Sonaさんのレビュー一覧

男と生まれたからには誰でも一生のうち一度は夢見る
「女の方は自分を恋愛対象して見ていないからこそグイグイ来るもんだからタジタジになってしまうシチュエーション」

「【女オタの友達に同人誌ネタにされるASMR】美少女JKと一緒にドキドキ♪オトナの同人マンガ制作」とは「女の方は自分を恋愛対象して見ていないからこそグイグイ来るもんだからタジタジになってしまうシチュエーション」が叶う音声作品のことである!

本作品のヒロインである芹沢りんちゃんは聴き手である主人公を恋愛対象としては意識しておらず、なんなら片思いしている先生が居るという設定なので同人誌を作るための検証として様々なことを聴き手に仕掛けてきます。

シリアスになったかと思えば次の瞬間にはテンション高めのオタク女子に戻っているのでこちらは常にドギマギしっぱなし、こんな美人でおっぺえのでっけえおなごに色々されたら冷静では居られませんよ…!!

でもエピローグではりんちゃんの気持ちにも変化が現れたりなんかしちゃって…!

うーん、これは2人の物語の続きが気になりますぞ～!!

隙あらば自分語りで申し訳ないのですが、私は十代の多感な時期をほぼ男子校で過ごしたので青春の中におなごは居ません。
故に10代のおなごって完全に創作の中の生き物なので、実際におなごと過ごした方にとっては「こんなやつおらんやろ!」と思うのかもしれませんが、りんちゃんみたいなおなごと友達以上恋人未満な…振り返れば「あれ俺がグイグイいけばイケたんじゃないの…?」みたいな青春がうらやましゅうてうらやましゅうて…本作を聞いていたら存在しない青春が脳内に溢れ出しました。

4人で高尾山を登頂するやつ～♪
えっちな成分が～一切無い動画も～♪
好き 好き 大好き～♪

私はささやきネシオロジのメインチャンネルではなく日常ネシオロジや胡桃ふゅさんの個人チャンネルをよく見ています。元々胡桃ふゅさんが過去に行っていたような動画コンテンツが面白くて追う切っ掛けになったので。

胡桃ふゅさんと狐今あまねさんがメインチャンネルでいわゆるASMR系のコンテンツをアップしていることは知っていたのですが、入り口が面白系の動画だったため、お二人のちょっとえっちであろうコンテンツを聴くことになんとなく気恥ずかしさがあるため未視聴でした。

そういったこともあり、お二人の面白ぬきの真面目な演技をあまり把握していなかったのですが、凄くいいじゃないですか…!

本作は全年齢向けの作品なので当然ズコバコするようなシーンはありませんがアールグレイさんでお馴染みの「え、全年齢なのにここまでやっちゃうの!?」というシチュエーションは健在なので「お客様!!あーっ!!困ります!!お客様!!あーっ!!全年齢作品で!えっちなチッス!!あーっ!!蠱惑的な囁き!!!僕らの息子が起きてしまいます!!あーっ!!」

これはアーグレイさんがお二人の演じるキャラクターの選定するディレクションも良かったというのもあったと思うんですが、真面目なパートも違和感なく聴くことができたのでもっと早く聴いていればよかったです。

トラック3では胡桃ふゅさんが面白系の動画で発する声になっている場面もあったりして、それはそれクスっとさせてくれるのもよきです。

また本編はもちろん良かったことは当然としてフリートークが良かったですね。普段の動画や配信で見せてくれるような、お二人が楽しそうに喋っている様子を聴くと「これこれこれなんだよな!」と思いました。

作品のタイトルにあるように、聴き手であるあなたに懐いている後輩との日々を描いた作品です。

あくまでも「懐いている」というのがポイントで
もし主人公とヒロイン氷室永璃花ちゃんの2人が
最終的に恋仲になるとしたら
折り返し地点にいるかどうかのあたり
好感度を得ていることは間違いないのですが
主人公と付き合う直前というほどの感触はありません。

だが、それがいい!

音声作品は美少女ゲームなどの媒体と異なり
尺が限られているため
聴き手とヒロインの関係は
初めから高い好感度に設定する(あるいは恋仲である)か
駆け足気味で急接近することが多い印象ですが
本作は最後まで良き先輩と後輩の微笑ましい関係で終わっています。

血糖値が上がるほどに
甘いらぶらぶちゅっちゅな関係もそれはそれで良い物ですが
本作ぐらいにほのかに甘い関係性を描いた日常も良いですよね…!

氷室永璃花ちゃんはキャラクター紹介で「ドライな性格」と評されています。
しかし、聴き手である主人公には
そういった態度を取っている印象はありません。
むしろよく懐いてくれていることを
感じさせてくれるキャラクターなのですが
作中では数ヶ月は時間が経過していること
聴き手との関係は良好でも
リップクリームの盗難被害の際には
隣の席の女の子に犯人扱いされてしまうことから
聴き手に対しての特別懐いていることが窺えます。

あんまり人に懐かない猫が特定の人だけには何故か懐いている
みたいなことなんでしょう。

とはいえ主人公との関係性を築いたことで
氷室永璃花ちゃんも変化が訪れていることは確かなので
もう少し進んだ2人の関係性も是非見てみたいですね!

