黒淡雪さんのレビュー一覧

販売日が2013年、最終アプデが2015年12月――。
それでも全然曲調が古いと感じないですし、1・2・3のバンドル版と併せて最前線で使用して行けるクォリティです。
収録曲数のボリュームもたっぷりある上に、何よりセール時の気前の良過ぎる割引と、本当に良い買い物でした。
ゲーム作りをされる方も、普通に良い音楽が聴きたいだけの方もおススメ致します。

社交性に乏しく控え目で依存っ気が強くて、ちょっぴりヤンデレラな時もあるけど、
それら全てが愛おしい黒崎愛ちゃんとのいちゃラブ通話物語――。
今作がシリーズ第三弾であり、そして最終話となっています。
ただ、この作品以降もサークル様からは続編が販売されていますね。
愛ちゃんとの通話物語が続く事は個人的に大歓迎なので、今後とも是非、新作を制作し続けてもらえると嬉しいです。

今作では前二作にて少し――或いは強く鑑賞者が感じていたであろう“愛ちゃんの脆さ”に対して、一つのピリオドが打たれています。
少なくとも前二作の段階では、本人が自分の中の弱さや欠点と向き合う素振りを見せていませんでしたので、この展開には驚きました。
ですがこの展開があったからこそ、この地味告シリーズが一つの『ドラマ』として素晴らしい形に仕上がったのだと思います。
正直感動しました。最初の作品を聴いた時から愛ちゃんの依存気の強さや気の弱さが気になっていた為、トラック5を聴いた瞬間に衝撃が走りましたよ。
本当にキャラの成長が感じられたり、時間の流れを感じたりする作品は好きです。物語として素晴らしいんです。

なお、作中に前述したシリアスな部分が有っても、基本は今まで通りの雰囲気が大半ですね。
相変わらず聴いてて壁ドン&口から砂吐きしたくなるほど甘々ないちゃラブ通話しています。
また、愛ちゃんの成長を描いたトラック5とは別ベクトルでシリアスなパートもありました。
聴いている途中、「流石にこれは冗談だよね……?」と思いつつも少しnice boat.な脳内映像が浮かんだりする。
そういうシリアスさです。

最後だけど最後じゃない――。けれども地味告シリーズの一つの節目となる今作品――。
これはオススメ致します。特に前二作を聴いた上で鑑賞する事を強く推奨致しますね。

あの黒崎愛ちゃんとの甘くてニヤニヤが止まらない至福の通話タイムが帰って来ました!
今作も従来のシリーズ同様、地味でぼっちなクラスメイトだった(過去形)黒崎愛ちゃんと電話でお話する形式となってます!
前作で主人公への依存を無くす決意を表明していた愛ちゃんですが、果たして今作はどうなっているのか?
その答えを知るべく、自分はタイトルを見付けると同時に即行でカートに入れました!

さて、今作では愛ちゃんが田舎へ帰省していますので、作中殆どの場面で癒し効果の高いBGSが流れていますね。
夏の定番である蝉の声に、田舎の夜の風物詩とも言える蛙の声――。
そして主役の愛ちゃんも、相変わらず甘々でニヤニヤが止まらない台詞をたんまりと口にしてくれます。
特に冒頭トラック1の初っ端から「好き……」で始まる出だしは最高でした。

前作で主人公への依存を無くす決意を固めた愛ちゃんですが、やはりまだ完全には抜け出せていない御様子です。
いまだに主人公と一定時間以上話せなくなる事や、主人公から嫌われる事を恐れている印象ですね。
ただ、それでも以前のように強烈な不安に駆られて声を震わせるような場面はなくなりました。
加えて自分に自信が付いたのか、「私なんか……」という台詞を言わなくなったもの大きな変化です。
そしてトラック5・6では――。

残念ながら自分がレビューを書いた頃は、まだ『主題歌』が入っていませんでした。
何でもサークル様のこだわりとふてg……で間に合わなかったみたいです。
『あとがき』を読む限り、五月中には主題歌と歌詞をアプデで配信予定とのこと。
それまではじっくりと待つ事に致しましょう。

安定の雲井制作様だけあって、今作も本当に高い青春値といちゃラブ成分を発揮しています。
これはオススメですね。是非高校生編三作も耳にした上で聴いて頂きたいです。

ツクール用のBGM素材が欲しくて購入しました。ボリュームと他の方のレビューを読んだ事が切っ掛けですね。
割と頻繁にセールで割引対象となっている商品の為、自分もセール価格で購入しています。

三つのBGM素材セットのバンドルという事もあり、収録曲総数は恐ろしい数となっています。
現時点でvol1に190近く、vol2に73、vol3に68曲あり、vol2からは無限ループ対応も用意されています。
どれも品質が良いですし、これだけ数が有れば長編でも3～6本くらいはゲームが作れそうですね。
勿論BGM被りを無しにしての話です。普通にプレイヤー等に入れて聴くのも悪くないですし、これは本当に良い商品でした。

大正時代モノであり、和装少女璋子と主人公のデザインが気に入りましたので購入しました。
このお話の段階ではまだ登場人物の紹介程度であり、とくにこれと言った物語の進展はありません。
しかし絵とキャラが好みである為、続きを買おうかと考え中ですね。
本編は基本的にシリアスですが、最後のおまけの一頁だけはデフォルメ有りのギャグ漫画調でした。

ツクールを所持しているのでそれに使用出来る音楽素材を探していたら目に留まりました。
正直お値段に対してかなりの数の曲が入っており、各トラックもテーマとなるタイトルが記載されていたので嬉しかったです。
自分は過去に、無機質なタイトルで『トラック1・トラック2……』と言った表記の素材を購入した事がありましたが、
やはりタイトルが付いている方が再生前から大まかなイメージが掴めて良いですね。

