(このレビューが個人の感じた内容に過ぎず、人によって感じ方が異なる可能性があるということを先に断っておきます。)
まず、声優さんの声に爽やかなかわいらしさがあり、ボクっ子口調と非常に合っていると思いました。
話の進むスピードもそれほど速くはなく、BGMも相俟って非常にゆったりとした印象を受けました。
それと同時に、タイムリミットを感じさせるような言葉もあり、言葉の端々から切なさが溢れていると思いました。
そして何と言っても、魔法使いの少女が語るストーリーに感動しました。かなり涙腺を攻めてきていますね。
世界が崩壊していき、大切な人の存在すらも記憶から消えてしまう状況の中で、たった独り残された悲しみを「昔話」として話す少女の声は、どこか泣きそうだという印象すら受けました。
シナリオも、声優さんの演技も、言葉では表し切れないほどに素晴らしいと感じました。
こんなに素晴らしい作品がたった100円(税別)でいいのかと心配になってしまうほどの作品です。