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2017年01月17日
とても気弱なわかさぎ姫。
泡沫に消えそうなほど儚い人魚。
霧の湖でそっと話しかけて、ゆっくりと語る彼女の隣で横になれば、あなたはいかに愛に包まれているかを感じることができるでしょう。
全体として、儚い雰囲気のまま眠りに『堕ちて』いくことができるでしょう。(落ちる、ではなく。)
おまけのマーメイド喫茶は…
完全個室制メイド喫茶でだだ甘耳かきとかしていただけますよ。
本編とは内容の繋がりはないので完全に独立して楽しむ事が出来ます(本編では人と話すこと自体が久しぶりレベルで、おまけは接客業の店員ですから。)
はっきりと「催眠をかける」という宣言はありませんが、現代催眠の手法を用いています。そのため、こっちもしっかり催眠入眠音声として機能しています。
ただし、飲み物や食べ物をいただいた際の味覚を催眠の一部に用いている関係上、控え目にいっても飯テロです。
こっちは空腹状態で聞くと逆に寝れなくなるかもしれません。(催眠自体、空腹より満たされていたほうがかかりやすいですしね)
耳かきなどのASMR要素もあるため、催眠関係なく入眠音声としてもご利用できます。
なお、東方入眠抄シリーズ共通の特徴として「催眠音声の最後は切ない(ただし寝落ちしていると聞けない)」がありますが、今回は両方とも催眠音声ですね。
何が言いたいかは、寝落ちせず最後まで聞いた者の特権ですのでここではコメントを差し控えさせていただきます。
――泡沫に夢を見る彼女に、救いを与えられるのは、あなただけです。
なお、本編おまけ双方ともにウロコをすりすりします。わかさぎ姫といえばウロコすりすりです。東方キャラは数多しといえどもウロコすりすりはわかさぎ姫の特権です。ウロコ可愛いよウロコ。生臭さやぬめりがないか気にするあたりも可愛いよ(フェチ並の感想)
2016年12月11日
ハイレゾ版配布終了後の購入です
催眠風味の導入と優しい声が合わさり、とても安らかに眠ることができます。
風味、と銘打ってはいますが、Six Senses様は後々の作品で催眠音声作品を手がけていくことになります。そのため、ありがちな「なんちゃって催眠風」よりきちんとやっていると思います。
(ドイツ語版も雰囲気はとてもいいのですが、私は言語が理解できる日本語版のほうがよく眠れました。前述の催眠誘導風の影響がここで現れたと思います)
催眠(風味)スクリプトはシンプルな構成ですが、丁寧な言葉選びと雰囲気作りがとてもいい仕事をしてくれます。余計なセリフで安眠を阻害されません。
また、Six Senses様の作品全体における特徴ですが、一般的なバイノーラル録音より囁きの距離感が非常に短いです。一般的なものが耳元で囁くとすれば、これは耳の穴の内側に唇が触れそうな位置で囁かれるような感覚でしょうか。
とりあえず、安眠したい人も、耳元囁きフェチな人も、買う価値は十分にあります。自信を持ってお勧めできます。
通常音質版でこのレベルなら、ハイレゾ版はどれだけ素晴らしかったのだろうか…(たぶん波の音がもっと良かったのだろうなぁ)
2016年12月09日
今までのシリーズでは、催眠をある程度深化させてからBGMを流していましたが、今回はファイル03最初(つまりタイトルコール後の本編最初)からBGMが流れます。
注意事項時点からどSの鱗片を覗かせてくれますが、もちろん本編もどSでございます。
さて、今回は「片思い」ですが、それはちゃんと「どS(ど親切)」的な意味でちゃんと理由があります。
ゆうかりんは優しいどS。はっきりわかんだね。
なお、催眠術のタイプは「変身モノ」です。ゆうかりんに愛されるなら花にならなきゃな!\ユウカチャン!/
一方、おまけ音声は本編の微妙な距離感や切なさ等を見事に吹っ飛ばすデレツン魔法少女(物理)です。警告が世界観の無視等に言及していますので、ちゃんと警告も聞いてね?
