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端的に言えば純情な後輩男子と無防備な先輩女子のラブコメです。
いえ、厳密な狭義に則るとラブコメの枠からは追い出されるかもしれません。
やっぱり王道のラブコメと言ったら、ラブの矢印と矢印が交錯してスパゲッティみたいに絡まった複雑さが醍醐味だと思います。
しかし、本作は矢印が一本しかありません。
後輩男子の太くて熱い矢印があるだけです。
女子側の矢印は存在するのかどうか、少なくともこの1巻では見えてきません。
ところが、だからこそ厄介であり、本作の根幹の部分なのです。
つまり普通のラブコメなら男子と女子が居てくっ付いて完でしょうが、本作は片方が恐ろしいまでに好意に鈍感です。
女性ならば男の熱視線に敏感に気づきそうな所を本作のヒロインは全くの無自覚で、それゆえに際どいポーズやスキンシップを躊躇しません。
純情な青少年の性衝動を刺激して仕方がない行動の数々を丸でハニートラップかのように、鮮やかにやってのけます。
サンプルのページはその実例です。
そりゃミニスカートの太腿が置いてあったら見てしまって当然です。
いっそ、叱ってくれたり、軽蔑してくれたりした方が気が楽になりそうなのに、そうはならないハラハラドキドキのチラリズムフェチ本です。
Genre yang dipilih pengulas
03/10/2017
26/08/2017
[作品内容]の記述と[著者一覧作品]の欄を見比べれば、収録作品の全てがすでに単話で販売済みだとわかるはずです。
正直言って私も全話すでに購入済みです。
しかし、気が付いたら本作も買っていました。
理由は簡単です。
この作者様の絵が好き過ぎるからです。
男のリビドーを精密になぞるような素晴らしく綺麗な女体美には感服させられます。
【制作ノート】では育児の合間に描いていて遅筆になってしまったのを卑下していらっしゃいますが、これだけ美麗な絵なのであれば、待つだけの甲斐はあります。
そこに軽妙かつバカバカしいギャグストーリーが融合し、エロさとテンポの良さで群を抜いています。
Genre yang dipilih pengulas
Oh!Great!と言いたくなるような素晴らしく美麗な作画に見惚れて購入しました。
蓋を開けてみるとその画力はそのままに、サンプルで公開されているページからは想像もつかない超展開に駆け上がって行く作品です。
もっとも、大まかな方向性は[ジャンルタグ]が物語っています。
つまりは少年漫画のような王道ファンタジーバトルをしつつも、青年コミックらしく適度なエロを散りばめた作品です。
ノルマでもあるんじゃないかってくらい、おっぱいポロリが頻発する印象で、躍動感のある構図でHなハプニングを彩っています。
OL+バトルアクションというのはあまり見ない組み合わせで、端正な絵も相まって魅力を高めています。
それら全てを踏まえた上で主人公の個性が際立っています。
[作品内容]に書いてあるように主人公のOLはエレベーターガールに憧れるものの、希望の職場からは遠ざかり意気消沈しています。
一方で、日々の生活や仕事ぶりは天真爛漫というか能天気というか、リアクションも喜怒哀楽も激しく、見ていて面白い反面、こんな娘がそばに居たら疲れるだろうなと思います。
しかし、話が進むにつれて立派に主人公の素質を持った天性を見せ始め、惹きこませてくれます。
Genre yang dipilih pengulas
ハッキリ言ってキ○ナアイといきなり言われて聞いたこともない人の方が多いと思います。
キ○ナアイさんの長い歴史の中では私もつい最近知ったばかりのにわか野郎のたぐいです。
それでも、初めて見た瞬間から心を鷲掴みにされてしまいました。
あのAIとは思えない流暢なトークスキル、止まる事のないアクション、内部事情ぶっちゃけスタイル等々、色々斬新で驚かされ笑わされました。
と、ここまでは元ネタであるキ○ナアイさんへの情熱です。
