larl的赏析一览

追加ダンジョンは相変わらずボリューム満点。追加キャラも個性的で、戦術の幅が広がります。
新装備や新たな強化手段も用意されており、既存のキャラをさらに強化することも可能。東方キャラが好きな方にはぜひおすすめしたい作品です。

注意点として、ダンジョン最深部の解放や移動速度の向上・ミニマップアイコンの改善・戦闘中の敵の弱点･耐性表示などを適用するには、作者様のサイトから最新パッチをダウンロードする必要があります。
ただしこれによりキャラグラフィックが変化するのでよく確認しておきましょう。一応、以前のバージョンの画像を用意すれば差し替えることは可能です。

世界樹の迷宮とは異なり各キャラが全く違うスキルを持っており、個性豊かな仲間たちを使いこなすことで強敵を倒してきます。幸い攻略wikiが充実しているので能力の把握や詰まった時の対処はそちらを参考すると楽になります。
戦闘難易度はかなり高いですが、その分突破できた際の喜びもひとしお。歯ごたえのあるゲームが好きな方におすすめです。ちなみに「ブレイブレベル」(ボス戦の推奨レベルのようなもの)はあくまでパーティの平均レベルを参照するので、レベルを偏らせることを覚えておくとよいかもしれません。

一方、システム面で不便な点もあります。
・ダンジョン内の移動速度が遅い
・ミニマップの表示アイコンが分かりづらい
・ダンジョン内ではスキルの詳細や敵の弱点･耐性を確認できない
・セーブ･ロード時に必ずセーブデータ1が選択される
幸いこれらのいくつかは別売りのプラスディスクの最新パッチで改善されるので、快適にプレイしたい方は併せての購入をおすすめします。

マップを探索し、敵を倒し、素材を集めて装備を作り、魔法やギフト、スキルを揃えて強くなり、ストーリーを進めていく。そんなゲームです。

ストーリーに関しては中盤はややあっさりしていますが、終盤に差し掛かると意外な真実が明らかになります。
主人公は女性で、途中で少年1人と少女1人が仲間になります。自宅で色々喋ってくれるので、ゲームが終わるころには愛着が湧いてくることでしょう。

装備品は基本的に、敵がドロップする素材とお金を使って製作する方式。
素材は各エリアに出現する敵と戦闘することで回収できるほか、闘技場に行けば何度も同じ敵と戦えるので不足素材を狙いやすいです。
少々ネタバレになりますが、レアドロップ品である「真珠」を集めると有用なアイテムが作れるので、ある場所を何度か周回してみるといいかもしれません。

戦闘に関しては、最初は単純なパズルなのですが、ゲームを進行するにしたがって様々な要素が追加されていきます。
例えば赤の石の一部がハート型になって、チェインを組むとHPが回復します。緑の石の一部は爆弾型になって、チェインを組むと全体攻撃ができます。
また各色に応じて魔法のゲージが溜まるので、「今はこの魔法を使いたいからこの色が優先」というように頭を使うことになります。
これらの要素を駆使して強敵に打ち勝った時の達成感はひとしお。ゲーム初心者から上級者まで、幅広くお勧めできる作品です。