おまけもしっかり入眠催眠音声やっていますので、二本でこの値段ならかなりお買い得ではないでしょうか。
なお、両方とも季節の描写はないため、季節を問わずご使用いただけます。(リリーやレティの際は季節的な描写が必須でしたが、ゆうかりんは「四季のフラワーマスター」ですし。)
2016年11月24日
今回はあなたのお宅に日向さんが来てくれます。
舞台が違うので、当然生活音も違います。ここが(音フェチ的には)休日屋シリーズの中で非常に大きな違いです。機械駆動音もいいものだ…
キャラクター紹介に書かれているように、最近体重計が怖いというネタは、意外と食いしん坊属性という可愛らしさの追加だけではなく、多彩な食事場面を自然に提供する一助となっています。
それ故に多彩な咀嚼音も楽しむことができますが、その咀嚼音も日向さんらしく、上品で丁寧な印象を受けます。咀嚼音がASMRとして感じにくかった諸兄も、この作品から楽しめるようになるかもしれません。
ASMRを広く人々に知ってほしいという、とみみ氏の信念を感じさせてくれる一品ではないでしょうか。
全年齢作品のため冗談でもえっちぃネタは怒られます、むしろ全力ですねます。
でも恋仲ですのでキスはあります。あるんです(大切なことなので二度言いました)
あと、作中に一言ぽろっと出ただけなのですが、休日屋には安土姉妹の他にお手伝いさんがいるようです。
(以下は完全に予測に基づく私見です)休日屋の性質上、普通の人間のお手伝いとは考えにくいです。
新キャラの可能性もあるのですが、とみみ氏の作品で「耳かきに関係するお店の手伝いをしている、恐らく人外であろう人物」が【鈴の音を聞きに】(RJ181362)で登場しています。名言はされていませんが、関係があるかもしれません。
休日屋シリーズはこれで完結しても、休日屋ワールドはこれからも広がっていくのかも、しれませんね。
2016年11月07日
料理に例えるなら、一摘みの上質な塩。
味を引き締め、甘みを引き出します。
ただの塩なら、簡易な気分転換をすればその役割を果たせるでしょう。
しかし、これは上質の塩。○○産の岩塩だとか、にがりをどの程度含有しているとか、そういった「コダワリの一品」を味わいたい際に使いたいものです。
音声作品の入門としては、これ単体に味付けがあるわけではないので楽しみにくいでしょう(舌が肥えていないと、普通の塩と岩塩の違いはわからないものです)
しかし!音声作品に慣れてきた諸氏ならば、これは「持っていて当たり前」です。
ソムリエが、いいソムリエナイフを使うように。
バイノーラル録音作品のファンが、いいイヤホンを使うように。
長距離を運転するドライバーが、手袋を用いるように。
この作品は、皆さんの「音声作品ライフ」を豊かに、そして上質にすることでしょう。
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2016年11月01日
パルスィといえばヤンデレの代名詞の一角。何しろ「パルい」が嫉妬しているの意味で通用したり、「パルパルパル」が嫉妬している擬音で通用するほどです。
元ネタの橋姫伝説(京都の実在の伝説)を知れば、彼女の狂おしいほどの嫉妬や恋人(リスナー)への依存性も、十二分に理解できることでしょう。
こんなに切なくて愛おしい(あと嫉妬深い)彼女を裏切ることなんて、出来るはずもない。
さて、東方入眠抄シリーズは催眠の技法を用いた入眠音声作品です。それぞれの看板キャラクターは催眠術を用いることができ、眠りにつかせてくれるという訳なのですが…
このパルスィさん、他の催眠音声(この催眠音声以外)に対して特に嫉妬します。本編中も、他の催眠音声にうつつを抜かしていないか疑って怖い空気が流れるのです。
それを前提に御覧ください。今回のおまけ音声、これは【他の催眠音声を聞いた直後に聞く】仕様なのです。
内容はお察しいただけましたね?