もうちょっと好感度高まったあとに
主人公が誰かに告白されちゃったりなんかして
最初はお祝いしようとするんですけど
自分の先輩への気持ちに気付いちゃって上手くお祝いできない…
というか先輩は告白を断っていて一安心…みたいな氷室永璃花ちゃんが見たいです。

不思議な世界観の音声作品でした。

夏を感じる空気の中、付喪神的なおなごにお世話され癒やされるお話。

たたみさんの独特の喋り方に演じる藍沢夏癒さんの
落ち着いた雰囲気のお声が合っており
聞いているとなんだか副交感神経が高まるような感覚がありました。

全年齢作品は全年齢ギリギリのラインを攻める作品もありますが
本作はKENNZEN癒やしよりなので
体が直接的なスケベを求めていないときには
こういった耳に染みこんでくるような作品が助かります。
例えるなら丁寧にお出汁を取ったお吸い物のような味わいがあります。染みるね…。

それはそれとしてたたみさんのキャラクターデザイン良いですね。
本同梱されているキャラクター設定書の通り
スレンダーな体型で服装に関しても上半身は和装風で露出が少なめなので
ここまでだと昨今のキャラクターにありがちな
スケベてんこ盛りな要素は感じられません。

しかし、インナーがハイレグカットのレオタード風で
下半身に関してはインナー+レギンス風のサイハイソックスとフェチに溢れています。
私は水着やレオタードなど
体のラインが出るピタッとしたコスチュームを好んでいるので
たたみさんのデザインにグッと来ました。

一見するとわかりませんがジャケットイラストも…Beautiful…
すまんがお股をしまってくれないか…ワシには強すぎる…。

聴き手に関しては1人で小旅行に来ており
たたみさんにお兄さんと呼ばれているので
おそらく20代前半ぐらいを想定されているキャラクターなのかなと思いますが
こんな見た目の子に介抱やらお世話されたら
私だったら絶対に性癖狂っちゃうし
布団とか引いてくれてるときに目のやり場に困っちゃう。
たたみさんが無邪気な良い子だから葛藤するけど
最終的に一緒に寝るときにい草の匂いを感じながら
たたみさんのお体に顔をうずめて
たたみさんはちょっと困った顔をしながら受け入れてくれて…
そんな感じで布団に包まっていたいです。

2番目同士に好きな同士でつきあって、お互い一番好きな人と付き合えたら別れる…そんなことができるだろうか、いやできまい(反語)。

男からの目線しか私にはわかりませんが、究極嫌いじゃないおなごがなんらかのアプローチをしてきたらそれだけで好きになっちゃうから!!男ってそういうもんだから…!

きっとおなご側も嫌悪感がない男子であればおそらく似たようなモノなはず…だってSNSとか見るとそういう話いっぱいあるし(偏見)。

リアルでやってたらちょっとまあ、ケーベツしちゃうかもしれないけど創作の世界なら綺麗に見えちゃう不思議、どんどん本気になっていくあかねにドキドキ。

「でもね、私バカだからね、こうやってキスしたり抱き合ったりしてると、どんどん好きになっちゃうんだ。桐島くんのこと、一番好きになっちゃうんだ」

ええんやで…。

それでは僕はあかねに文学作品をささやかれてこようと思います。ダスヴィダーニャ。

あ、個人的には本編のトラック4の添い寝部分のみループ対応させたおまけトラックであったら嬉しいです!!

音声作品って数時間の枠の中でインスタントな癒やしやイヤらしを求める需要に応えている作品が多いと思います。
したがってシナリオは概ねわかりやすいハッピーエンドであることが多いですし、それはそれで正しいと思います。

一方本作品はメリーバッドエンド、作中の人物にとっては幸せであっても受け手にとっては解釈が変わるような結末を迎える作品です。好みがわかれるところではあると思いますが、視聴後は良質なシナリオゲームをプレイしたような感覚を味わえたのでとても良かったです。

本作品のようなシチュエーションの場合、多くのヒロインは最終的に主人公のこれからを思って送り出すケースが多いかと思いますが、冬ちゃんの選んだ選択肢は一緒に永遠の世界を生きること…まさか音声作品でこんな重いシナリオを聴くと思っていなかったので非常に驚きましたが、石見舞菜香さん演じる冬ちゃんの演技が素晴らしく冬ちゃんの思いを吐露するシーンではこみ上げてくるものがありました。

Spicaさんの作品は早期購入でおまけとして寝息と心音のループ音がついてくるのですが、本編を聴いたあとだと「ああ、これは永遠の世界を生きている主人公が冬ちゃんに抱きしめられているときに聴いている音なんだな～」と心が揺さぶられる物があります。

私は作中の主人公のように誰かにここまで慕われたことがないのですが、冬ちゃんみたいな可愛い後輩にここまで慕ってくれるなら正直この2人だけの世界で永遠に生き続けたいかもしれません。

創作だとそういった苦痛の無い幻のような世界で生き続けるのは間違っているというような書かれ方をすることが多いですが、昨今の世界を生き続けるのなら自分を慕ってくれる人間に抱きしめられながら世界が崩壊するまでを過ごしたいですね。

若山詩音さん演じるみなるがとにかく可愛い作品でした。
メイクだけに留まらず最終的には女装と撮影を行い興奮気味になるみなるの演技がバリよかったです。

かわいいよぉの言い方が本当に可愛い。可愛いのはお前じゃい!