肝心な本作はフルカラー漫画で、キ○ナアイさんのプロフィールやこれまでの軌跡を紹介する内容です。
動画を見ていた身からすると懐かしさを感じ、再度見返してみようと思わせる効能がありました。
反対に、初見の人にとっては入門編として申し分ないダイジェストの機能を有しています。
Genre yang dipilih pengulas
08/08/2017
奇想天外な初期設定を起点とするショートストーリーが詰まった短編集です。
ご親切にサンプルに目次ページが掲載されているので、それを見ればわかるように全23話収録で、一話あたりは8ページで統一されています。
23話もあるだけに、変な表現ですが、定番な奇想天外から奇怪な奇想天外までバリエーション豊かです。
前者の筆頭なのがサンプルに掲載され、目次で言うと1話目にあたる「いれかわ」です。
人とぶつかると入れ替わってしまう体質の少年が女の体で、Hなトラブルに巻き込まれる話です。
男女入れ替わりと言えば奇抜ではあるものの、大ヒット映画でもお馴染みの定番です。
反対に、後者の代表例は表紙を飾っている「おおつま」だと個人的には思います。
絵を見てもわかるように、容姿としては何の変哲もない日本の奥様でありながら、身長は紛れもない巨人という類を見ない作風です。
引きの絵ではビル群が巨大奥様の腰の高さにも届いていない怪獣のようなサイズ感ではあるものの、周囲の町の人は見慣れた光景らしく、恐れる様子もなく順応しているのがシュールさを際立てています。
その人並み外れた巨大さは性欲の解消には不都合なようで、好機を得た彼女が自分を抑えられなくなってしまうダイナミックなエロを提供してくれます。
以上の2例からわかるようにタイトルの平仮名4文字は端的に主旨を表した単語となっていて、他の21話はそこからある程度想像がつくかもしれません。
奇想天外すぎて馬鹿馬鹿しい話もありますが、っていうか大半がそんな感じですが、それでも一応はエロとして機能している所が感心してしまいます。
ハッキリ言って全弾命中する人は少ないかもしれない反面、下手な鉄砲も数~の論理で一定の打率は確約できる作品です。
Genre yang dipilih pengulas
おかしいと思ったんですよ。
前編・中編と読んで来て、貧家の少女は少し短気な所はあるけど健康的で義に厚いし、富裕の少女は少し金持ちの鼻にかけた所はあるけど献身的で思いやりを持っているし、どちらかに致命的な落ち度があるようには見えませんでした。
種が明かされてみれば、納得と言うか、不条理と言うか、歪みを一手に引き受けている存在に気づかされ、パズルのピースがはまった爽快感に襲われました。
今にして思えば伏線の隠し方が巧妙で、前編の時点で二人の関係はハッキリと明言しているし、中編の時点で屈曲の正体は示唆されていたと再認識させられ、まさに謎解きの醍醐味が感じられました。
そして、感情描写が秀逸です。
貧家の少女の激情、富裕の少女の葛藤、どちらも自らの信念に従いつつも、片方は自分を責め、片方は相手を励ます、高純度な百合カップリングが素晴らしいです。
蛇足ですが、この後編を開く前に、クイズみたいに「諸悪の根源」を予想しておくことをお勧めします。
当たり外れで楽しみが倍増すること請け合いです。
私は「誰?」は当たりましたが、「何故?」は外れました。
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15/07/2017
非常に女性らしい観点の作品と言うのが率直な感想です。
サンプルに出ている、ばっちりメイクをしてから勇者と対戦などが好例ですが、個人的には露出度過多な服装に対する周囲の反応が最も印象的でした。
仮に男性的な観点ならば、魔王様のセクシーな格好は嬉しい限りであり、なんなら魔王様自身もセックスシンボルであることを意識したヤバい女として描かれるまで有り得ます。
