドキのチラリズムフェチ本です。

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