心温まるストーリーに惚れました。孤独を抱えた主人公と虐げられてきた奴隷のレイちゃん。キャラクター設定がシンプルだと思いきや物語が進んでいくに連れて非常に細かな設定が垣間見え、奥深さを感じました。こういった裏側の設定は作品の完成度を高める上で欠かせない要素だと思います。りとさんの演技にも顕著に出ていて違和感を全く感じずに作品の世界に没頭する事が出来ました。特にすごいなと思ったのは、辛い記憶がフラッシュバックして泣いてしまうシーンです。聴き手の感情に働きかけて来るあの演技は唯一無二だと思いました。此方の作品は最後まで一気に聴くことをお勧めします。聴き終わった時に心が晴れやかになる事でしょう。