しかし、本作の魔王様は部下からいやらしい視線を向けられている事に少なからずドン引いていて、胸元を手で隠す仕草が妙に乙女チックです。
つまりは作品全体として、リアルに羞恥心を持って、割とすぐにへこむ今時女子が感じられます。
それでいて魔王なので、勇者を迎え撃たなければならないのに、戦闘とは全く違った所を気にして一向に先に進まない「ある視点部門」の作品です。
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24/06/2017
魅力その1:超無口で無愛想なのに百面相
サンプルにも掲載の冒頭ページで語られていますが、本作のヒロインは半ば機械的なくらい無愛想です。
仕事に支障が出ないのか不思議なくらい、本当に数えるほどの単語しか口にしません。
その一方で、自分の世界に入っている時は意外と表情豊かです。
お気に入りのロケット鉛筆をウットリと眺め、文具知識で思わぬ敗北を喫しては頬を膨らませて拗ねたり、カラーペンで妙に女の自信を高めてドヤ顔を決めてきたり、元からの美人ぶりとも相まって一々可愛いです。
魅力その2:男心をくすぐる郷愁
[作品内容]に登場文具のラインナップが書いてありますが、ロケット鉛筆はもちろん、多機能筆箱やスーパーカー消しゴムなどはどちらかと言えば女子よりも男の子の方が夢中になったアイテムではないでしょうか。
それを美人OLが少年みたいに目を輝かせて、自慢げに遊ぶ光景は男から見れば親近感が湧いてきます。
特に、一見すると真面目そうなOLが筆箱を変形・合体させて楽しむ姿は一種のギャップ萌えです。
魅力その3:文具に夢中になると他が疎かになる
この美人OLは本当に文具が大好きです。
しかし、だからこそ文具以外が目に入らなくなることがあります。
読者視点を代行する主任が気になってチラチラ見ているのに気づかないのはその筆頭ではあるものの、まだ序の口です。
これの真骨頂は「社員旅行編」で発揮されます。
旅館に泊まります。
普段はビジネススタイルなOLさんも浴衣を着ています。
浴衣って激しく動くとズレてきます。
つまりそう言う事です。
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主人公はビール党の呑兵衛です。
主人公の友人もビール党の呑兵衛です。
主人公の友人の後輩はビール苦手舌だけど呑兵衛に付き合ってくれる良い子です。
描き下ろしも含めて全16話収録されていますが、モブを除いた主要登場人物はこの3人だけです。
つまりは仲の良いOLが飲む話です。
個人的には呑兵衛でもないし、コミュ障をこじらせて外食すら気が進まないくらいなのですが、本作を読んでいると凄くビールが飲みたくなります。
ビール嫌い舌の自分ですら、この感染力なので普段から飲む人にとっては準備万端で酒を用意しておかないと禁断症状が出るレベルかもしれません。
飯テロならぬビールテロ漫画と言っても過言ではありません。
それと言うのも、主人公達の飲みっぷりが旨そうだから以外の何物でもありません。
初めて入った怪しげな店の感想を言い合い、馴染みの店では安らぎを感じ、酔いが回ったら変なテンションではしゃいで、チープなつまみでも興奮するリアルな飲みの姿がここにあります。
そして、女子3人に違った可愛さがあります。
旨い喉越しのためなら浮いた行動もグイグイ行っちゃうボケ担当、明るい髪色とは裏腹に一番の常識人なツッコみ担当、呑兵衛のハイペースに付いて行く苦労人の遊撃手、性別はともかく誰しも思い当る友人が居るのではないでしょうか。
一方で、女3人だからと言って安易に萌えを求めず、むしろ仕事終わりのOLの疲労感がぐったりと伝わってきます。
しかし、だからこそビールが旨そうだし、あてが美味そうなのです。
余談ですが、個人的には4話過ぎたあたりでイメージCVがほぼ決定し、脳内再生しながら読んでいました。
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