私は可愛い女の子になりたい願望があるので是非みなるの実験台になりたい…。

好きなことになると早口饒舌になる女の子っていいよね。

男と生まれたからには誰でも一生のうち一度は夢見る「お金持ちのお嬢様に執事として雇われる」

クラスの陰キャお嬢様の執事になりましたASMR～お嬢様と癒しの温泉旅行～とは「お金持ちのお嬢様に執事として雇われる」が叶う音声作品のことである!

『クラスの陰キャお嬢様の執事になりました』ASMR ～執事見習い修行&お嬢様に甘やかされる執事の毎日～の続編の続編がまさかリリースされるとは生きてて良かった～!

ひづき夜宵先生が描く静久お嬢様だけでも破壊力抜群にKAWAIIのにそこに小原好美さんの素敵なお声が付いたらもうそれは無双なんよ。

聴き手である執事と静久お嬢様の関係性は漫画作品のナンバリング1を読むとよくわかるのですが基本人見知りの静久お嬢様が執事に向けて全面的に信頼して好いてくれている関係性が良いですよね。美しい。

そんな2人が一緒に行く温泉旅行…ああ…微笑ましい…温泉にちなんだ音声作品なのでこちらの心まで温まったような…本作はもちろん、前作の良かったのでこれからもっともっと静久お嬢様の音声作品が聴きたいです。

やっぱり小原好美さんのお声は最高だぜー!!

雨嘉さんに指南されながら作るケーキ…猫さんの手にしないと危ないよとされた注意。
雨嘉さんにあーんされながら食べるケーキ…甘くて美味しいね…。
雨嘉さんにされる耳かき…かきかき…気持ち良いね。
雨嘉さんと一緒に入るサウナと水風呂…雨嘉さんの入った水風呂…なんていうか……その…良いお出汁が出てそうですよね…飲んでも…いいかな…?

そしてサウナ豆知識と一緒に見上げた星空…体が冷え切ってしまうことを心配してくれるYASASHISA…一緒に部屋に戻るまで繋いだ手と手。
お着替えまで手伝ってくれるホスピタリティ…サウナ後に積極的に水分補給を薦めてお水を飲むとよくできましたと褒めてくれる…溢れるバブみ…そして雨嘉さんとの同衾…音声作品なのに何故かどこからか良い香りがするような錯覚…。

それらが僕のAll my treasures.

雨嘉さんと過ごした素敵な時間、地球に生まれてよかったー!!

うわー!うわーー!!なんだー!なんなんだー!!この作品はー!?何これー!?えっえっえっ…何コレー!!?

いや最初は聴き手である主人公の回想を音声として聴くタイプの作品なんだな～って思うじゃないですか～!

あ～!なるほどなるほど!上田麗奈さんのヒーリングボイスに癒やされるタイプの～!あーはいはい!これこれユーザーのニーズに応えてるタイプのやつ～!優しい甘やかし系のお姉さん好き～!男の子の90%以上は好いているはず～!あ～こんな癒やし系の素敵なお姉さんに思春期におでここっつんなんてしたら狂っちゃう～!その後の人生に影響及ぼすレベルで狂っちゃうよ～!!現にこの夏の思い出を回想してる～!!うっひょー!!胸なんて借りたらヤバイ～ヤバヤバヤバヤババババ!!様々な甘やかしで脳とろけちゃう～!!なんて考えながらトラック6まで聴いていたら何か急に空気変わるじゃないですか。え何急にどしたん小夏ちゃん…。

え、何、よくある聴き手を濃厚なメープルシロップに浸けて甘やかすタイプの作品かと思って弛緩しながら聴いてたら急に脳に氷水をぶち込まれたような感覚…!油断してたぜ…この作品単なる癒し甘やかし音声作品をフリをしながらその実、良質なシナリオで視聴者を魂を揺さぶってくるタイプの音声作品じゃねえか!!この作品を作ったシェフを呼んでくれ!!シェフー!!

というかシークレットトラックを聴いたら変わる認識～!!まず導入からミスリードを誘われていたやつ～!!回想していたのは聴き手じゃなかったやつ～!!でも最初の認識も間違って無くて両方同じだったやつ～!!あ～聴き手と小夏ちゃんに幸あれー!!

という体験が約100分の音声に収められていました。

10日限定特典は寝息ループ音声のために購入したのですがシナリオがとても良かったので台本が嬉しい。

既に予告されている同サークルの石見舞菜香の作品今から楽しみです。ありがとうございました。