おすすめの使用法は【解除音声】代わりに【おまけ音声】をぶち込むという、『浮気ベッドシーンで、何も知らないヤンデレ彼女が鼻歌交じりに帰ってきてしまった』かのような、天国から地獄にぶち落とされる感覚が味わえる方法です(R-18作品と合わせるならば、文字通りの意味になります)。
なお、Re:Volte様の作品は入眠音声であるという性質上解除音声が存在しません。この楽しみ方をするなら、他作者の作品も合わせて楽しむほうがいいでしょう。
(Re:Volte 様の他の作品と合わせても内容が矛盾するわけではないので、使用上の問題はありません…むしろ東方の世界観で統一したいのならば積極的な使用でいいでしょう。ただ、私個人の話ですがおまけ音声の前に【本編】を聞いたら寝落ちしておまけが聞けなくなります。)
2016年09月15日
高熱を出してぶっ倒れた貴方を、看病してくれる音声です。
彼女は社会人で、仕事もしている(本編中は有給とってます)人物となっています。
いわゆる妹系やロリ系ではなく、対等な社会人とお付き合いしていると思っていただければ伝わりやすいでしょう。
普段は問題なく一人暮らしをしている男性でも、病気の時は気弱になるものです。幼少の頃の、温かい家族の手当を思い出し、里心が湧いてくることすらあるかもしれません。
そんな風に、心も身体も弱り切った時。甲斐甲斐しく、そして気遣いをしてくれる優しい彼女が看病してくれたら…
そんな、折れそうな心を支えてくれる音声です。
仕事休む程度の風邪ひいた時に聞いたら、寝すぎて寝れなかった状態から寝ることができました。
(結果、よく休むことができて、翌日から仕事が再開できました。薬物のような直接的な効果はなくても、ストレス低減や静養による効果で、治癒の一助になったと考えています。人間の免疫系はストレスによって働きが非常に抑えられてしまう仕組みになっているので…)
注意点として、2つ。
1.【本気でやばそうな時はちゃんと医者に行きましょう】
ただの感冒ならともかく、インフルエンザとか、ノロウィルスとか、心の癒やしより先に命の保全と爆発的感染の予防が必要な事態もありうるので!(切実)
2.【平熱によっては描写が不自然に…】
高熱がだんだん下がってくる描写がありますが、自身の平熱が高いと、自身の平熱より低い温度で「下がってきたね(下がりきったとは言ってない)」と言われる可能性があります。私は平熱が37.0℃をやや下回る程度のため、この状態になりました。気にする人は気にするかも?
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2016年09月14日
前作から新キャラを引っさげ、ついに登場。
今回は、梵天がないとき、代わりに彼女の×××を使用したり、癒やしに弦楽器に必須な○○を使用したりと、使用する道具もバリエーション豊かになっています。
新キャラも空気の読めるいい子ですし、今後が更に期待できますね。
ビャクのお店も気になるところですが…(耳かき関係らしい)
あと、テンが拗ねるシーンが非常に可愛らしい。
テン(10)からビャク(100)と来たので次作はセン(1000)でも来るのかな?と勝手に新キャラ予想してます。次回、出たらすぐ買うと思います。
2016年09月14日
休日屋シリーズに次ぐ新たな癒やし。
休日屋は『1日を癒やして過ごしてもらう』がコンセプトなのに対し、こちらは『彼女の下に通うことで深まっていく関係性と、訪れた際の状況(天候等)による差異』が挙げられます。
耳かきや環境音に癒やされるASMR大好きな音フェチにとっては、よりバリエーションの多い音で癒やされるという状況になるわけです。
今回のヒロイン、テンについては…
休日屋の例もありますし、耳や尻尾はコスプレ(自称)ですし、その上【コスプレ趣味の巫女ならば戸惑わないはずの返答で戸惑う】描写もあるので、恐らく人外である事が示唆されています。神社の祭神なのか、妖狐なのか、その辺ははっきりしていません。続編に期待ですね。
2016年08月25日
『アリスイ○ナイトメア』をご存知でしょうか。
かの有名な「不思議の国のアリス」のその後の物語というコンセプトは数あり、それが悪夢であるというネタもあります。
『アリスイ○ナイトメア』はその手の作品の先駆けとなった名作です。
まず、「子供の頃夢のなかで不思議の国で遊んでいたら、火事で家族全滅→精神病院行き」という夢も希望もありはしない状態で、カウンセリングを受けながらアリスの見る夢というブチ切れた設定が素晴らしい。(ここまでOPムービー)
この美しくも儚い、狂気と絶望に覆われた夢の世界を細かく案内してくれる、まるで悪夢のような本です(褒め言葉)
そもそも、アリスイ○ナイトメアの同人自体が希少で、しかも本家ゲームの難易度がかなり高くいことで敷居が高いのでしょう…
出てくる怪物の生態も、設定も、果てはイラストまで細かく、アリスイ○ナイトメアのファンならば買って損はありません。
また、アリスイ○ナイトメアに興味の出た人はお守り代わりに買っておくといいでしょう。攻略が詰まった時に、この本は答えをくれることでしょう。
少なくとも、チュシャ猫のヒントよりは解りやすく、ね。