少し変わり種の曲としては、バッハ・アレンジや巡音ルカのvocalを入れたモノもありました。
バッハ・アレンジはちゃんとフォルダ分けされていますし、ボカロの曲もちゃんと記載がありますのでどのトラックかは一目瞭然です。
普通な事なのかも知れませんが、やっぱり丁寧に整理されている商品は嬉しいですね。
それでいて高クォリティ&高コスパなので言う事なしです。

……なお、余談の駄文になりますが、
自分は既にこの商品が入っていたバンドル版を購入しており、その事に気付かずにこちらも購入してしまいました……orz
完全に私個人の落ち度ですが、もしも同じようにバンドル版を購入済みの方が居ましたらご注意を。
こんな馬鹿やる人間は私だけで良い。

※このレビューは大きなネタバレを含みます。

主人公とヒロインが電話で会話をする音声作品『地味告シリーズ』第二弾――。
今作では比較的少女漫画のような場面が多く、王道にして鉄板とも言えるシーンが豊富でした。
特にトラック3とトラック5はお気に入りです。王道鉄板故に先の展開は読めるものの、
それを期待以上のクォリティに仕上げてくれていますので、本当に台本作りがお見事ですね。
こうした作品は一度読んだ後で何度も読み返す本のように繰り返し聴いています。

レビューのタイトルにも書きましたが、今作ではヒロインの“心の弱さ”が表れているシーンも多いです。
自分に自信がなくて、好きな人への依存気があって、社交性に乏しい部分もあって――。
有り触れた『萌え音声』の場合、これらの特徴と欠点はヒロインの魅力の一つとして片付けられる事が多いです。
しかしこの地味告シリーズでは、こうしたメンタルの弱さも含めて一つのドラマを描く大切な要素となっていますね。
今作にて表れていたヒロインの弱さは第三弾の締めに続く大きな伏線となっており、
その事実に気付いた瞬間、自分は改めてこのシリーズの凄さを思い知らされました。

サークル雲井制作様が送る地味告シリーズは、本当に素晴らしい作品です。
ただ単純にヒロインの黒崎愛ちゃんが可愛いだけでなく、一つのドラマとしても高い完成度を誇る傑作でした。
これは是非ともおススメ致します。この作品のみならず、地味告シリーズ全てをおススメ致しますね。

このシリーズは少々変わったコンセプトの音声でして、主人公(貴方)は常にヒロインと電話で話している体で話が進みますね。
また各トラックの分け方も『その日の夜』という形を取っていますので、
話題も昼間の出来事に関するものや、「ごめん、夜遅くに電話して大丈夫?」などのやり取りが多いです。

以下三作通しての内容のレビューとなりますが、
正直に申し上げますと、これは単なる二次元イメージに留まらず、相手の姿を三次元で想像しても相当ハマると思いました。
とにかく『電話越しのやり取り』というものにリアリティがあり、加えて青春ポイントの高い会話が多いので、
何と言いますか……こう、胸にグッと来るものがあるんですよ。
本当に聴いててときめきます。
ヒロインである黒崎愛ちゃんのキャラクター、及びcvのはやかわあいさんの演技も素晴らしいの一言に尽きますね。

そして一作目と二作目では、内気でネガティブな傾向が強いヒロインに(タイトル通りベタ惚れで)慕われたり、
ちょっと気まずい雰囲気になれどもすぐさまべらぼうに愛おしくなったりする内容がメインです。
ですがそこまで聴いた時点で自分はふと、とある疑問と不安を抱くようになりました。
三作目のフリートークを聴く限り、それはどうやらcvを務めたはやかわさんも同じだった様子ですね。
しかし三作目の内容では、正にその疑問や不安に対する答が示されており、構成の上手さに思わず鳥肌が立ちました。
ヒロインの可愛さや愛おしさを前面に押し出しつつも、一方でしっかりと欠点も描いていて、それを鑑賞者に感じさせる。
そして本編完結となる三作目で見事に解答を示し、感動の最終回に持って行く流れは涙が出ます。

極めて高い青春値とときめき要素を持ち、それでいて人の成長も感じさせるドラマ性も秘めた傑作――。
これはオススメ致します。是非とも三作纏めて聴いてみて下さい。

りおらぼ様の漫画初購読です。バナー広告で見かけたのが購入の切っ掛けですね。
タイトルに1とあるように冒頭の話となっており、今はまだ物語が始まったばかりの段階です。
簡潔に大概を書くならば、『黒玉』と呼ばれる怪異が視えること以外は普通の女子高生だった『桜』が、
双子の従者と出会い、土地を守護する姫神様の生まれ変わりである事を告げられます。
そして翌日、何やらクラスメイトの友人の様子がおかしいようで――。

表紙も含めて絵は非常に綺麗であり、また従者たちの狐姿も可愛いデザインとなっていますね。
今後の展開に期待です。

むつ屋様の前作シリーズがお気に入りでしたので、今作品も目に入った瞬間に購入しました。
今作は最初の方こそほのぼのラブコメと言いますか、ギャグ四コマらしいノリに仕上がっておりますが、
締めの方では白鷹さんも雀ヶ野君も、意外と“業の深いキャラ”である事が明かされますね。
ほんわかして明るい感じのイラストと、モノローグの文面のギャップが良い味出ています。
しかしその一方で、ほんわかした空気は最後まで完全に消滅する事がありませんでした。

人によってはちょっぴり狂気を感じるかも知れませんが、
そういう特徴も含めてこの漫画の魅力だと思いますので、これはおススメしたい商品ですね。
むつ屋様の描く漫画はどれも面白いです。